運営者
Bitlet
姉妹サービス
kokalog - 国会
yonalog - 47都道府県議会
nisalog - 東京23区議会
serelog - 政令指定都市議会
hokkaidolog - 北海道内市区町村議会
aomorilog - 青森県内市区町村議会
iwatelog - 岩手県内市区町村議会
miyagilog - 宮城県内市区町村議会
akitalog - 秋田県内市区町村議会
yamagatalog - 山形県内市区町村議会
fukushimalog - 福島県内市区町村議会
ibarakilog - 茨城県内市区町村議会
tochigilog - 栃木県内市区町村議会
gunmalog - 群馬県内市区町村議会
saitamalog - 埼玉県内市区町村議会
chibalog - 千葉県内市区町村議会
tokyolog - 東京都内市区町村議会
kanagawalog - 神奈川県内市区町村議会
nigatalog - 新潟県内市区町村議会
toyamalog - 富山県内市区町村議会
ishikawalog - 石川県内市区町村議会
fukuilog - 福井県内市区町村議会
yamanashilog - 山梨県内市区町村議会
naganolog - 長野県内市区町村議会
gifulog - 岐阜県内市区町村議会
sizuokalog - 静岡県内市区町村議会
aichilog - 愛知県内市区町村議会
mielog - 三重県内市区町村議会
shigalog - 滋賀県内市区町村議会
kyotolog - 京都府内市区町村議会
osakalog - 大阪府内市区町村議会
hyogolog - 兵庫県内市区町村議会
naralog - 奈良県内市区町村議会
wakayamalog - 和歌山県内市区町村議会
tottorilog - 鳥取県内市区町村議会
shimanelog - 島根県内市区町村議会
okayamalog - 岡山県内市区町村議会
hiroshimalog - 広島県内市区町村議会
yamaguchilog - 山口県内市区町村議会
tokushimalog - 徳島県内市区町村議会
kagawalog - 香川県内市区町村議会
ehimelog - 愛媛県内市区町村議会
kochilog - 高知県内市区町村議会
fukuokalog - 福岡県内市区町村議会
sagalog - 佐賀県内市区町村議会
nagasakilog - 長崎県内市区町村議会
kumamotolog - 熊本県内市区町村議会
oitalog - 大分県内市区町村議会
miyazakilog - 宮崎県内市区町村議会
kagoshimalog - 鹿児島県内市区町村議会
okinawalog - 沖縄県内市区町村議会
使い方
FAQ
このサイトについて
|
login
×
kokalog - 国会議事録検索
2016-02-24 第190回国会 衆議院 農林水産委員会 第1号
公式Web版
会議録情報
0
本
国会召集日
(
平成
二十八年一月四日)(月曜日)(午前零時現在)における本
委員
は、次のとおりである。
委員長
江藤
拓君
理事
あべ
俊子
君
理事
小里
泰弘
君
理事
宮腰
光寛
君
理事
吉川
貴盛君
理事
渡辺
孝一
君
理事
玉木雄一郎
君
理事
松木けんこう君
理事
石田
祝稔
君
井野
俊郎
君
伊藤信太郎
君
池田
道孝
君
今枝宗一郎
君
加藤
寛治
君
勝沼
栄明君
小泉進次郎
君
瀬戸
隆一
君
武部
新君
中川
郁子
君
中谷
真一
君
西川
公也
君
橋本
英教
君
古川
康君
細田
健一
君
前川
恵君
宮路
拓馬
君 簗
和生
君
山本
拓君 井出
庸生
君
金子
恵美
君
岸本
周平
君
小山
展弘
君
佐々木隆博
君
福島
伸享
君
稲津
久君
佐藤
英道
君
斉藤
和子
君
畠山
和也
君
村岡
敏英
君
仲里
利信
君
—————————————
