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2014-10-14 第187回国会 参議院 法務委員会 第1号
公式Web版
会議録情報
0
平成二十六年十月十四日(火曜日) 午後一時開会 ─────────────
委員氏名
委員長
荒木
清寛
君 理 事
山下
雄平
君 理 事
若林
健太
君 理 事
小川
敏夫
君 理 事
真山
勇一
君
石井
準一
君
溝手
顕正
君
宮沢
洋一
君 森
まさこ
君
柳本
卓治
君
吉田
博美
君
有田
芳生
君
江田
五月君
前川
清成
君
魚住裕一郎
君
行田
邦子
君
仁比
聡平君 谷
亮子
君 輿石 東君 山崎 正昭君 ─────────────
委員長
の
異動
九月二十九日
荒木清寛
君
委員長辞任
につき、そ の
補欠
として
魚住裕一郎
君を議院において
委員
長に
選任
した。 ─────────────
委員
の
異動
九月二十九日
辞任
補欠選任
石井
準一
君
有村
治子
君 森
まさこ
君
猪口
邦子
君
山下
雄平
君
三宅
伸吾
君
吉田
博美
君
牧野たか
お君
若林
健太
君
熊谷
大君
小川
敏夫
君
羽田雄一郎
君
前川
清成
君
牧山ひろえ
君
荒木
清寛
君
矢倉
克夫
君 ─────────────
出席者
は左のとおり。
委員長
魚住裕一郎
君 理 事
熊谷
大君
三宅
伸吾
君
有田
芳生
君
真山
勇一
君 委 員
猪口
邦子
君
牧野たか
お君
溝手
顕正
君
宮沢
洋一
君
柳本
卓治
君
江田
五月君
羽田雄一郎
君
牧山ひろえ
君
矢倉
克夫
君
行田
邦子
君
仁比
聡平君 谷
亮子
君
国務大臣
法務大臣
松島みどり
君 副
大臣
法務
副
大臣
葉梨
康弘
君
大臣政務官
法務大臣政務官
大塚
拓君
最高裁判所長官代理者
最高裁判所事務
総長
戸倉
三郎
君
事務局側
常任委員会専門
員 櫟原 利明君 ───────────── 本日の
会議
に付した案件 ○
理事補欠選任
の件 ○
国政調査
に関する件 ─────────────
魚住裕一郎
1
○
委員長
(
魚住裕一郎
君) ただいまから
法務委員会
を開会いたします。 議事に先立ちまして、一言御
挨拶
申し上げます。 去る九月二十九日の本
会議
におきまして
法務委員長
に
選任
されました
魚住裕一郎
でございます。 本
委員会
の公正かつ円満な
運営
に努め、その重責を果たしてまいりたいと存じます。
皆様方
の御
指導
と御
協力
を賜りますよう、よろしく
お願い
申し上げます。(拍手) ─────────────
魚住裕一郎
2
○
委員長
(
魚住裕一郎
君) この際、申し上げます。 本年夏からの大雨・
土砂災害
、さらにはこの度の御嶽山の噴火により、甚大な
被害
がもたらされ、多くの尊い人命を失いましたことは誠に痛ましい限りでございます。 お亡くなりになられた
方々
に対し、深く哀悼の意を表し、
黙祷
をささげたいと存じます。 どうぞ御
起立
を
お願い
いたします。
黙祷
。 〔
総員起立
、
黙祷
〕
魚住裕一郎
3
○
委員長
(
魚住裕一郎
君)
黙祷
を終わります。御着席ください。 ─────────────
魚住裕一郎
4
○
委員長
(
魚住裕一郎
君)
委員
の
異動
について御報告いたします。 去る九月二十九日までに、
佐々木さやか
さん、
若林健太
君、
山下雄平
君、
石井準一
君、
森まさこ
さん、
吉田博美
君、
小川敏夫
君、
前川清成
君及び
荒木清寛
君が
委員
を
辞任
され、その
補欠
として
熊谷大
君、
三宅伸吾
君、
有村治子
さん、
猪口邦子
さん、
牧野たか
お君、
羽田雄一郎
君、
牧山ひろえ
さん、
矢倉克夫
君及び私、
魚住裕一郎
が
選任
されました。 ─────────────
魚住裕一郎
5
○
委員長
(
魚住裕一郎
君)
理事
の
補欠選任
