○大野
元裕君 だったら九条二項でいいじゃないですか。
幕僚長がそれ、
大臣の
補佐するわけですから、それは
専門的見地からやるわけですから、相まってこれやるというのをわざわざ書き込むのは私にはよく分かりません。
正直、かつて防衛庁の次官が
装備品の調達や制服の人事に強硬に介入するとか、あるいは三浦瑠麗さんがおっしゃっているようにシビリアンの暴走とか、そういった
意味で、私は、今の
防衛省の在り方が果たしていいかどうかというのは、これはもちろん議論はあると思います。ただ、これ制度の問題を今議論しているわけですから、
文民統制に対して国民が懸念を抱くような状況というのは、今立派な
大臣がおられるからいいですよ、しかし
大臣が替わったらこれ変わってしまうのでは、私は好ましくないんだと思います。なぜなら、制度ですから、これは悪用されるということも含めて、そういうことがあってはならないというのが制度だと思っています。
ところで、
大臣はこれまでの
国会答弁で繰り返し、各幕は隊務に専念すべきだと御
答弁されてきました。ところが、これ資料でお配りしましたけれども、二枚紙のA4の横紙ですが、これ見ますと、
防衛省が
説明する
業務の一元化を見ると、これまでは
内部部局、これからCと呼ばせてもらいます、それから統幕、Uと呼ばせてもらいますけれども、このCとUの間で同じ任務に関する異なる
役割がこれまで分担されてきたんですよね。この
現状の左側の方です。同じ任務に関する異なる
役割が分担されてきました。そのうちの一部を今度は統幕に寄せましょうというのがこの今回の
改革の柱の一つです。
隊務というのは、私、
自衛隊の純粋な任務を指すんだと思うんですが、これ実は、正確にはCという
業務、重複していません。同じ任務の中のいわゆる
役割分担がこれまでは違う形で行われてきたんだと思うんです。そうすると、今まで行ってきた
自衛隊の
部隊運用に関する情報の官邸等への通報や
関係機関との
調整、対外
説明などは、これ今度統幕の方へ行っちゃうわけですけれども、
大臣、これ、隊務に専念するべきならば統幕の方へ寄せるべきじゃないんじゃないんですか。
大臣のおっしゃっている隊務ではないんじゃないんでしょうか、教えてください。