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高橋克法君 まさにこれからの時代というのは、大きな大規模な下水
処理場、これはそういうものを造るところが適正な
地域というのはあるかもしれませんけれども、これからのこの人口減少社会を考えていったときには、やはり浄化槽というものの持つ重要性というのはますます増してくる。そして、同時に、これの
維持管理というのが非常に重要なことになってくる。そういう
意味で、それぞれの
地域の実情に合わせてきちっと
環境を汚さないための体制を取っていくということが大事だと思いますので、そういう
議論をこの懇談会には
期待をしたいと思っています。
あと一問残っているんですが、もう
あと三分になりました。
これは問題提起で終わらせたいと思うんですが、クールビズ、もうすぐ始まります。これは室温設定温度、二十八度というふうに決まっているんですけれども、これ、何で二十八度なんだろう。人体工学というか生命工学というか、そういう学問的な裏付けがあって二十八度なのかどうなのかというのは、非常に僕は昔から疑問に思っていたんです。
実際に、早稲田大学の田辺新一
先生というのが、二十八度C設定の結果、窓、壁、人体、パソコンなどのOA機器からの放射熱で、実際は体感温度が三十度Cに達する、我慢を強いられることによって生産性が低下する、人件費は
エネルギー費の百、二百倍となり、経済損失がはるかに大きいというふうなことを論文で書いていらっしゃったり、慶応大学の伊香賀俊治
先生とか一般財団法人建築
環境・省
エネルギー機構理事長の村上周三
先生なんかも、室温二十五・七度が生産性のピークで、二十八度では電気代節約より生産性損失の方が大きいというような、そういった提唱もされているんですね。もちろん冷房温度を下げれば
エネルギーそれだけ使うからその
部分はその
部分であるんだけれども、
省エネ技術も進んでいることだし、その二十八度というのがあたかも正義の剣みたいな感じで、そういうところというのは常に
検証していった方がいいんではないのかなというふうに思います。
僕は、町長をやっていたときにスーパークールビズといって頭を五厘刈りにしたんですよ、涼しいぞと。あれ、下着を着るときに引っかかっちゃってどうしようもないんだけれども。
それはいずれにしてもなんですが、是非とも
環境省としても、じゃ、二十八度って何なのと、どういう根拠なのということを常に
検証していくというか、そういう姿勢というのは非常に大事なことだと思うんです。そのことによって生産性が年間約一・二兆円、GDPの〇・二四%に達するんですって、生産性の低下というのが。
役所行ってもそうですよね。役所って厳格に二十八度C守っているから、実はいろんな放熱の
部分で温度が高くなって、
うちわをあおいでいたりパソコンの電源のところに入れてちっちゃな扇風機回していたり、これ電気掛かっているんで何にもならないだろうと思うんだけれども、そういう
現実ってあると思うんですよ。
だから、そういう、何というか、これまでの常識が当たり前のことが当たり前じゃないかもしれないという視点でちょっと研究してみてください。次の
委員会で
質問したいと思います。どうぞよろしくお願いします。
終わります。