○室井邦彦君 維新の党の室井邦彦です。
時間がございませんので、はしょっての
質問になると
思いますので、御
理解をいただきたいと
思います。その前に、各先生方の御
質問の中で重複するところがございますが、お許しをいただきたいと
思います。
六月三日に那覇
空港で自衛隊のヘリが
民間航空機の前を横切るという、このようなことがございまして、六月十一日に
国土交通委員会におきまして、重大インシデントの
事故の原因究明がどうなっているのかということも御
質問をさせていただきました。
局長より、運輸安全
委員会の調査中のため、今後、調査の進展を見守っていくと、このような答弁がございました。
それからその後、
航空機に関係する以下のような
事故があったわけでありますが、もう一々申し上げませんけれども、ある報道がございまして、
航空機事故、二〇一五年四月から八月までのこの五か月間で十八件に達し、過去五年間で最悪のペースになっていると、このようなことが報道機関で報道がございました。
また、
鉄道に関係するこれも幾つか
事故がございましたけれども、四月十二日、山手線の電柱が倒れた。また、電柱が傾いているのを一日半前に把握していたが、目視だけで、すぐ倒れないだろう、このような判断の下で補修工事は後回しにした、それから倒れたと。六月三十日には東海道
新幹線で、これも、
質問にはお答えいただく必要はありませんが、
新幹線で初めての列車の中での焼身自殺があった。これは列車
事故として発表されておると。
私は常に自慢をしておるんですが、
日本の国の
安全基準は最高であるということが売り物だと、それが今日の経済
発展の一角を成したと、私はそのように自分で
思い込んでおるんですが、こういうことになると、私も特に今、この時間でインドネシアの
新幹線が
日本の
高速鉄道を取り入れるか、それか中国に軍配が上がるのか。
技術面では
日本だと、経済効果面では中国だというようなことで、
大臣も一生懸命頑張っていただいておるんですけれども、もう結果が出ているのかどうか、私も今のところ不安、不安というか気になるところでありますけれども。
こういうことで、じゃ、これから
新幹線を売り込むときに、
日本の
新幹線は無
事故という、今まで
事故がなかったということを強調すればいいのか、もうそれは、ここに
事故ということで発表していることは、無
事故であるということを売り物にもうできないのか、こういう不安も抱えております。
今日のこの
質問には私も御回答はいただきませんけれども、こういう
状況の中で私が一番危惧するというか心配するのは、今、安全保障法制度の審議が行われております。
日本は抑止力を高める、そのためには法
改正も必要だ、そして日米同盟の
強化も必要だ、私も否定はいたしません。そうだなというふうに
理解をしているところもございます。
そういう中で、
世界最大のアメリカというのは総合的な国力を持って、その米国へテロを仕掛けるよりも、弱点を突くように標的を
日本に変える方が、これも
金子先生が触れられましたけれども、逆に、そういうところにテロ集団、テロ組織が
日本をターゲットにするんじゃないかという私もちょっと不安を持っておりまして、すぐさま狙われるのが空と海と鉄軌道ということになると
思います。
その点、
国土交通省におかれる
責任は重大なものがあると
思います。しっかりと国民が安心して安全に暮らせる国づくり、さらに、そういう環境の中で経済成長もさせていかないけないという大きな重大な
責任を負われております。
是非、これからも
皆様方に対しましては、しっかりと御精励いただいて国のために頑張っていただきたい、このことを一言申し上げたいということで、早速
質問に入ります。
健全な業界
発展に資するための安全対策とはということで、私も心配なことが幾つかございます。
姉歯事件、これは構造計算書の偽装ということで、真面目に一生懸命頑張っている一級建築士が同じような目で締め付けられた、それによって成長する経済がブレーキを掛けられてしまったと、このようなことがありました。
そしてまた、関越自動車道における高速ツアーバスの
事故によって、ワンマンでいいところがツーマンとか、真面目に頑張っている大手、またいろんな観光バス協会にまた同じような目で見られて締め付けをというようなことがあって、非常に真面目に頑張っている者がばかを見るというような、このようなことにならないように、
是非このことについても、一兆円産業とか十兆円産業とか言われておりますので、
是非この点を、私が非常に気になるところでありますので、
国土交通省として、健全な業界の
発展に資するための安全対策、どのように対応されておられるのか、
考えておられるのか、お聞かせをいただきたい。