についてお諮りをいたします。
委員
の
異動
に伴い現在
理事
が三名欠員となっておりますので、その
補欠選任
を行いたいと存じます。
理事
の
選任
につきましては、先例により、
委員長
の指名に御一任願いたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
魚住裕一郎
6
○
委員長
(
魚住裕一郎
君) 御
異議
ないと認めます。 それでは、
理事
に
熊谷大
君、
三宅伸吾
君及び
有田芳生
君を指名いたします。 ─────────────
魚住裕一郎
7
○
委員長
(
魚住裕一郎
君)
国政調査
に関する件についてお諮りいたします。 本
委員会
は、
今期国会
におきましても、
法務
及び
司法行政等
に関する
調査
を行いたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
魚住裕一郎
8
○
委員長
(
魚住裕一郎
君) 御
異議
ないと認め、さよう決定いたします。 ─────────────
魚住裕一郎
9
○
委員長
(
魚住裕一郎
君) この際、
松島法務大臣
、
葉梨法務
副
大臣
及び
大塚法務大臣政務官
から
発言
を求められておりますので、順次これを許します。
松島法務大臣
。
松島みどり
10
○
国務大臣
(
松島みどり
君)
法務大臣
として御挨拶を差し上げる前に一言申し上げます。 先日の
参議院予算委員会
において、多くの
政治的課題
のある中、私個人の
国会議員
としての
政治活動
に関する質疑に
各党各派
の貴重な
審議
時間を頂戴したことはざんきに堪えません。 また、本月十日の
記者会見
において、私自身に対する
予算委員会
での御指摘や報道について、あたかもそれらが雑音であるかのように受け取られる
発言
をいたしたことを陳謝いたします。 今後は、
国会審議
の
充実
のため、閣僚として
誠心誠意審議
に臨むとともに、
国民
の
皆様
にいささかでも疑念を抱かれるような事柄がございましたら、時宜に応じて、その都度、真摯に説明に努めてまいる
所存
です。
法務大臣
の
松島みどり
です。
法律
は、
国民
を幸せにするものでなければならない、そして、
法律
を扱う人は
責任
を持たなければならない。
議員生活
を通じて培ってきた私の信条です。今からおよそ十年前、私は、
犯罪被害者等基本法
を
議員立法
として制定させるために力を尽くしておりました。それまで権利が尊重されてきたとは言い難く、十分な
支援
を受けられずにおられた
犯罪被害者
や御遺族の
方々
に光を当て、その
支援
をするのは、治安を預かり、
犯罪
の抑止を責務とする国の役目であり、
犯罪被害者
や御遺族を
支援
するための法的な仕組みをつくりたい。そんな
思い
を形にすることこそ、
国民
から負託をいただいた
国会議員
の役目と考えてまいりました。
法務大臣
に就任いたしましても、これまで
議員
として、また、
政府
の一員として積み重ねてまいりました経験を生かし、
法務行政
の各分野にわたって適切な方策をより迅速に講ずるよう
全力
を尽くしたいと考えております。 こうした
思い
から、私は、かねて、刑法の
強姦罪
の
法定刑
の下限が
強盗罪
のそれよりも軽く、
強姦致死傷罪
の
法定刑
の下限が
強盗致傷罪
のそれよりも軽いのはおかしいという
思い
を強く持っており、就任してすぐにその
規定
の
見直し
を指示したところ、一月足らずで
有識者
による
性犯罪
の罰則に関する
検討会
の
発足準備
が整いました。 このように、
法務行政
が抱える諸
課題
について、
スピード感
を持って適切に
対応
してまいる
所存
です。 また、
法務行政
は多くの有志の
国民
の
方々
に支えられています。全国およそ四万八千人の
保護司
の
方々
、およそ一万三千社の
協力雇用主
の
方々
、およそ一万四千人の
人権擁護委員
