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2015-03-10 第189回国会 衆議院 東日本大震災復興特別委員会 第2号
公式Web版
会議録情報
0
平成
二十七年三月十日(火曜日) 午後零時四十分
開議
出席委員
委員長
伊藤信太郎
君
理事
小田原 潔君
理事
亀岡 偉民君
理事
坂井 学君
理事
島田 佳和君
理事
冨樫 博之君
理事
金子 恵美君
理事
高井 崇志君
理事
高木美智代
君 秋葉 賢也君 秋本 真利君 石川
昭政
君 小野寺五典君 勝沼
栄明君
門山
宏哲
君
神谷
昇君 菅家 一郎君 木原 稔君
黄川田仁志
君
小泉進次郎
君 佐々木 紀君
白須賀貴樹
君 鈴木 俊一君
武部
新君 橘 慶一郎君 谷 公一君 土井 亨君 根本 匠君 橋本
英教
君 堀内 詔子君
宮崎
政久
君
黄川田
徹君
玄葉光一郎
君 郡 和子君 階 猛君
本村賢太郎
君 落合 貴之君
升田世喜男
君 横山 博幸君 赤羽 一嘉君 中野
洋昌
君 真山 祐一君
高橋千鶴子
君 畠山 和也君 …………………………………
国務大臣
(
復興大臣
)
竹下
亘君
復興
副
大臣
長島
忠美
君
復興
副
大臣
浜田
昌良
君
復興
副
大臣
西村
明宏
君
復興大臣政務官
小泉進次郎
君
復興大臣政務官
山本
とも
ひろ
君
復興大臣政務官
岩井
茂樹
君
衆議院調査局東日本大震災復興特別調査室長
石上 智君
—————————————
委員
の異動 三月十日
辞任
補欠選任
門
博文
君
神谷
昇君
小林
鷹之君
武部
新君
瀬戸
隆一
君
宮崎
政久
君
藤原
崇君
白須賀貴樹
君 同日
辞任
補欠選任
神谷
昇君 門
博文
君
白須賀貴樹
君
藤原
崇君
武部
新君
小林
鷹之君
宮崎
政久
君
瀬戸
隆一
君
—————————————
本日の
会議
に付した案件
東日本大震災復興
の
総合的対策
に関する件 ————◇—————
伊藤信太郎
1
○
伊藤委員長
これより
会議
を開きます。
東日本大震災復興
の
総合的対策
に関する件について
調査
を進めます。 この際、
復興大臣
から所信を聴取いたします。
復興大臣竹下亘
君。
竹下亘
2
○
竹下国務大臣
復興大臣
をしております
竹下亘
でございます。
東日本大震災復興特別委員会
の
開催
に当たり、一言御挨拶を申し上げます。 あす、三月十一日がやってまいります。
東日本大震災
から丸四年を迎えます。 この
震災
は、
地震
、
津波
、
原発事故
による複合的な
災害
であり、その
復興
は困難を伴い、長期間を要します。
発災
以来、政府を挙げて
復旧復興
に取り組んでまいりました。 これまでの四年間で、
瓦れき
の
処理
はおおむね終了し、
公共インフラ
の
復旧
はおおむね
計画どおり
に
進捗
しているほか、
住宅再建
のための
事業
にも懸命に取り組んでおります。また、
鉱工業生産指数
は
震災
前の水準までほぼ回復をいたしました。しかしながら、いまだおよそ二十三万人の
方々
が自宅に戻れず、不自由な
生活
を余儀なくされております。
安倍内閣
では、
復興
の
加速化
を
内閣
の最
重要課題
の一つとして位置づけております。 私は、昨年九月の就任以来、これまでに合計二十二回
被災地
を視察いたし、
被災者
の
方々
と
意見交換
や交流をさせていただきました。
災害公営住宅
を訪問し、新たな
環境
でのふなれな
生活
への不安などもお聞きしてまいりました。 依然として、急がれるのは、
住宅
の
再建
です。
被災者
の
方々
に
住まい
の
見通し
を持っていただくため、
住まい
の
復興工程表
を取りまとめ、公表をいたしております。
事業
の隘路となる
課題
に対しましては、
関係省庁
の
協力
の
もと
、
対策
を講じてきました。
事業
は着実に進展し、
高台移転
は九割、
災害公営住宅
は八割の
事業
が始まっています。 本年一月には、これまでの
加速化措置
を充実、補完した
総合対策
を取りまとめました。今後とも、
現場
の
課題
にきめ細かく対応し、
住宅再建
を最優先に進めてまいります。 また、
住宅
が完成しただけでは人は町には戻ってきません。町のにぎわいを取り戻すため、
産業
や
なりわい
の
再生
にもさらに力を入れる必要があります。 このため、昨年六月に策定した
産業復興創造戦略
に基づき、
被災企業
の
施設設備
の
復旧
を進めるとともに、
震災
により失われた販路の
開拓
や新たな分野の
需要開拓
の
支援
など、
創造
的な
復興
に取り組んでまいります。
仮設住宅
での
生活
の
長期化
に伴い、心身の健康の維持が
課題
