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山本太郎君 僕にはない慎重さという
部分を十分にお持ちになっていて本当に羨ましい限りです。
もちろん、ぎりぎりの状態、限界の状態で
現場を回しているのはこの十市町村だけではなく、原発震災の影響で限界の状態に置かれた
自治体も数多く存在すると思われます。
震災が起こる前は、もう
皆さん御存じのとおり、原発事故が起こる前までは
世界的なコンセンサスである一年間の被曝は一ミリシーベルト以内に収めようということでしたよね。これ、一ミリシーベルト以内に抑える理由って何なんだって。それ以上行くとなかなかリスクがあるんじゃな
いかってことはもう分かっているからですよね。原発労働者で一年間で五ミリという人が労災認定されたことももう
皆さん御存じだと思います。
でも、今の国が向かっている方向というのは何なんだって。事故後は二十ミリでも地元に帰れという非人道的方針を押し付けているのが今の政治じゃな
いかって。国が大丈夫だとうそぶいて住民が暮らし続ける限りは、住民にサービスを提供するために、
公務員、そこで仕事しなきゃいけないんですよね。リスクある場所で
勤務される
公務員の
皆さん、給料を削らずに危険
手当など新たにプラスで
支給されて当然だと思うんですよ。
リスクを覚悟して働く人々、これ
公務員だけじゃないですよね。今もこの瞬間も被曝しながら、この国に生きる人々のために東電原発の収束作業をしてくださっている作業員の
皆さんがいらっしゃいます。ピンはね、使い捨て、当たり前の
世界ですよ、作業員の労働環境。これ、今ほとんど放置されていると言っても言い過ぎじゃないですよね。でも、このまま進んでいったら収束作業員いなくなるんじゃないですか。最悪の労働環境で誰が命を懸けてやる。だからこそ今、外国人労働者を入りやすくもしているのかなというふうにうがった目で見ちゃうんですけれども。
この東電原発の収束作業に従事されている方々、何とか
公務員にしていただけないんですかね。ちゃんとした労働の対価手に入れられて、健康面もサポートしていただきたいんですよ。むちゃなこと言っていますか。ごくごく当たり前だと思うんです。
今回の法案で、既に削り取ったものからまた更に二千五百億円削り取るんですよね。今回の法案も数の力で結局決まってしまいますよね。だったら、削り取った、搾り取った二千五百億円有効に使っていただきたいんです。汚染
地域で働く
公務員、一人で何役もこなして壊れそうになっているんですよね。給料増やしてくださいよ、この二千五百億円で。
官製ワーキングプアと言われる
臨時、
非常勤など非
正規で
地方の役場で働く人々の数、六十万人以上、七十万人にも達すると言われている。そのうち
女性は四十万人以上とも言われている。
女性が輝く、どうやって輝けという話なんですか、これ。
女性が
活躍って、安い
賃金で使い勝手よくこき使われているだけじゃないですか。どうやって輝けというんだよって。
公務員と同じような
勤務時間で仕事しても不安定な働き方のまま
年収二百万円以下、この方々にまともな労働の対価払ってくださいよ、二千五百億円で。被曝しながら、命削りながら収束作業に従事されている方々、
公務員にしてくださいよ。数を減らすんじゃなくて増やしてくださいよ。光当てるべきところに当てていただきたいんです。
今の一連の話を聞きまして、
有村大臣、どう思われます。