の
方々
などです。私は、こうした
方々
がいかに
法務行政
にとって、ひいてはこの国のためにとって重要なお仕事をされているかを一人でも多くの
国民
に紹介し、知っていただけるように努めてまいりますので、
委員長
を始め
委員
の
皆様
にも
是非お力
を賜りたいと存じます。 次に、当面する
法務行政
の
重要施策
につきまして所信を申し述べ、
委員
の
皆様方
の御
理解
と御
協力
を賜りたいと存じます。 私は、
法務大臣就任
に当たり、
安倍晋
三
総理大臣
から、
関係大臣
と
協力
し、世界一安全な
日本
をつくるため、
犯罪被害者
の
支援
、
刑務所出所者
の
再犯防止
や
社会復帰支援
、
組織犯罪対策
などの
施策
を総合的に
推進
するよう指示を受けました。
法務省
といたしましても、
関係省庁
と
協力
しながら世界一安全な
日本
を実現し、またそれを守るため、
全力
で
犯罪対策
に取り組んでまいります。
刑務所出所者等
の再犯を
防止
するためには、
刑務所
や
保護観察所等
の
関係機関
が連携して、施設内から
社会
内における処遇まで切れ目のない一貫した
指導
、
支援
を行うことが重要です。 例えば、
薬物依存
の問題を抱える者や少年、女性、
高齢者
、
障害者
といった
対象者
の特性に応じた
指導
、
支援
、
就労支援
、住居の確保などを柱とする総合的な
再犯防止対策
を
関係省庁
とも連携して
推進
いたします。 また、
刑務所出所者等
の円滑な
社会復帰
を実現するため、地域や
国民
の
皆様方
の十分な御
理解
を得られるよう様々な
啓発活動
に努めるとともに、
刑務所出所者等
の
社会復帰
を支える
保護司
の
活動基盤
の
強化
や
協力雇用主等
、民間の
方々
の地道な
取組
に対する
支援
の
充実
を図ってまいります。 さらに、これらの
取組
の
基盤
となる
法務省施設
の
老朽化等
を解消するため、建て替えや
耐震改修
などを促進してまいります。
犯罪被害者等
の
保護
、
支援
も重要な
課題
として取り組みます。私も制定に関わった
犯罪被害者等基本法
の理念にのっとり、
犯罪被害者等
の
権利利益
の
保護
を図るための
各種制度
を適切に運用し、きめ細かな
対応
に努めてまいります。 昨年の
訪日外国人旅行者数
は初めて一千万人を超え、本年に入っても前年同時期に比べ約二割増加している状況にあります。
政府
では、次の目標として、
オリンピック
・
パラリンピック東京大会
が開催される二〇二〇年に向けて、
訪日外国人旅行者数
二千万人の高みを目指すこととしています。
法務省
として、
観光立国
の実現に向け、
外国人
の
出入国審査
の
円滑化
、
迅速化
を重要な
課題
と認識しており、現在全国でおよそ二千二百人いる
入国審査官
について、来年度は三百人の増員を要求しております。その後も計画的に
出入国審査体制
を整備することにより、二〇一六年度までに、
入国審査
の
最長待ち時間
を二十分以下に短縮することを目指してまいります。 このほか、
日本人
の
出帰国審査
を
合理化
し、
外国人
の
出入国審査
の更なる
迅速化
を図るため、
顔認証技術
を活用した
自動化ゲート
の
導入
について更に
検討
を進めてまいります。 また、前
国会
で改正された
出入国管理
及び
難民認定法
の円滑な施行にも取り組んでまいります。 他方で、
個人識別情報
の活用や
空海港
における
パトロール等
により、
不法行為
をもくろむ
外国人
の入国を水際で確実に阻止いたします。
技能実習制度
の抜本的な
見直し
を始めとして、本年六月に改訂された
日本再興戦略
に盛り込まれた
施策
を実現し、
日本経済
の
活性化
に資する
外国人
の受入れの促進に努めてまいります。 近年の
難民認定申請者
の増加をも踏まえ、引き続き
難民認定手続
の適正かつ迅速な
実施
に努めるとともに、より良い
