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林国務大臣 稲津
先生におかれましては、私の最初の
大臣のときの
政務官として、
一緒に非常にすばらしいお仕事をしていただいたと感謝を申し上げるところでございます。
いろいろやっていただきました。特にサイバーアタックの
調査においては、
調査委員長として陣頭指揮をとっていただいて、本当にいいレポートをまとめていただいた、こういうふうにも思っておるところでございます。
今
先生から
お話がありましたように、あのとき御
一緒させていただいて、いろいろな攻めの農政について具体化をしていくということで、今いわゆる四本柱と言っておりますが、三本の産業
政策とそれから多面的機能、これを車の両輪としてやっていくということを官邸
プランとして最終的にまとめさせていただいたわけでございます。
したがって、今回再登板ということになりましたけれ
ども、これまで、そういう
プランをつくって、絵を描いて、そして実施を始めたというところでございますが、
農業、林業、水産業もそうですが、一年に一回という自然を相手にしていくということでございますので、例えば、車やコンピューターといった、毎週毎週つくって、PDCAサイクルが一週間ぐらいで回っていく、こういうものと違いまして、やはり、新しい施策をつくって、それを実際に
農家の
方々や
生産者の
方々に現場でやっていただいて、それを検証して、フィードバックをいただいて、さらにどうしていくか、このPDCAサイクルが一年、二年、こういうふうになるわけでございますから、まさに実行元年といいますか、
先生おっしゃっていただいたように、大事なところに差しかかっているという認識を持っておるところでございます。
したがって、一度決めたから、もうこれは絶対に変えないんだという頑固な姿勢ではなくて、あくまで現場とキャッチボールをしながら施策を常にブラッシュアップしていく、いろいろな方の御
意見を聞きながらよりよいものにしていくという姿勢を常に持ち続けながら、当初決めました
活力創造プランに従って、しっかりと、
農家の
所得が上がる、そして多面的機能が保持される、そういうことを通じて、若者にとっても魅力のある産業に
農林水産業をしていく、よってもって、これが
地方創生という大きな国の
目標にも資することになる、こういう考えでやってまいりたい、こういうふうに思っております。
いずれも、
農協改革にしても、今お触れいただいたTPPに
対応する問題にしても、前回
大臣におりましたときからの、かねてからの懸案事項でございまして、局面がどういうふうに展開していくか予断を許さないところもTPPなどはございます、相手がある交渉でございますから。したがって、臨機応変、そして常に、備えあれば憂いなしという姿勢で万事臨んでまいりたい、こういうふうに考えておるところでございます。