○小川
委員 重要な確認だと思います。直ちに、法的拘束力、もちろん一定の法的拘束力のある紳士協定だという理解かと思いますが、今後も、
沖縄県知事あるいは
沖縄県政にとっては、さまざまな法的対抗
措置なり事実上の対抗
措置の余地は残した合意、あるいは、これは判決確定後もそうだというふうに理解をいたしました。反論はありますか。反論でなければ、これで結構です。
その前提で、いずれにしても、これは極めて丁寧に、慎重に事を運んでいただくことが重要だと思います。
島尻大臣、直接は、もちろん基地問題は所管外だと思いますが、
沖縄のあり方、そして
振興を
考えるに当たって、もちろんこの
背景として、基地問題の大きさ、占めるウエートというのは否定できないと思うんです。
それで、
大臣に少しお聞きしたいんですけれども、
沖縄北方委員会は余り頻繁に審議する場ではありませんので、本当はタイムリーに審議できれば一番よかったんですが、こういう
予算成立明けの審議ということで、一月、二月、三月と、積もり積もった、たまりにたまったお聞きしたいことがございますので、少し過去のことも含めてお聞きしたいと思っております。
もちろん
大臣の資質に関係することとして、例えばカレンダーの配付問題とか、あるいは補助金を受けた独法からの寄附を受け入れたとか、あるいは、大変卑近なことであるとはいえ、特に北海道の
方々の思いを想像すればやはり不謹慎ではなかったかと思いますが、歯舞群島に関する漢字の読みの問題とか、
大臣にとっても非常に不本意だと思いますが、こうした報道が世間をにぎわせたということについては、大変遺憾ですし、残念なことであります。
これは過去の言動、言説ということで、直接お聞きはしませんけれども、少し私自身が看過できないと感じることについてお聞きします。
まず、先ほど在住期間がどのくらいですかとお聞きしたわけですが、私も、当初、
沖縄県庁勤務を希望したときには、日本本土、内地とはより違った
環境で刺激のある
仕事をしてみたい、あるいは
生活を体験してみたいという思いがありました。
しかし、行ってみて、つくづく、日米安全保障条約を体現しているのは、日本では大半が
沖縄なんですね。目で見る日米安全保障条約、肌で感じる日米安全保障条約、身につまされる日米安全保障条約、これを体感できるのは
沖縄以外にはありません。
そして、もちろん気候風土も含めて内地とは異なる部分があるわけですが、何よりも大きいのは、やはり悲惨な第二次世界大戦の地上戦の記憶と、そして、さかのぼれば琉球王国としての誇りある伝統であり歴史、こうしたものは、私は、正直申し上げて行くまではわかりませんでした、行ってそこで暮らすまでわかりませんでした。しかし、行ってみて初めて、これは四十七都道府県の
一つというふうに扱ってはいけない
地域なのかもしれないという思いまで持ったわけです。それだけ特殊であり特別であり、ある
意味、本土側は十分に配慮をしなければならない。
その観点からお聞きします。
年明けに宜野湾市長選挙がございました。確かに、結果は結果として、ああいう結果でありました。それを受けて、
大臣が、御在住経験がありながら、今私が申し上げた
背景については
大臣はすぐに御理解いただけると思うんです、そうした
沖縄県民の感情的、歴史的
背景については。それを受けて、軽々に、あれをもって、サイレントマジョリティーは別にある、あるいは、オール
沖縄という感覚とは随分違うという官房長官の当時の発言が全く同感であるというのは、少し
沖縄に対して配慮に欠けた発言であり、認識を誤った発言ではありませんか。まずその点をお聞きします。