となっております。また、新しくできる
災害公営住宅
での
コミュニティー形成
も重要です。 本年一月に策定した
被災者支援総合対策
を
もと
に、
市町村
や
関係者
と
連携
しながら、見守りや
コミュニティー形成
への
支援
、
被災者
の
方々
の
生きがいづくり
を
支援
する心の
復興事業
などを進めてまいります。 また、
復興
を進めるに当たり、単なる
復旧
にとどまらず、我が国の
モデル
ともなる新しい
東北
の
創造
に向けた
取り組み
を進めております。 具体的には、
被災地
で芽生えた先導的な
取り組み
を
支援
するとともに、
復興支援
に携わるさまざまな
方々
の
連携
の場として設立した
官民連携推進協議会
の
もと
で、官と民が手をとり合って、
東北
に持続的な活力をもたらしてまいります。 一方、
福島
の
復興再生
については、引き続き大きな
課題
です。 戻られる方には、
早期帰還
と定住のために、
除染
、
インフラ復旧
のほか、
生活環境
を整備します。
帰還
を待つ方には、
復興公営住宅
の
整備等
を進めてまいります。 また、昨年十二月、
福島
十二
市町村
の将来像に関する
有識者検討会
を立ち上げました。ことしの夏ごろの提言の取りまとめに向け、引き続き
検討
を進めてまいります。 これらに加え、
福島
県からの要望も踏まえ、
福島復興再生特別措置法
の一部を改正する
法律案
を提出いたしております。この
法案
は、旧市街地への
帰還
の
見通し
が立たない
市町村
において、その代替となる
復興拠点
を整備するための制度や、住民の
帰還
に向けた
環境
を整備するための
交付金
の
創設等
を内容とするものです。 本
法案
の
早期成立
に向けて、
伊藤委員長
を初め、
理事
及び
委員各位
の御
理解
を賜りますよう
お願い
をいたします。
平成
二十七年度は、
集中復興期間
の最後の一年となります。まずは、この一年間で
復興
を最大限加速させるよう、引き続き
全力
で取り組んでまいります。 その上で、
平成
二十八年度以降の
復興事業
については、これまでの
進捗状況等
を踏まえ、
事業
のレビューを行った上で、財源を含め、そのあり方を
検討
してまいります。
伊藤委員長
を初め、
理事
及び
委員各位
におかれましては、引き続き
復興施策
への御
理解
と御
協力
をくださるよう、心から
お願い
を申し上げます。
伊藤信太郎
3
○
伊藤委員長
次に、
平成
二十七年度
復興庁関係予算
の
概要
について
説明
を聴取いたします。
復興
副
大臣長島忠美
君。
長島忠美
4
○
長島
副
大臣
復興
副
大臣
を拝命しております
長島忠美
でございます。 引き続き、
総括業務
及び
地震
、
津波災害
からの
復興
に関する
事項
を担当するとともに、
宮城復興局
に関する
事項
を担当いたします。
竹下大臣
を支えて、被災された多くの
方々
が
復興
に
希望
を持てるよう、活力ある日本の
再生
に向けて
全身全霊
で取り組んでまいりますので、
伊藤委員長
を初め、
理事
、
委員各位
の御
理解
と御
協力
を何とぞよろしく
お願い
申し上げます。 私の方から、
平成
二十七年度
復興庁予算
について御
説明
申し上げます。 まず、
復興庁
においては、
東日本大震災
からの
復旧復興
の
加速化
を
推進
するための
予算
として、
東日本大震災復興特別会計
に総額二兆四千三百六十四億円を計上しております。 以下、その
主要施策
について御
説明
申し上げます。 第一に、
住宅再建
・
復興まちづくり
については、
津波被災地
において
防災集団移転促進事業等
の
事業着手
が進展し、
まちづくり
の動きが本格化する
状況
を踏まえ、引き続き
住宅再建
・
復興まちづくり
を加速するために必要な
経費
として、一兆三千四百八十七億円を計上しております。 第二に、
産業
、
なりわい
の
再生
については、本格的な
産業復興
を進める段階に移行しつつあることを踏まえ、自立的で活力ある
地域経済
を
再生
する、
創造
的な
産業復興
を加速するための
取り組み
を強化するために必要な
経費
として、千六百七十五億円を計上しております。 第三に、
被災者支援
については、
被災者
の
方々
の
住宅再建
、被災した学生の
修学等
を引き続き
支援
するとともに、避難の
長期化
、
災害公営住宅
への
移転
の
進捗
に対応するため、見守り、心の
ケア等
の
被災者
の健康、
生活面
での
支援
を強化するために必要な
経費
として、千二百八十七億円を計上しております。 第四に、
原子力災害
からの
復興再生
については、
除染
、
放射性物質汚染廃棄物処理