一月四日
江藤拓
君
委員長辞任
につき、その
補欠
として
小里泰弘
君が議院において、
委員長
に選任された。
平成
二十八年二月二十四日(水曜日) 午後一時
開議
出席委員
委員長
小里
泰弘
君
理事
江藤
拓君
理事
小泉進次郎
君
理事
宮腰
光寛
君
理事
簗
和生
君
理事
吉川
貴盛君
理事
渡辺
孝一
君
理事
岸本
周平
君
理事
横山
博幸
君
理事
上田
勇君
井野
俊郎
君
伊藤信太郎
君
池田
道孝
君
今枝宗一郎
君
加藤
寛治
君
勝沼
栄明君
瀬戸
隆一
君
武部
新君
中川
郁子
君
中谷
真一
君
西川
公也
君
橋本
英教
君
古川
康君
細田
健一
君
前川
恵君
宮路
拓馬
君
山本
拓君
金子
恵美
君
小山
展弘
君
佐々木隆博
君
鈴木
貴子
君
福島
伸享
君
稲津
久君
佐藤
英道
君
斉藤
和子
君
畠山
和也
君
村岡
敏英
君
仲里
利信
君 …………………………………
農林水産大臣
森山
裕君
農林水産
副
大臣
伊東
良孝
君
農林水産
副
大臣
齋藤 健君
農林水産大臣政務官
加藤
寛治
君
農林水産大臣政務官
佐藤
英道
君
農林水産委員会専門員
石上 智君
—————————————
委員
の
異動
一月四日
辞任
補欠選任
玉木雄一郎
君
鈴木
貴子
君 松木けんこう君
横山
博幸
君
石田
祝稔
君
上田
勇君 二月二十四日
理事小里泰弘
君一月四日
委員長就任
につき、その
補欠
として
江藤拓
君が
理事
に当選した。 同日
理事玉木雄一郎
君、松木けんこう君及び
石田祝稔
君一月四日
委員辞任
につき、その
補欠
として
岸本周平
君、
横山博幸
君及び
上田勇
君が
理事
に当選した。 同日
理事
あべ
俊子
君及び
渡辺孝一
君同日
理事辞任
につき、その
補欠
として
小泉進次郎
君及び
簗和生
君が
理事
に当選した。
—————————————
一月四日
農業者戸別所得補償法案
(
岸本周平
君外五名
提出
、第百八十九回
国会衆法
第一三号)
農地
・
水等共同活動
の
促進
に関する
法律案
(
岸本周平
君外五名
提出
、第百八十九回
国会衆法
第一四号) 中
山間地域
その他の
条件不利地域
における
農業生産活動
の継続の
促進
に関する
法律案
(
岸本周平
君外五名
提出
、第百八十九回
国会衆法
第一五号)
環境保全型農業
の
促進
を図るための
交付金
の
交付
に関する
法律案
(
岸本周平
君外五名
提出
、第百八十九回
国会衆法
第一六号)
国有林野事業
に従事する
職員
の
労働関係
を円滑に調整するための
行政執行法人
の
労働関係
に関する
法律
の一部を改正する
法律案
(
岸本周平
君外五名
提出
、第百八十九回
国会衆法
第三二号)
国有林野事業
に従事する
職員
の
給与等
に関する
特例法案
(
岸本周平
君外五名
提出
、第百八十九回
国会衆法
第三三号) は本
委員会
に付託された。
—————————————
本日の
会議
に付した案件
理事
の
辞任
及び
補欠選任
国政調査承認要求
に関する件
農林水産関係
の
基本施策
に関する件 ————◇—————
小里泰弘
1
○
小里委員長
これより
会議
を開きます。 この際、一言御挨拶を申し上げます。 このたび、
農林水産委員長
に
就任
いたしました
小里泰弘
でございます。
農林水産業
は、
食料
の
安定供給
はもちろん、国土や
自然環境
の
保全
など各般にわたり、
国民生活
の中で大変重要な役割を担っております。 しかしながら、今日、
我が国
の
農林水産業
を取り巻く諸
情勢
は極めて厳しく、数々の
課題
が山積をしております。 特に、
転換
期にある国際的な
貿易体制
への対応を初め、
農林水産業
が
発展
していくための
基盤整備
、六次
産業化等
の
推進
、
担い手
の
経営所得
の増大、
東日本大震災