難民認定制度
の
在り方
について
検討
してまいります。 一方で、
我が国
に潜伏する
不法滞在者
や
偽装滞在者
への対策については、その摘発の積極的な
推進
や自発的な出頭を促すこと等を通じて一層の減少及び
実態解明
に努めてまいります。
テロ対策
については、二〇二〇年
オリンピック
・
パラリンピック東京大会等
も見据え、テロの
未然防止
に向けて、
不穏動向等
の
早期把握
に努めるとともに、
情報収集
・
分析機能
の
強化
に一層努めてまいります。 テロリズムに対する資金その他の利益の供与の
防止
のための措置を万全のものとするため、衆議院において
継続審議
中の
公衆等脅迫目的
の
犯罪行為
のための資金の
提供等
の処罰に関する
法律
の一部を改正する
法律案
について、十分に御
審議
の上、速やかに可決くださいますよう
お願い
いたします。
北朝鮮関係
については、引き続き、核、ミサイルをめぐる動向や、
金正恩体制下
の
国内情勢等
の把握に努めるとともに、
日本人拉致問題等
の重大な問題の
解決
にも資するよう、公安
調査
庁を中心として、
関連情報
の
収集
、
分析等
を積極的に行ってまいります。
尖閣諸島関係
については、
我が国
の主権に関わる事案の相次ぐ発生を踏まえ、
関係機関
と連携し、
関連情報
の
収集
、分析に尽力いたします。 また、オウム真理教については、引き続き、
団体規制法
に基づく
観察処分
を適正かつ厳格に
実施
することにより、公共の安全の確保に努めてまいります。 各
制度
の
実施段階
に入った
司法制度改革
については、その
運用状況
を見定めながら、更に
制度
の成熟に向け努力してまいります。 各方面から様々な
問題点
が指摘されている
法曹養成制度
については、その
制度
の
在り方
について、
内閣官房
に置かれた
法曹養成制度改革推進室
において
検討
を進めているところ、
法務省
といたしましても、
法曹養成制度改革推進会議
の一員として、より良い
法曹養成制度
の構築に向けて、引き続き迅速に
施策
の
実施
及び
検討
を進めてまいります。
日本司法支援センター
、
愛称法テラス
は、いまだ
国民一般
に広く浸透しているとまでは言い難く、
国民
にとって一層身近で気軽に利用できる場所として認知していただけるよう、積極的な広報にも取り組んでまいります。
法テラス
は、
国民
への
法的支援
の
中心的機関
としてのみならず、
東日本大震災
の
被災者
に対する
援助
のための
日本司法支援センター
の業務の特例に関する
法律
を活用した
援助
を展開するなど、
東日本大震災
からの
復旧復興
に関しても大きな
役割
を果たしております。また、
法テラス
では、近い将来、超
高齢化社会
が到来することに鑑み、自治体、
福祉機関等
と連携して、
高齢者
、
障害者等
、特に手厚い
援助
を要する方の
法的ニーズ
をくみ上げ、総合的な
問題解決
を図る
取組
を行っております。 今後も、
法テラス
の
業務体制
の
充実
に努め、
法テラス
が行う様々な
取組
を
支援
してまいります。
東日本大震災
からの
復興
のため、
住宅再建
・
復興まちづくり
の
加速化
に係る
登記嘱託事件等
の適切かつ迅速な
実施
に努めてまいります。 また、まだまだ遅れている
都市部
の登記所備付け地図の整備についても、全国的かつ重点的に取り組んでまいります。
裁判員制度
については、
裁判員
の
方々
の誠実な
取組
もあり、
国民
の間に定着してきており、
制度導入
時に
期待
された、
裁判
が身近になり、
国民
の
司法
に対する
理解
と信頼が深まるといった好果も生じ始めていると考えております。 この
制度
が
我が国
の
司法制度
の
基盤
としての
役割
を十分に果たすことができるようにするため、審判に著しい長期間を要する
事件等
を
裁判員制度
の
対象事件
