○平木大作君 公明党の平木大作でございます。
私の方からは、まず、先般の関東甲信
地方並びに東北
地方を
中心とした豪雪によって被災された
農業者の皆様に対する支援策についてお伺いをいたしたいと思います。
私は比例代表の選出でございますけれども、その主なフィールドとするところは関東甲信越という、これはこれで大変大きな
地域なんですけれども、この関東甲信越を舞台に主に活動させていただいておりまして、今回の豪雪のまさに被災地そのものでございます。その中で、この被災の直後、まずは特に
被害の大きそうなところ、大きな道路が通りました段階で私も真っ先に山梨県に駆け付けて、
農業被害に関しては笛吹市を
中心に何軒か
現場の皆様と
お話をさせていただきました。
まず、この豪雪の直後、
現場の皆様と
お話ししたときには、もう本当に肩を落とされて、特に笛吹市、ブドウですとか桃ですとかそういった施設園芸のまさに先進
地域、そういったところで一生懸命、一房数千円もするようなブドウが実っていたと、これまで。そういったところが全て壊滅してしまったというところで大変肩を落とされておりまして、もうやめようかと、このままもうハウスそのまま潰してしまってもう離農しようかなという
お話も実はいただきました。
そういう
お話をいただく中で、特に、これからでももっと頑張ってもう一回再興したいとおっしゃっていた方たちが一番声を上げていたのがやはり、まず
撤去については、これ継続していくところについても、それからもしかしたらやめてしまうところについても、ハウスの
撤去ということをしていただかないと、その後、やめてしまったところが結局もう
農地として使えないようなまた荒れ地になってしまう、耕作放棄地になってしまうおそれがあって、せっかく
地域としてブランドもつくってきた、そういった
取組が全部無駄になってしまうということで、こういった声お伺いをいたしまして、私も戻り次第、農水省にはその声お伝えしたわけでございますけれども。
その後、林
大臣にも、この山梨県始め被災地に入っていただきまして、矢継ぎ早に支援策打ち出していただきました。二度にわたる追加支援もしていただいて、最終的には、特にハウスについては、
撤去については
農業者の
負担ゼロ、そして再建については十分の一という、本当に先例のない支援策を打っていただきました。
本当に今、長野県、山梨県のそういった方たちに
お話を伺いますと、最初に声を伺ったときとはもう見違えるようでして、本当に有り難いと。今までなかった、もう諦めていたんだけれどもやっぱり頑張ってみたいという、本当に評価する声をいただいております。私も、そういった
現場の皆様を代表して、改めて御礼を申し上げたいと思います。
そうする中で、この大雪からおよそ一か月ぐらいが経過をいたしまして、次のステージに入ってきたのかなというふうに思っております。現時点で、あれだけ迅速に支援策打ち出していただいたわけですけれども、また今新たな問題が幾つか起きておりますので、まずその点について一つ一つお伺いしていきたいと思っております。
まず
撤去についてでありますけれども、倒壊したハウスについては、
基本的に定額助成ということで今回単価を示していただきました。これは、
撤去について悪質な業者の方もいるということで、しっかりこの金額を決めた上で、その中で頑張って
撤去していただくという趣旨だというふうに伺っております。
当初のテーブル、これ四つぐらい段階がありまして、覆っているところがガラスなのかプラスチックなのか、あるいは構造体の
部分がいわゆる鉄骨なのかそうじゃないのか、そういったことで単価を平米当たりで分けていただいているわけでありますけれども、例えば、これ三つ目の類型、覆っているところがプラスチックで骨材の
部分が鉄骨でないもの、これ平米当たり二百九十円という単価示していただきました。
実際に、
現場の
皆さんが、じゃ、いざ外部の業者に委託をしてどかしてもらおうということで見積り取ったところ、今の同じ二百九十円の単価出ているものについても、千円を超えるような見積りが実際に出てきてしまっている、しかも、一つではなくて大分複数出てきているという声を実際にいただいております。この中には懸念されていた悪質なものももしかしたら入っているのかもしれませんけれども、やはり数が複数出てきているということもございます。また、例えば同じ鉄骨でも、いわゆる鉄骨の太さ自体で相当どかす、
撤去するコスト自体、労力自体も変わってくるということで、ここでまず一つお願いなんですけれども、一旦、特に今集中的に被災遭われた県、
農業者の皆様がこの
撤去の委託出しているところでもあって、需給も大変逼迫している。
そういった今の現状で、もう一度、この
撤去の
費用、具体的にどのくらい掛かるのか、再度
調査していただいて、また、場合によってはこの単価自体を
見直していただくことが必要なんじゃないかなというふうに考えているんですが、お考えいただけますでしょうか。