による
被害
からの
復旧復興
などの
課題
については、的確かつ迅速に対応することが求められております。 このような状況の
もと
、本
委員会
に課せられた使命はまことに重大であり、改めてその職責の重さを痛感いたしております。 微力ではございますが、公正かつ円満な
委員会
の
運営
に努めてまいる所存でありますので、
委員各位
の御
支援
と御協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。(
拍手
) ————◇—————
小里泰弘
2
○
小里委員長
理事辞任
の件についてお諮りいたします。
理事
あべ
俊子
君及び
渡辺孝一
君から、
理事辞任
の申し出があります。これを許可するに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
小里泰弘
3
○
小里委員長
御
異議
なしと認めます。よって、そのように決しました。 引き続き、
理事補欠選任
の件についてお諮りいたします。 ただいまの
理事
の
辞任
及び
委員
の
異動
並びに私の
委員長就任
に伴い、現在
理事
が六名欠員となっております。その
補欠選任
につきましては、先例により、
委員長
において指名するに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
小里泰弘
4
○
小里委員長
御
異議
なしと認めます。よって、そのように決しました。 それでは、
理事
に
江藤
拓君
小泉進次郎
君 簗
和生
君
岸本
周平
君
横山
博幸
君 及び
上田
勇君 を指名いたします。 ————◇—————
小里泰弘
5
○
小里委員長
次に、
国政調査承認要求
に関する件についてお諮りいたします。
農林水産関係
の
基本施策
に関する
事項
食料
の
安定供給
に関する
事項
農林水産業
の
発展
に関する
事項
農林漁業者
の福祉に関する
事項
農山漁村
の
振興
に関する
事項
以上の各
事項
について、
実情
を
調査
し、その
対策
を樹立するため、
本会期
中
調査
をいたしたいと存じます。 つきましては、
衆議院規則
第九十四条により、議長の
承認
を求めたいと存じますが、御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
小里泰弘
6
○
小里委員長
御
異議
なしと認めます。よって、そのように決しました。 ————◇—————
小里泰弘
7
○
小里委員長
農林水産関係
の
基本施策
に関する件について
調査
を進めます。 この際、
農林水産大臣
から
所信
を聴取いたします。
農林水産大臣森山裕
君。
森山裕
8
○
森山国務大臣
農林水産委員会
の開催に当たりまして、私の
所信
の一端を申し上げます。 昨年十月、
TPP大筋合意
直後に
農林水産大臣
に
就任
をしました。 総理からは、
地方
の
農林漁業者
の不安に寄り添って、万全の
対策
を検討し、
TPP
を
攻め
の
農林水産業
に切りかえるチャンスにしていくよう御指示をいただきました。 これを受け、十五
都道県
を訪問するなど、機会あるごとに
現場
に足を運んだほか、
農林水産省
を挙げて、
ブロック別
、
品目別
の
地方説明会
を開催しました。全ては、
現場
で御努力をいただいている
方々
の気持ちを大切にしながら、新たな
国際環境
の
もと
で、強くて豊かな
農林水産業
と美しく活力ある
農山漁村
をつくり上げていくためであります。 私の孫にも
農業
をやらせたい、僕も
農業
をやるんだ、
愛媛
県の興居島で出会った三代続く
ミカン農家
とそのお孫さんの言葉です。
次世代
を担う
生産者
が、あすの
農業
に夢と希望を持って
経営
の
発展
に積極果敢に取り組める。
農政
新
時代
が目指す姿であります。 昨年十一月に取りまとめられた総合的な
