○増子輝彦君 ありがとうございます。
それぞれ大変な
状況にありながらも、しかし、きちっとした将来の目標、目的を持って頑張っておられますので、是非その所期の目的が達成できるように、近い将来実現することを願っておりますので、頑張っていただきたいと思います。
そういう
状況の中で、それぞれの各社、
鉄道関係全社ですが、これについては、やっぱり
観光の面というものも切り離せないという大きな要因が今後あると思います。
JR九州さんも、いわゆる非
鉄道分野で大きな
観光についての対策を講じて、豪華列車も大きな成果も上げているということもありますので、是非これらについても頑張っていただきたいと思います。
そこで、実は、
観光立国の推進ということは我が国の大事なポイントでございます。インバウンドも二〇二〇年に二千万人という目標が掲げられておりましたが、もう既にこれは間違いなく、二千万人どころか、一部報道でされているとおり、三千万人になるということは私は間違いないと思って確信をいたしております。そういう
状況の中で、このインバウンド、三千万目標に目標を変えたという報道もされておりますが、これについては私も全く同感でありまして、是非それらに向けてあらゆる
努力をしていただきたいというふうに思っているところであります。
しかし、三千万、今までの
伸びは加速的だけれども、これからがまたいろんな面でしっかりと対応しなければいけない分野が出てくるんだろうと。免税店の拡充もそうでしょうし、ビザのいわゆる緩和という問題もそうでしょう。それから、何よりも
日本のおもてなしという、こういうサービス精神も極めて大事でしょう。それから自然環境、様々な分野におけるきちっとしたやっぱり保存というものも、極めて大事な分野もたくさんあるわけであります。こういう
状況の中で、私
たち、これから
観光立国に向けて、二〇二〇年のオリンピック・パラリンピックだけではなくて、その先も見据えて、しっかりと
日本というもののこの
観光資源を、よりしっかりとお客様が外国から来てもらえるような体制を取っていくことが必要だと思います。
そこで、実は今日は
観光庁長官にも来ていただいておりますが、先般、中国におられましたよね。私も二階訪中団に同行しましたが、長官らしき方がおられたので、きっと大きな成果が上がるんだろうなというふうに思っているところでございますが、特に中国からどんどんどんどんお客さんが今来ているということで、日中関係、若干、外交レベルは少しいろいろな難しい問題がありますが、民間レベルで積極的に進めていくことも大事だろうというふうに思っています。三年前でしたか、
太田大臣とも、日中映画、コミックフェスティバルに麻生先生とみんなで行った記憶もありますが、あのときも、やっぱり
観光客どんどん呼び込もう、
日本との交流を図ろうということもやってまいりました。
時間が参りましたので、
一つだけ。長官、今後のこのいわゆるインバウンドをしっかりと三千万目標達成、さらに、それを乗り越えるだけの体制をどうやってつくるのか。
そして、もう
一つ大事なことは鉄路、それぞれの各地における鉄路をどのように利用させるか、これが極めて大事だと思っています。特に、東北地方における
外国人観光客が東北
新幹線を利用するのは二%ぐらいしかないと言われていますね。今度、来年はいよいよ北海道
新幹線で函館まで延伸するわけです。金沢の成果も上がっていますが、こういった、まだ薄い分野のこういう
鉄道を利用して、これが今お話をいただいたそれぞれの
鉄道各社にも大きな効果が上がってくるんだろうというふうに思っていますので、その辺の具体的なものを今後どういうふうにしていくのか、そのお考え方をお答えいただければ有り難いと思います。