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2016-03-09 第190回国会 衆議院 東日本大震災復興特別委員会 第2号
公式Web版
会議録情報
0
平成
二十八年三月九日(水曜日) 午前九時三十三分
開議
出席委員
委員長
今村
雅弘
君
理事
小田原 潔君
理事
亀岡 偉民君
理事
島田 佳和君
理事
冨樫 博之君
理事
西村 明宏君
理事
落合 貴之君
理事
階 猛君
理事
赤羽 一嘉君 秋葉 賢也君 秋本 真利君
伊藤信太郎
君 石川
昭政
君 小野寺五典君 越智 隆雄君
加藤
鮎子
君 勝沼
栄明君
門 博文君 門山
宏哲
君 菅家 一郎君 小林 鷹之君 佐々木 紀君 瀬戸 隆一君
高木
宏壽
君
高橋ひなこ
君 橘 慶一郎君
根本
匠君
根本
幸典
君 橋本
英教
君 藤原 崇君 金子 恵美君
玄葉光一郎
君 後藤
祐一
君 郡 和子君 松田 直久君 山井 和則君 中野
洋昌
君 真山
祐一
君
高橋千鶴子
君
畠山
和也
君 椎木 保君 小熊
慎司
君 …………………………………
国務大臣
(
復興大臣
)
高木
毅君
復興
副
大臣
長島
忠美
君
復興
副
大臣
若松
謙維君
復興
副
大臣
山本
順三
君
復興大臣政務官
高木
宏壽
君
復興大臣政務官
豊田真由子
君
復興大臣政務官
星野
剛士
君
衆議院調査局東日本大震災復興特別調査室長
宇佐美雅樹
君
—————————————
委員
の異動 三月九日
辞任
補欠選任
小泉進次郎
君
根本
幸典
君
鈴木
俊一
君
加藤
鮎子
君 同日
辞任
補欠選任
加藤
鮎子
君
鈴木
俊一
君
根本
幸典
君
小泉進次郎
君
—————————————
三月九日
東日本大震災
の
震災復興等
に関する請願(
高橋千鶴子
君
紹介
)(第八〇二号) 同(
畠山和也
君
紹介
)(第八〇三号) は本
委員会
に付託された。
—————————————
本日の
会議
に付した案件
東日本大震災復興
の
総合的対策
に関する件 ————◇—————
今村雅弘
1
○
今村委員長
これより
会議
を開きます。
東日本大震災復興
の
総合的対策
に関する件について
調査
を進めます。 この際、
復興大臣
から所信を聴取いたします。
復興大臣高木毅
君。
高木毅
2
○
高木国務大臣
おはようございます。
復興大臣
を拝命しております
高木毅
でございます。
東日本大震災復興特別委員会
の開催に当たり、一言御挨拶を申し上げます。
東日本大震災
から間もなく丸五年を迎えます。 未
曽有
の大
災害
であるこの
震災
からの
復興
には、多くの困難が伴うと同時に、
長期
にわたっての
取り組み
が必要となります。
安倍内閣
では、これまでも、
復興
の
加速化
を
内閣
の最
重要課題
の一つとして位置づけ、政府を挙げて
復旧復興
に取り組んでまいりました。 その成果もあり、
地震
、
津波被災地域
では、
住まい
の
再建
や
なりわい
の
再生
が本格化しています。
福島
の一部
市町村
では、
避難指示
の解除も行われています。 一方、
避難者
の数は四十七万人から十七万人に減少しましたが、いまだ多くの
方々
が不自由な
生活
を余儀なくされております。
被災者
の
方々
一人一人の置かれた
状況
を踏まえ、きめ細やかに対応していく必要があります。 本年は、十年間の
復興期間
のちょうど折り返しを迎える、まさに節目の年に当たります。四月からはいよいよ、後期五カ年の
復興
・
創生期間
に入ります。
復興
・
創生期間
においては、
住宅再建
をしっかりと進めるとともに、
被災地
の
なりわい
の
再生
や
心身
の
ケア
を着実に進めてまいります。 また、
被災地
を
地方創生
の
モデル
にする決意のもと、
被災地企業
による新たな
取り組み
の
支援
や、
観光復興
の
取り組み
の
強化
などに取り組んでまいります。 次に、具体的な
取り組み
について申し上げます。
仮設住宅
での
生活
の
長期化
や
災害公営住宅
への
移転
に伴い、
心身
の
ケア
、
コミュニティー形成支援
がますます重要な
課題
となってまいります。また、人と人とのつながりをつくり、前向きに暮らしていただくため、
生きがいづくり
も重要となっています。 国としても、
市町村
や
関係者
への
支援
を通じて、
被災者
の
方々
の
支援
に力を入れてまいります。 また、ピークを迎えた
住宅再建
をしっかりと進めてまいります。
住宅再建
と
復興まちづくり
は
計画策定
、
用地取得
から
工事実施
の段階に入っており、
高台移転
や
災害公営住宅
は九五%を超える
事業
が始まっています。
被災地
の
方々
に一日でも早く一戸でも多く安心できる
住まい
に移っていただけるよう、県や
市町村
をきめ細かく
支援
してまいります。 また、
被災地
の
経済発展
の基盤となる
復興道路
