○
宮崎(岳)
委員 民主・維新・無所属クラブの
宮崎岳志でございます。
昨日は、代表
質問をさせていただきまして、
石破大臣からもお答えをいただいたわけでありますが、その後、本
会議散会後に開かれました当
委員会では、大変残念なことがあったということであります。私も
理事の一人でございますので、この間の経過をまず
冒頭整理させていただきたいというふうに
思います。
昨日、この
委員会におきまして、
大臣が今
法案の
趣旨説明を読み上げられました。そのときに、私
どもの手元には当然こういう資料が配られていて、この一ページのところ、最初のところに
趣旨説明の本文が載っている。我々は、これを見ながら
石破大臣の
お話を聞く。これはほかの
法案と全て同じでありますが、読み上げるスピードというのはかなり速うございますので、これを読みながら確認をしていく、こういうことかと
思います。
その際に、どうも原稿と違うなというのは私
どもも当然
認識をしておった。各
野党の皆さんも、あるいは恐らく
与党の皆さんの一部の
方々も、どうも違うものを読んでいるんじゃないかという
認識であった。しかし、最終的には、これが昨年通りました今
法案の
趣旨説明の方を読まれていた、昨年の四月二十四日、
地方創生に関する特別
委員会、ここに
会議録がございますけれ
ども、これを読み上げられていたということでございました。
冒頭のところというか、最初の方は大変似ているんですね。同じ
法案の改正案ですから、もちろん改正の内容は違うんですけれ
ども、中身は、いわゆる
人口減少と
東京への一極集中という背景
説明から始まっております。こういったところは確かに似ている。
ですから、何か違うなというふうに思っても、でも、似たような話を言っているので、例えば、別バージョンがあるのかなとか、あるいは未定稿みたいなものが読まれているのかなとか、いろいろ想像をめぐらせたわけでありますが、最終的に、
最後の方に行くと全く違うものになっている。当然、今
法案は、第一に
地方創生推進交付金の話、それから企業版ふるさと納税の話、そして日本版CCRCの話、この三本柱ということだと
思いますが、前回改正は全く違う、こういう話になります。
それで、
野党の方からも違うんじゃないかという
指摘はいろいろあったんですが、最終的に
委員長の方までその
指摘が届かずに、
与党席の方からもそういう声が上がりまして、そして、
大臣の方が読み上げ終わったものが間違えたということに気づいて、
委員長の指示のもと、再度読み直した、こういう経過であったと
思います。
こういうことがありまして、大変な問題であって、読み上げ終わって、昨日の
委員会が終わった段階では、間違ったということはわかっていたんですが、何を間違ったのか、何と間違ったのかということはわからない
状況であった。その後、
与党の方からも
お話を伺って、
政府の方からも
お話を伺って、どうも昨年の
法律改正のものを読んだようだ、こういう話になりまして、けさの
理事会でそこを
野党側からもたださせていただいた。
結果としては、問題であるということをお認めになって、牧島政務官から
状況の
説明があった上で、
冒頭で
大臣に
陳謝をいただいた、こういう流れであったかと
思います。
そして、その
陳謝で終わればよかったんですけれ
ども、その際に、
与党席の方から
野党をやゆするような不規則
発言がありましたものですから、そこでまた紛糾して、そして午後の再開前の
理事会で
委員長にいろいろ整理をいただき、
委員長に当該
委員の方から
お話を聞き取っていただき、いろいろ誤解があって、また失礼な
発言があった、申しわけないということを御本人が謝罪されているということを
野党の各
理事の
皆様にお伝えいただいた上で再開を行い、そして、再度この
委員会の
冒頭で
委員長の方から御注意があって、品位を保った形で行うようにという御
指摘があった。こういう流れであったかと
思います。
今回の
お話を私が
説明を受けたところによると、前回のフォーマットを参考に今回のものをおつくりになったので、手元にたまたま前回改正のものがあった、それが紛れ込んでしまって、
大臣のお手に渡るところで間違ったものが渡された、こういう経過だという
説明を受けました。そういうことは、もちろんあってはならないことですが、あり得ることかなとは
思います。
一方で、ちょっと私
どももわからなかったのは、
冒頭のところは似ているので、読み始めるということはあると思うんですが、なぜ
大臣が
最後までお気づきにならなかったのかなと。
大臣のみならず、その周りの
事務方の皆さん、特にこの
法案の作成にかかわった役所の
方々、こういった
方々がここで随分な数聞いているはずなのに、なぜお気づきにならなかったのかなということに大変疑問を持っているわけであります。
特に、昨日は本
会議がありまして、そこで
大臣は今回の
法案の
趣旨説明を読み上げていらっしゃる。それに基づいて私も
質問させていただいて、
大臣からも御回答が当然ありますので、当然、
法案の内容については熟知をされていることと存じます。
そして、もっと言えば、昨年のこの
委員会でも
大臣みずからが
趣旨説明をされているわけですから、その内容についても当然、
質疑応答もされていて熟知をされているということであったんですが、なぜ
大臣がお気づきにならなかったのか、そして、
事務方の方が少なくとも途中で気づいて、これは違うんだと。後半になると随分出てくる単語が違いますから、ここがちょっと疑問であります。
この経過、改めて御
説明を願えますか。