から除外することを可能とするほか、
裁判員等選任手続
において
犯罪被害者
の
氏名等
の情報を
保護
するための
規定
を整備することなどを
内容
とする
裁判員
の参加する
刑事裁判
に関する
法律
の一部を改正する
法律案
を今
国会
に提出する予定です。
民事基本法
について、
国民
の意識や
社会情勢
の変化に
対応
し、必要な
見直し
を進めてまいります。 今
国会
においては、
国際条約
の改正に伴い、
海難事故等
の場合に船舶の
所有者等
が負う
責任
の
限度額
を引き上げることを
内容
とした船舶の
所有者等
の
責任
の制限に関する
法律
の一部を改正する
法律案
を提出する予定です。 このほか、
法制審議会
においては、民法の
債権関係
について、
社会経済
の変化への
対応
を図るとともに、
国民
に分かりやすいものとする等の観点から、制定以来およそ百二十年ぶりの
見直し
に向けた
検討
が
具体性
を増しつつ着実に進められております。 また、
商法等
のうち運送・
海商関係
を中心とした
規定
の
見直し等
について、
法制審議会
において
審議
が行われており、今後、これらの
審議
結果を踏まえて、必要な
法整備
を行ってまいります。 時代に即した新たな
刑事司法制度
を構築するための
法整備
の
在り方
については、先般、
法制審議会
から、
被疑者取調べ
の録音・
録画制度
の
導入
や
通信傍受
の
合理化
、
効率化
など多岐にわたる
内容
を含む答申をいただきました。
証拠収集手段
の
適正化
、
多様化
及び
公判審理
の
充実化
に向け、この答申に掲げられた
制度
を一体として
刑事司法制度
に取り入れるため、必要な
法整備
を進めてまいります。また、
刑事司法制度
を
国民
からより一層支持、信頼されるものとするため、
検察改革
のための
取組
を着実に
実施
してまいります。
矯正施設
は深刻な
医師不足
に直面しているところ、本年一月二十一日に、医師や
弁護士等外部有識者
から成る
矯正医療
の
在り方
に関する
有識者検討会
から受けました報告を踏まえ、
矯正医官
の
待遇改善
や
地域医療
との共生、
連携強化
の
在り方
などにつき、現在、
関係省庁
とも協議を進めているところであり、引き続き、
法整備
を含め、
矯正医療
が抱える問題の
解決
に向けて
全力
で取り組んでまいります。 さらに、今
国会
においては、一般の
政府職員
の
給与改定
に伴い、
裁判官
の
報酬月額
及び
検察官
の
俸給月額
を改定するための
裁判官
の
報酬等
に関する
法律
の一部を改正する
法律案
及び
検察官
の
俸給等
に関する
法律
の一部を改正する
法律案
を提出しましたので、十分に御
審議
の上、速やかに可決くださいますよう
お願い
いたします。 一人一人の人権が尊重される豊かで成熟した
社会
を実現するためには、
人権擁護行政
の
推進
が極めて重要です。
社会的関心
を集めている、いじめ、
外国人
に対する人権問題、インターネット上の人権問題への
対応
を含め、引き続き、
人権啓発活動
の効果的な
実施
に努めるほか、
人権侵犯事件
の
調査
・
救済活動
を適正に行ってまいります。 現在、
国際連合
と
協力
し、
我が国
と
関係
の深いアジアの
国々等
の
刑事司法実務家
を対象とする
国際研修
などを行っております。また、
開発途上国
の
基本法令
の起草や
法律家
の
人材育成
を柱とする
法制度整備
の
支援
も行っております。 これらの
国際協力
は、
我が国
が尊重してきた法の支配の理念を国際的にもあまねく広め、各国と共有しようとするものであり、外交や
国際経済
における
我が国
の地位や
影響力
を高めるものであるとともに、各国における法の支配の実現に貢献するものとして
関係諸国
の
期待
も高まっておりますので、その
期待
に応えるため、引き続き積極的に取り組んでまいります。