を
推進
するとともに、
早期帰還支援
と新
生活支援
の両面から、
福島
の
復興再生
を加速するために必要な
経費
として、七千八百七億円を計上しております。 その他、「新しい
東北
」
先導モデル事業等
の実施に必要な
経費
として、
所要額
を計上しております。 なお、
東日本大震災復興特別会計
においては、
復興庁予算
に加え、
復興加速化
・
福島再生予備費
や
震災復興特別交付税交付金
など、一兆四千七百二十三億円を計上しており、全体では、三兆九千八十七億円を計上しております。 以上、
平成
二十七年度の
復興庁予算
の
概要
について御
説明
申し上げました。 何とぞよろしく御
理解
を賜りますように
お願い
を申し上げます。
伊藤信太郎
5
○
伊藤委員長
以上で
説明
は終わりました。 次に、
浜田復興
副
大臣
、
西村復興
副
大臣
、
小泉復興大臣政務官
、
山本復興大臣政務官
及び
岩井復興大臣政務官
から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。
復興
副
大臣浜田昌良
君。
浜田昌良
6
○
浜田
副
大臣
引き続き、
福島
を
中心
とする
原子力災害
からの
復興再生
に関する
事項
と
福島復興局
及び
茨城事務所
を担当させていただきます
復興
副
大臣
の
浜田昌良
でございます。
竹下大臣
をしっかりお支えし、
関係政務
の皆さんとしっかり
連携
しながら、
被災地
の
皆様
が
希望
を持っていただきますように、
全身全霊
を尽くす決意でございます。
伊藤委員長
初め、
理事
、
委員
の
皆様
の御
理解
と御
協力
、何とぞ
お願い
申し上げます。
伊藤信太郎
7
○
伊藤委員長
次に、
復興
副
大臣西村明宏
君。
西村明宏
8
○
西村
(明)副
大臣
復興
副
大臣
を拝命いたしております
西村明宏
でございます。 引き続き、
地震
、
津波災害
からの
復興
に関する
事項
を担当させていただきます。
竹下大臣
をしっかりとお支えして、
被災者
の
皆様方
が一日も早く
復興
を実感できるよう、そしてまた、新たな第一歩を踏み出せるような
施策
の
推進
に
全力
を尽くしてまいります。
伊藤委員長
初め、
理事
、
委員
の
皆様方
の御
指導
、そして御
理解
、御
協力
、よろしく
お願い
申し上げます。
伊藤信太郎
9
○
伊藤委員長
次に、
復興大臣政務官小泉進次郎
君。
小泉進次郎
10
○
小泉大臣政務官
復興大臣政務官
の
小泉進次郎
でございます。 引き続き、
総括業務
、そして
岩手復興局
、そして
青森事務所
を担当させていただきます。 あしたで四年になりますが、あしたは
岩手
県主催の
追悼式
に、野田村で
開催
の
追悼式
に
出席
をさせていただきますが、これからも
現場主義
で、しっかりと四年の後も支え続け、
竹下大臣
の
もと
、
関係
の副
大臣
とともに
協力
をしながら、
復興
に
全力
を尽くしてまいります。 今後とも、どうぞよろしく
お願い
申し上げます。
伊藤信太郎
11
○
伊藤委員長
次に、
復興大臣政務官山本
とも
ひろ
君。
山本ともひろ
12
○
山本大臣政務官
文部科学大臣政務官
兼
復興大臣政務官
を拝命いたしております
衆議院議員
の
山本
とも
ひろ
です。 私は、
福島
を
中心
とします
原子力災害
からの
復興
と
再生
にかかわる
業務
に関して、
文部科学省
との
連携調整
をさせていただきます。 各副
大臣
、また
大臣政務官
とともに、
竹下復興大臣
をお支えしてまいりたいと思いますので、
伊藤委員長
初め、
理事
、
委員各位
の
先生方
、どうぞ御
指導
、御
協力
、よろしく
お願い
いたします。 ありがとうございました。
伊藤信太郎
13
○
伊藤委員長
次に、
復興大臣政務官岩井茂樹
君。
岩井茂樹
14
○
岩井大臣政務官
復興大臣政務官
の
岩井茂樹
でございます。 引き続き、
福島
を
中心
とした
原子力災害
からの
復興
そして
再生
にかかわる
経済産業省
との
連絡調整
を担当させていただきます。
関係
副
大臣
とともに、そして
政務官
とともに、
竹下大臣
をしっかり支えながら、
被災地
の一日も早い
復興
そして
再生
のために
全力
を尽くしてまいります。 どうか、
伊藤委員長
を初め、
理事
、
委員
の
皆様各位
におかれましては、御
指導
、御鞭撻、御
協力
のほどをよろしく
お願い
いたします。
伊藤信太郎
15
○
伊藤委員長
次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。 午後零時五十四分散会