、
復興支援道路
の
整備等
を引き続き進めてまいります。 町のにぎわいや
生活
を
再建
するためには、
住宅再建
とあわせて、
産業
や
なりわい
の
再生
にもさらに力を入れる必要があります。 このため、
被災企業
の設備の
復旧
、
商業施設
の
整備
、
震災
により失った
販路
の
回復
に加え、
企業
の
新規立地
の
促進等
により一層力を注いでまいります。 また、特に、本年を
東北観光復興元年
として、全国的な
外国人観光客急増
の流れから大きくおくれている
東北
の
観光復興
に向けた
取り組み
を
強化
してまいります。 一方、
福島
の
復興再生
については中
長期
的な対応が必要な
状況
ですが、昨年九月に楢葉町で
避難指示
が解除されるなど、
復興
に向けた動きは着実に
進展
しております。
避難
が
長期化
する中、
被災者
の
方々
の中には、戻られる方、
帰還
を待つ方、新しい
生活
を始める方がいらっしゃいます。 戻られる方には、
早期帰還
のために、
除染
、
中間貯蔵施設
の
整備
、
インフラ復旧
のほか、
町内復興拠点
の
整備
を
支援
してまいります。
帰還
を待つ方には、
復興公営住宅
の
整備等
を進めてまいります。 さらに、安全、
安心対策
や
産業振興
などにも
取り組み
ます。 引き続き、
福島
の
復興再生
に向け、国が前面に立って、
関係省庁
と緊密に
連携
して
全力
で取り組んでまいります。
被災地
は、
震災
前から
人口減少
や著しい
高齢化等
の
課題
を抱えております。 そのため、
復興
を進めるに当たっては、単なる
復旧
にとどまらず、全国の
モデル
ともなる先進的な
取り組み
の
推進
として、新しい
東北
の
創造
に取り組んでおります。 具体的には、
地域資源
の発掘や
高齢者
の
社会参加等
、
被災地
で芽生えた先進的な
取り組み
を
支援
するとともにその普及や展開を図るほか、
経済界
、大学、NPOなど、
復興支援
に携わるさまざまな
方々
の
連携
の場として設立した
官民連携推進協議会
のもとで、官と民が手をとり合って、
東北
に持続的な活力をもたらしてまいります。
復興
の
ステージ
の
進展
に応じて新たな
課題
が出てまいります。引き続き、
現場主義
に徹して
被災地
の意見をよく伺い、より一層
被災者
に寄り添いつつ、
復興
の司令塔としてしっかりと
復興
に取り組んでまいります。 また、
震災
五年を機に、
震災記憶
の風化、風評への
取り組み
、国際的な
情報発信
を
強化
してまいります。
今村委員長
を初め、
理事
及び
委員各位
におかれましては、引き続き
復興施策
への御
理解
と御
協力
をくださるよう、心から
お願い
申し上げます。 ありがとうございました。
今村雅弘
3
○
今村委員長
次に、
平成
二十八年度
復興庁関係予算
の
概要
について
説明
を聴取いたします。
復興
副
大臣長島忠美
君。
長島忠美
4
○
長島
副
大臣
おはようございます。
復興
副
大臣
の
長島忠美
でございます。どうぞよろしく
お願い
をいたします。 引き続き、
総括業務
及び
地震
、
津波災害
からの
復興
に関する
事項
を担当いたしますとともに、
宮城復興局
に関する
事項
を担当いたします。
高木大臣
を支えて、被災された多くの
方々
が
復興
に
希望
を持てるよう、活力ある
日本
の
再生
に向けて
全身全霊
で取り組んでまいりますので、
今村委員長
を初め、
理事
、
委員各位
の御
理解
と御
協力
を何とぞよろしく
お願い
申し上げます。 続いて、
平成
二十八年度
復興庁予算
について御
説明
申し上げます。
復興庁
においては、
復興
の
ステージ
の
進展
に応じて生じる
課題
に的確に対応しつつ、
復興
・
創生期間初年度
における
被災地
の
復興
に必要な
取り組み
を強力に
推進
するための
予算
として、
東日本大震災復興特別会計
に総額二兆四千五十五億円を計上しております。 以下、その
主要施策
について御
説明
申し上げます。 第一に、
被災者支援
については、
被災者
の
住宅再建等
を引き続き
支援
するとともに、
長期避難者
の心の
ケア
や
コミュニティー形成
など、
復興
の
進展
に伴い生じる
課題
に総合的かつ効果的に対応するため、
被災者支援
の
取り組み
の
強化
に必要な
経費
として、千百十四億円を計上しております。 第二に、
住宅再建
と
復興まちづくり
については、
住宅再建
に関する
事業
の
進展等
を踏まえつつ、引き続き
復興まちづくり
を着実に
推進
するとともに
復興道路
、
復興支援道路
の
整備等
に必要な
経費
として、一兆一千三百十八億円を計上しております。 第三に、
産業
や
なりわい
の
再生
については、自立的な
地域経済
の
再生
に向け、
販路
の
回復
や
観光復興
に向けた