委員長
を始め
委員
の
皆様方
には、日頃から
法務行政
の
運営
に格別の御尽力を賜っております。 今後も、様々な
課題
に対し、
葉梨康弘
副
大臣
、
大塚拓大臣政務官
と
協力
し、さらに
法務省
の職員と一丸となって
全力
で取り組んでまいりますので、より一層の御
理解
と御
協力
を賜りますよう、よろしく
お願い
いたします。
魚住裕一郎
11
○
委員長
(
魚住裕一郎
君)
葉梨法務
副
大臣
。
葉梨康弘
12
○副
大臣
(
葉梨康弘
君)
法務
副
大臣
の
葉梨康弘
でございます。
法務行政
の諸
課題
は、いずれも
国民生活
の
基本
、根幹に関わる重要なものと認識しております。
大塚拓法務大臣政務官
とともに
松島みどり法務大臣
を支え、精力的に取り組んでまいります。
魚住委員長
を始め、
理事
、
委員各位
の御
指導
、御
協力
をよろしく
お願い
を申し上げます。
魚住裕一郎
13
○
委員長
(
魚住裕一郎
君)
大塚法務大臣政務官
。
大塚拓
14
○
大臣政務官
(
大塚拓
君)
法務大臣政務官
を拝命しました
大塚拓
でございます。
法務行政
は、国の重要な
統治基盤
の
一つ
でございます。
松島大臣
そして
葉梨
副
大臣
と力を合わせ、誠心誠意取り組んでまいる
所存
でございます。
魚住委員長
を始め、
理事
、
委員各位
の御
指導
、御
協力
、心から
お願い
を申し上げます。
魚住裕一郎
15
○
委員長
(
魚住裕一郎
君) この際、
戸倉最高裁判所事務総長
から
発言
を求められておりますので、これを許します。
戸倉最高裁判所事務総長
。
戸倉三郎
16
○
最高裁判所長官代理者
(
戸倉三郎
君) 去る七月十八日付けで
最高裁判所事務総長
を命ぜられました
戸倉三郎
でございます。どうぞよろしく
お願い
いたします。
委員長
を始め
法務委員会
の
委員
の
皆様方
には、平素から
司法
の立場に対して深い御
理解
と御配慮を賜り、誠にありがとうございます。この場をお借りいたしまして、改めて厚く御礼を申し上げます。 申し上げるまでもなく、
裁判所
の
役割
は、適正かつ迅速な
裁判
を行うことでございます。その
役割
を十分に果たし、
国民
の
皆様
の
期待
と
信頼
にお応えするため、様々な
司法行政
上の
課題
に取り組んでまいる
所存
でございます。
東日本大震災
とそれに引き続く
原子力発電所
の
事故
は、
発生
から約三年半が経過した今日におきましても、なお多くの
方々
に困難な
生活
を強いております。先般、気仙沼や
陸前高田等
の
被災地
を訪ねてまいりましたが、
復興
に向けた工事の規模の大きさを目の当たりにいたしますと、改めて
被害
の大きさと深刻さに胸が痛みました。
裁判所
といたしましても、
司法機関
としての使命を忘れることなく、
復興
に関連して生じる様々な法的な紛争の
解決
に
全力
で取り組んでまいりたいと考えている次第でございます。 また、
司法制度改革
の最大の柱の
一つ
でございます
裁判員制度
は、
施行
後約五年半を経過いたしました。この間、
国民
の
皆様方
の御
理解
と御
協力
を得て、おおむね安定的な
運営
ができておりますが、私
ども法曹
の側にはまだまだ努力を要する点が多いと思われます。
裁判所
といたしましては、
国民各位
の
理解
を得つつ、
関係機関
との
連携
を緊密にいたしまして、より一層適切な
運営
に努めてまいる
所存
でございます。
法務委員会
の
皆様方
には、今後とも
裁判所
の
運営
の
充実強化
のために一層の御
支援
を賜りますよう、よろしく
お願い
をいたします。 簡単ではございますが、これをもちまして
就任
の御
挨拶
とさせていただきます。 どうもありがとうございました。
魚住裕一郎
17
○
委員長
(
魚住裕一郎
君) 本日はこれにて散会いたします。 午後一時二十一分散会