TPP関連政策大綱
を着実に実行するとともに、これまで進めてきた
攻め
の
農林水産業
に向けた
施策
を加速させ、
生産者
の熱い思いを今こそ形にできるようにしてまいりたいと思います。 以下、
農林水産行政
に関する主要な
取り組み
について申し述べます。 第一に、
政策大綱
の着実な実行です。 まず、
攻め
の
農林水産業
への
転換
に向け、
農林漁業者
の将来への不安を断ち切り、
経営発展
に向けた
投資意欲
を後押しするため、
体質強化対策
を集中的に講じます。 具体的には、
次世代
を担う
経営感覚
にすぐれた
担い手
の
育成
に
取り組み
ます。意欲ある
農業者
の
経営発展
を
促進
する
措置
を充実させるとともに、
農地
のさらなる大
区画化
を進めます。 また、
水田
、畑作、
野菜
、
果樹
の
産地
の強みを生かしたイノベーションを
促進
します。
水田
の
畑地化
、
畑地
、
樹園地
の高
機能化
、
革新的技術
の
開発
を
支援
します。
農林漁業成長産業化支援機構
のさらなる
活用
などを通じ、
農林漁業者
が主体となって取り組む六次
産業化
を進めます。
畜産
、
酪農
については、
収益力
、
生産基盤
を
強化
します。
畜産クラスター計画
の
もと
、
地域
全体の
収益性向上
に向けた
支援
を拡充するほか、草地の大
区画化
、
和牛
の
生産拡大
、
生乳供給力
の
向上
、豚の
生産能力
の
向上等
に
取り組み
ます。 昨年の
農林水産物
、
食品
の
輸出額
は、過去最高の七千四百五十二億円。
輸出戦略
上の
中間目標
を大きく超え、一年
前倒し
で達成することができました。高
品質
な
我が国農林水産物
、
食品
の
輸出等
、
需要フロンティア
のさらなる
開拓
を進めます。
TPP交渉
において、
輸出
については、米、
牛肉
、青果物、お茶、林産物、
水産物
など
輸出拡大
の
重点品目
の全てで
関税撤廃
を獲得しました。これを生かし、
輸出拡大
に向けた
取り組み
を加速させ、
平成
三十二年の
輸出額
一兆円
目標
の
前倒し達成
を目指します。さらに、
外食産業等
との
連携
、
訪日外国人旅行者
への
販売促進
、
戦略
的な
動植物検疫協議
や
卸売市場
の
輸出拠点化
を通じ、新たな
市場
を
開拓
します。 また、
地域
で長年培われた特別の
生産方法
によって高い
品質
と評価を得ている産品について、
TPP
を踏まえ、諸
外国
との間で相互に
地理的表示
を保護できる
制度
を
整備
します。 これらの
体質強化
の
取り組み
に加え、意欲ある
生産者
が安心して
経営
に取り組めるようにすることにより、確実に再
生産
が可能となるよう、
農業経営
の安定と
食料
の
安定供給
のための備えとして、
経営安定対策
の
充実等
の
措置
を講じてまいります。 具体的には、
国産
の
主食用米
の需給及び価格に与える
影響
を遮断するため、
政府備蓄米
の
運営
を見直し、
国別枠
の
輸入量
に相当する
国産米
を
政府
が
備蓄米
として買い入れます。
国産麦
の
安定供給
を図るため、引き続き
経営所得安定対策
を着実に実施します。 また、
国産
の
牛肉
・
豚肉
、乳製品の
安定供給
を図るため、
牛マルキン
及び
豚マルキン
の
法制化
など
畜産
、
酪農
の
経営安定対策
を充実させます。
国産甘味資源作物
の
安定供給
を図るため、
加糖調製品
を新たに
糖価調整法
に基づく
調整金
の対象とします。 このほか、
農林水産業
の
成長産業化
を一層進めるために必要な
戦略
について、
農林水産業
の
輸出力強化ワーキンググループ
などさまざまな場を
活用
し、
国民
の皆さんの御意見を伺いながら、本年秋を目途に
具体的内容
を詰めてまいります。 第二に、
農政改革
のさらなる前進です。 従来から実施してきた
農林水産業
