○西村(智)
委員 民主党の
西村智奈美でございます。
質問に先立ち、一言申し上げます。
先週金曜日に開催された当
厚生労働委員会において、一部我が党議員の行為で
委員会運営に混乱を招いてしまい、
理事として遺憾の意を表します。
渡辺
委員長と
松野理事に御迷惑をおかけいたしましたこと、深くおわび申し上げます。
今回の反省に立ち、今後は与野党で民主的な
委員会運営が行われるよう私としてもさらに努力してまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
それでは、質問に入ります。
きょうは、一般的質疑、私たち民主党からいたしますと先週の補充質疑ということでもありますので、
年金情報流出問題そして派遣法について質問をさせていただきます。
私はやはり、この間、国民の大きな関心事となっております
年金情報流出問題について、この
委員会、国会の中での議論のみならず、私たち民主党で設置しております
対策本部での議論も日々行っているんですけれども、それを上回るスピードでマスコミにさまざまな情報が出ているということは、二度にわたる流出が起きているというふうに言わざるを得ません。
今回は、検証
委員会を設置して、
大臣としては、第三者的にそちらの方で経過の検証をしてもらい、防止策を講ずるという考えのようでありますけれども、ちょっとまだその前にやはり国会で明らかにしていただきたいことはたくさんありますし、そもそもその検証
委員会についても、私たちは聞いていてもまだわからないことが多いということは申し上げたいと思っています。
この間、我が党の議員からも、例えば、この
年金情報流出問題にかかわるさまざまな経費が発生しています。コールセンター、調査のため、あるいは基礎
年金番号を更新するためということで、さまざまな費用がかかっているというふうに思いますし、また、どこかからその費用は出さなければいけないということで、その出元はどこなんだということについて何度も質問してきました。
事業にかかわる保険料から支出をされるのか、それとも、運営事務にかかわるということで国庫の方から支出をされるのかということで何度も質問しているんですけれども、それに対する答弁は、検証
委員会の結果を待ってみないとわからないということなんですね。
同じことを聞いても同じ答えが来るということはほかにもありまして、例えば補償の問題です。
成り済ましなどによって被害が生じたときに、その被害は補償されるのかといったことについても、これは責任体制が明確になってからであるから検証
委員会の結果を待たなければいけないということで、どうも、私たちが聞いていることについて、検証
委員会で検討するということに逃げ込まれてしまっているんじゃないか、こういう気がしてならないんです。
大臣に、冒頭お伺いをいたします。
設置をされましたこの検証
委員会、いつまでに結論を得るということで、
大臣は指示と申しましょうか要請をされているんでしょうか。