取り組み
を
強化
するとともに、
企業立地
による雇用の創出や
商業回復
、
福島
の
原子力災害被災地域
における
産業
の
復興等
に必要な
経費
として、千三百七十四億円を計上しております。 第四に、
原子力災害
からの
復興再生
については、住民の
帰還促進
や十二
市町村
の
生活
の再構築に向けた
取り組み
を
強化
するとともに、本格的な進捗が見込まれる
放射性物質汚染廃棄物
の処理を着実に
推進
するなど、
福島
の
復興再生
を加速するために必要な
経費
として、一兆百六十七億円を計上しております。 その他、新しい
東北
の
創造
に必要な
経費
として、
所要額
を計上しております。 なお、
東日本大震災復興特別会計
においては、
復興庁予算
に加え、
復興加速化
・
福島再生予備費
や
震災復興特別交付税交付金
など八千四百十四億円を計上しており、全体では三兆二千四百六十九億円を計上しております。 以上、
平成
二十八年度の
復興庁予算
の
概要
について御
説明
申し上げました。 何とぞよろしく
お願い
申し上げます。
今村雅弘
5
○
今村委員長
以上で
説明
は終わりました。 次に、
若松復興
副
大臣
、
山本復興
副
大臣
、
高木復興大臣政務官
、
星野復興大臣政務官
及び
豊田復興大臣政務官
から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。
復興
副
大臣若松謙維君
。
若松謙維
6
○
若松
副
大臣
復興
副
大臣
の
若松謙維
でございます。どうぞよろしく
お願い
申し上げます。
福島
を
中心
とした
原子力災害
からの
復興
及び
再生
に関する
事項
を担当するとともに、
福島復興局
及び
茨城事務所
に関する
事項
を担当させていただきます。
高木大臣
を支えて、被災された多くの
方々
が
復興
に
希望
を持てるよう、活力ある
日本
の
再生
に向けて
全身全霊
で取り組んでまいります。 特に、双葉郡を含む十二
市町村
はこれからが本格的に
復旧復興
となりますので、今まで以上に
現場主義
で働いてまいりますので、
今村委員長
初め、
理事
、
委員各位
の御
理解
と御
協力
を何とぞよろしく
お願い
申し上げます。
今村雅弘
7
○
今村委員長
次に、
復興
副
大臣山本順三
君。
山本順三
8
○
山本
副
大臣
復興
副
大臣
の
山本順三
でございます。どうかよろしく
お願い
を申し上げます。
地震
、
津波災害
からの
復興
に関する
事項
を担当いたします。
高木大臣
を支えて、被災された多くの
方々
が
復興
に
希望
が持てるように、
被災地
に心を寄せ、そしてまた
復興
の
加速化
のために
全身全霊
で取り組んでまいりますので、
今村委員長
、
理事
、
委員各位
の御
理解
と御
協力
を何とぞよろしく
お願い
申し上げます。
今村雅弘
9
○
今村委員長
次に、
復興大臣政務官高木宏壽
君。
高木宏壽
10
○
高木大臣政務官
おはようございます。
復興大臣政務官
の
高木宏壽
でございます。
総括業務
及び
地震
、
津波災害
からの
復興
に関する
事項
、そして
岩手復興局
に関する
事項
を担当いたします。
関係
副
大臣
とともに
高木大臣
を支えてまいりますので、
今村委員長
を初め、
理事
、
委員各位
の御
指導
と御
協力
、よろしく
お願い
をいたします。
今村雅弘
11
○
今村委員長
次に、
復興大臣政務官星野剛士
君。
星野剛士
12
○
星野大臣政務官
復興大臣政務官
の
星野剛士
でございます。どうぞよろしく
お願い
申し上げます。
福島
を
中心
とした
原子力災害
からの
復興
及び
再生
に関する
事項
にかかわり、
経済産業省
との
連絡調整
に関する
事項
を担当いたします。
関係
副
大臣
とともに
高木大臣
を支えてまいりますので、
今村委員長
初め、
理事
、
委員各位
の御
指導
と御
協力
をよろしく
お願い
申し上げます。
今村雅弘
13
○
今村委員長
次に、
復興大臣政務官豊田真由子
君。
豊田真由子
14
○
豊田大臣政務官
復興大臣政務官
の
豊田真由子
でございます。
福島
を
中心
とした
原子力災害
からの
復興再生
に関する
事項
、そして
文部科学省
との
連絡調整
に関する
事項
を担当いたします。
関係
副
大臣
また
政務官
とともに
高木大臣
をよくお支え申し上げ、
被災地
の皆様のお気持ちに寄り添った
復興
の
加速化
に
全力
を尽くしてまいりますので、
今村委員長
初め、
理事
、
委員
の
先生方
の御
指導
、御
協力
を何とぞよろしく
お願い
申し上げます。 ありがとうございました。
今村雅弘
15
○
今村委員長
次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。 午前九時四十五分散会