・
地域
の
活力創造プラン
に基づく
農政改革
の
取り組み
を前に進めます。
生産現場
の
強化
に向け、
農地中間管理機構
による
農地
の
集約
、
集積
、
基盤整備
を進めます。農協、
農業委員会
、
農業生産法人
の
改革
を着実に実行し、
農業者
の
所得向上
を図ります。 高
品質
の
豚肉生産
のためには
飼料
として
専用品種
で
生産
された米が
最適
と言って、地元産の
飼料用米
で
ブランド豚
を
生産
する大
規模法人
の
経営者
に、
岩手
県一関市で出会いました。そこでは、
需要
に応じた
飼料用米
の
生産
や低
コスト化
の
取り組み
が既に始まっていました。 引き続き、
米政策改革
を着実に
推進
する中で、
需要
に応じた
生産
への
環境整備
に
取り組み
、
酒造用
、
輸出用
など
用途ごと
の
需要
に応じた多様な米の安定的な
生産
や、
飼料用米
、麦、
大豆等
の
戦略作物
の本
作化
を進めます。
園芸
については、
需要
に即した
収益性
の高い
産地づくり
を
促進
するとともに、
次世代施設園芸
を
地域
へ
展開
します。 加えて、
市場
のさらなる
拡大
に努め、
薬用作物
の
産地化等
を
推進
するとともに、二〇二〇年
東京オリンピック
・
パラリンピック競技大会
も視野に入れ、
日本食
、
食文化
の
魅力
を国内外に発信します。また、
科学的知見
に基づく
食品
の
安全性
の
向上等
に万全を期し、食の安全と
消費者
の
信頼確保
に努めます。 奈良県五條市の柿、
愛媛
県真
穴地区
の
ミカン
。いずれも中
山間地域
で、
生産
に適した
作物
が少ない
自然環境
の
もと
、
土地改良事業等
も
活用
しながら、条件不利を克服し、
生産者
の
方々
がつくり上げた、
世界
に誇るべき
品質
のものです。また、
岩手
県の遠野市と住田町では、美しい景観や
農村文化
を生かし、
農家民泊
に
取り組み
、
外国人観光客
も誘致するなど
活性化
を図っています。 いわゆる
産業政策
に加え、
農業
、
農村
の有する
多面的機能
の
維持
、発揮を
促進
するため、
地域政策
を車の両輪として
推進
し、こうした
農村地域
の
取り組み
を後押ししてまいります。
日本
型直接
支払制度
を着実に実施するとともに、
都市
と
農山漁村
の交流や
都市農業
の
振興
、
地域ぐるみ
での
鳥獣被害対策
の
推進等
にもあわせて
取り組み
ます。 第三に、
森林
・
林業政策
の
推進
です。
林業
の
成長産業化
を実現するため、
国産材
の
安定供給体制
の
構築
、
森林資源
の再造成の
確保
、
森林
の
公益的機能
の
維持増進
を、一体的な
措置
を講じます。 あわせて、既存の
木材需要
に加えてCLTの
普及等
による新たな
木材需要
の
拡大
、施業
集約化
や
路網整備
による低
コスト化
、
人材
の
育成
、
確保等
を
推進
します。 また、
森林吸収源対策
を
推進
するとともに、大
規模
、高効率の
加工施設
の
整備等
により、合板、製材の
国際競争力
を
強化
します。 さらに、二〇二〇年
東京オリンピック
・
パラリンピック競技大会
は、
我が国
の木の
文化
を
世界
に発信する絶好の機会であり、
競技施設等
における
木材利用
を
推進
します。 第四に、
水産政策
の
推進
です。
広域浜プラン
に基づく
担い手
への
漁船リース導入等
を通じ、持続可能な
収益性
の高い
操業体制
への
転換
を
推進
します。加えて、
漁業
を取り巻く
情勢
の変化に対応し、
漁業経営
に関する
補償制度
を改善します。 また、
外国漁船
の
違法操業
から
日本
の
周辺海域
の
操業秩序
や
水産資源
を守るとともに、国際的な
資源管理
の
強化
に向けてリーダーシップをとって対応します。 さらに、
水産物
の
