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上月良祐君 ネーミングがじゃおかしいという話なのかもしれません。いろいろ私も言いたいことはありますが、要はきちんと、要するにばらばらなんですね、
独法というのは。ですから、そのばらばらな
独法に応じた
管理をしてもらわなきゃいけない、このことを言うためにそういうふうにちょっと前触れでお聞きをいたしました。
それで、じゃ、
評価の効率化と適切なガバナンスをどう
バランスしていくかということについて是非お聞きいたしたいと思います。
実は私、大学の方で
外部の人が入った
経営協議会ということで
経営に関わったことがございます。県にいた頃、充て職でやりました。そのときに、実はやっぱり
評価というのがございます。
評価の時期になると、こんなもう十センチ以上あるような資料がだあんと送られてくるんですね。これを、とても見れないような資料、一週間丸々徹夜して見なきゃ見れないような、まあそれでも一生懸命できるだけ見ました。やっているうちにこれがCD―ROM化されまして、CDで送られてくるんですよ。それを焼くこともできなければ、これを見ろというのも難しいぐらいだあんと送られてくるわけです。
実は、それはどういうことかというと、結局そういうふうなやり方をしたら意見なんというのは余り言えないですよ。正直、
意味ある意見は言えなくなります。だから、逆に言うと、そういうやり方をすれば
意味ある意見は出なくて済むわけですよ。どこをどう変えろとか、どう変えるべきだみたいな意見を言わせないためには、そういうふうにすればいいわけです。ばあんともう山ほど資料を一週間前に配って、それを読んできたでしょうとぱっと説明して、一回でぱっと終わらせちゃう。それはもう
委員の先生、どんなに優秀な人だって意見なんて言えないですよ。だから、そういう運用をすればそういうふうな第三者
委員会になってしまうということだと私は思います。
逆に言うと、
独法の
評価委員会を本当に
機能させようと思ったら、そういう使い方をしたら
意味がないんですよ。すなわち、論点をきちんと絞って、そこについて自分
たちで、これはどう思って、どこが問題で、どう変えたいと思うかをきちんと第三者
委員会に提示して、そしてきちんとレクもして勉強もしていただいて、そして
意味ある意見を言っていただく。そして、一回じゃなくて二回やるとか、その
状況に応じてきちんと動かさなければ、第三者
委員会というのはお飾りみたいになってしまうわけですよ。
行革をやるところがそういう
意味のないことをやっていては一番いけないんだと私は思います。税金の使い方としては本当に無駄だと。時間もロジも物すごく掛かるわけです。
大臣が来られて、何というんでしょう、前語りの
部分されるとしても、
大臣の時間だって忙しいわけですよ。そういう
意味のないところにお金も時間も絶対使っていただきたくないと私は思うんです。
そして、各省との
関係でどういうふうにやっていくかということも重要だと思うんですが、的確な
評価と的確なガバナンス、これを
バランスするために、要するに押さえるつぼみたいなところがあるんだと思うんですね。薄く広く網を掛けて何か満遍なくばあっとやっているんではなくて、押さえる
ポイントをきちんと押さえて、そこをやるのが私は
独法の
制度全体を所管しているところの
仕事だというふうに思います。
そういう
意味で、どういう点をどういうふうに
評価する、それこそが一番最小の経費で最大の効果が出るような
管理の
在り方なのか、その点について、長屋次長の御意見をお聞かせください。