○丸山
委員 お立場が変わって御発言が変わるというのは、
国民の方からしては余りいいことではないと
思います。ただし、法的安定性、恐らく政権として全体の御発言だという趣旨だと
思いますので、そのあたりは考慮したとしても、このあたりは重々に気をつけていただいて。特に
松島大臣の場合は、今、一挙手一投足が本当に残念ながら注目されておりますので、ぜひ気をつけていただいて、充実した
法務委員会の審議につながりますように、御発言等お気をつけください。よろしくお願いします。
そうしたら、まず私からも資質の話をさせていただいたんですけれども、続きましては、特に
法務行政に関してメーンで
大臣にお伺いしていきたいんですが、まず最初に、泉南アスベストの訴訟についてお伺いしたいと
思います。
先日、泉南の石綿
被害に関しまして、最高裁での判決が出ました。そして、アスベスト
被害に関しまして、国に
責任があるということを認める判決が出ておりました。一部高裁に差し戻しになっておりますが、一方で、
責任に関しては、もう完全に国の
責任を認めるというのを最高裁が固めたところでございます。
これを受けて厚労
大臣が、先ほども実は厚労
委員会で、同僚の議員にお願いしまして、実は原告団の皆さんが来られて、そこで
大臣に直接聞きたいという
お話をずっといただいていたものなんですけれども、一方で、やはり厚労省の方からは、だめだと。残念ながら、厚労省の方へ伺っても
大臣に直接会えないという状況が続いておりました。そうしたら、ちょうど一般質疑で
大臣が
お話しされるということであるので、同僚議員から質疑をさせていただいて、そしてそこへ傍聴に来られてぜひ直接お聞きくださいという形で、先ほど、来ていただいて、そしてそこで
大臣より謝罪のお言葉をいただいた。そして、やはり言いぶりはなかなか選ばれておりましたけれども、実は塩崎
大臣は、小泉さんのときですかね、前回のときも同じような政治決断で、こういった判決に対して全面的に原告団の皆さんに対して手を差し伸べるという決断をされた経緯もありまして、その
お話も同僚議員から触れさせていただいて、そして、前向きに、できる限り心は一緒だというお言葉をいただいているんです。
改めまして、実は
法務大臣も国賠訴訟の場合は被告に入るということでございます。この判決を受けまして、
法務大臣として、原告団の皆さんに対する
お話、そして、できればその先に、政治的決断が非常に急務だと。もう十四人の方がお亡くなりになっているんです、この八年の闘争の中で。行政には無理なので、できる限り早い政治による救済が必要なんですが、このあたりにつきまして、
大臣よりお言葉をいただきたいと
思います。