消費拡大
を進めるとともに、高
品質
で
ブランド力
のある
養殖業
の実現に
取り組み
ます。 国際司法裁判所の判決を踏まえた新たな
調査計画
に基づく
鯨類捕獲調査
を進め、
商業捕鯨
の再開を目指します。 第五に、
東日本大震災
からの
復旧復興
です。 この春、ほぼ全ての
漁港
が
復旧
し、来年には、八割の
農地
が作付可能となる予定です。
復旧復興
は新たなステージを迎えています。
東日本大震災
からの
復興
は、
安倍内閣
の最
重要課題
です。私も
復興大臣
であるとの覚悟の
もと
、
原子力災害
に対する
風評被害対策
、
輸入規制
の緩和、
撤廃
への働きかけのほか、単なる
復旧
にとどまらない、将来を見据えた
農林水産業
の
復興
に
取り組み
ます。 以上、
農林水産行政
に関する基本的な考え方を申し上げました。また、
施策
の
展開
に必要な
法整備
については、今後、御審議をよろしくお願いいたします。 新たな
国際環境
の
もと
でも、
我が国
の
農林水産業
と
農山漁村
をしっかりと
次世代
に継承できるよう、私が先頭に立ち、
農林水産省
を挙げて、
農政
新
時代
を切り開き、全力で諸
課題
に取り組んでまいります。
小里委員長
を初め
委員各位
の一層の御指導、御鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。(
拍手
)
小里泰弘
9
○
小里委員長
次に、
平成
二十八年度
農林水産関係予算
の
概要
について
説明
を聴取いたします。
農林水産
副
大臣伊東良孝
君。
伊東良孝
10
○
伊東
副
大臣
平成
二十八年度
農林水産予算
の
概要
を御
説明
申し上げます。
平成
二十八年度
農林水産予算
の
総額
は、
関係
府
省計上分
を含めて、二兆三千九十一億円、その内訳は、
公共事業費
が六千七百六十一億円、非
公共事業費
が一兆六千三百三十億円となっております。
農林水産予算
の編成に当たっては、
農林水産業
・
地域
の
活力創造プラン
に基づき、
農林水産業
の
成長産業化
を
促進
し、美しく伝統ある
農山漁村
を継承していくための
施策
の
展開
に必要な
予算
を重点的に
措置
したところであります。 以下、
予算
の
重点事項
につきまして御
説明
申し上げます。 第一は、
水田フル活用
の
推進
と
経営所得安定対策
であります。
飼料用米
、麦、
大豆等
の
戦略作物
の本
作化
による
水田フル活用
を一層
推進
するため、
飼料用米等
の数量払い、多
収品種
の
導入等
への
支援
を引き続き実施してまいります。また、
収入減少
による
農業経営
への
影響
を緩和し、安定的な
農業経営
ができるよう、
経営所得安定対策
を講じてまいります。 第二は、強い
農林水産業
のための
基盤づくり
であります。
農地中間管理機構
との
連携等
による
農地
の大
区画化
を進めるとともに、老朽化した
農業水利施設
や
漁港施設
の
長寿命化
、
耐震化対策
、
山地災害対策等
を進めてまいります。また、強い
農林水産業づくり
に必要な
共同利用施設
の
整備
を
支援
するとともに、
加工
・
業務用野菜
への
転換
や、
産地
において
労働力
の提供を円滑に行う仕組みの
構築
を進めてまいります。 第三は、
担い手
への
農地集積
、
集約化等
による
構造改革
の
推進
であります。
農地中間管理機構
による
担い手
への
農地集積
、
集約化
を加速するとともに、
農地利用
の
最適化
に向けた
農業委員会
の積極的な
活動
を
支援
してまいります。また、多様な
担い手
の
育成
、
確保
に向け、
青年就農者等
に
給付金
を給付するとともに、
法人
での
実践研修等
を
支援
してまいります。 第四は、
畜産
、
酪農
の
競争力
の
強化
であります。
畜産
、
酪農
の
国際競争力
を
強化
するため、
和牛
、
生乳
の
生産拡大
に向けた
研究開発
を進めるとともに、
輸入
粗
飼料
の
使用量
を削減して
飼料作付面積
を
拡大
する
取り組み
を
支援
するなど、
自給飼料
の
生産拡大
を図ってまいります。また、
畜種ごと
の
特性
に応じた
経営安定対策
も着実に実施してまいります。 第五は、
農林水産物
、
食品
の高
付加価値化等
の
推進
であります。 六次
産業化
や多様な異業種との
連携
により、高
付加価値化
を進めるとともに、昨年開始した
地理的表示保護制度
の
導入
、
活用
を図るため、
産地
が行う
地理的表示
の
登録申請
やこれを
活用
した
地域ブランド化
の
取り組み
を
支援
してまいります。 第六は、
輸出
の
促進
と
日本食
、
食文化
の
魅力発信
であります。
平成
三十二年の
農林水産物
、
食品
の
輸出額
一兆円
目標
の
前倒し達成
に向け、
品目別輸出団体
によるジャパン・
ブランド
の
確立
に向けた
販路開拓等
の
取り組み
を
支援
するとともに、海外で
日本食
を広めるための
人材育成
やメディアを
活用
した
日本食
の
情報発信
に取り組んでまいります。また、生食、
発酵食品
を含めた
日本
の
食文化
に適用しやすく、国際的に通用する
食品安全管理規格
の策定、
普及
を行ってまいります。 第七は、
品目別生産振興対策
であります。
野菜
、
果樹
・茶、
甘味資源作物等
について、
品目ごと
の
特性
に応じた
対策
を講じてまいります。 第八は、食の安全、
消費者
の
信頼確保
であります。
国産農畜水産物
の
安全性
の
向上
や、家畜の
伝染病
の
発生予防等
の
取り組み
を進めてまいります。 第九は、
人口減少社会
における
農山漁村
の
活性化
であります。
多面的機能支払交付金
など
日本
型直接支払いを着実に実施するとともに、
都市
と
農山漁村
の共生・対流や薪炭、
山菜等
の
地域資源
の
活用
、
農山漁村
における定住を図るための
取り組み
を
支援
してまいります。また、
鳥獣被害対策
を進めてまいります。 第十は、
林業
の
成長産業化
、
森林吸収源対策
の
推進
であります。
林業
の
成長産業化
に向け、間伐、
路網整備
や
木材加工流通施設
の
整備
など、
地域
の
実情
に応じた川上から川下までの
取り組み
を総合的に
支援
してまいります。また、
林業
の低
コスト化
に向けた施業
集約化
の
取り組み
や多様な
担い手
の
育成
、
確保
を
支援
してまいります。さらに、
森林吸収源対策
を
推進
するため、
森林整備
、
保全
を進めてまいります。 第十一は、
水産日本
の復活であります。
地域
の
創意工夫
に基づく
漁業収入
の
向上
、
コスト削減
の
取り組み
や
担い手
の
育成
、
確保
を
支援
してまいります。また、
資源管理
、
資源調査
の
強化
を図りつつ、
収入安定対策等
の
漁業経営安定対策
を講じるとともに、低
魚粉配合飼料
による
養殖技術
の
確立
、
普及
を進めてまいります。さらに、新たな
調査計画
に基づく
鯨類捕獲調査
の安定的な実施を
支援
してまいります。 次に、
特別会計
については、
食料安定供給特別会計等
に所要の
予算
を計上しております。 最後に、
財政投融資計画
については、
株式会社日本政策金融公庫
、
株式会社農林漁業成長産業化支援機構
による
財政融資資金等
の
借り入れ等
、
総額
二千六百二十九億円となっております。 以上で、
平成
二十八年度
農林水産予算
の
概要
の
説明
を終わります。(
拍手
)
小里泰弘
11
○
小里委員長
以上で
説明
は終わりました。 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。 午後一時二十五分散会