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山田修路君 今、
二つほど最近起こった
事例についてお
伺いしたわけでございます。やはり、
消費者行政、いろんなところで突発的な案件が起こってきて、それに対してしっかりと速やかに
対応するということが非常に重要であると思います。
こういう観点からも、先ほど言いましたけれども、
消費者庁だけでなくて、やはり
関係機関としっかり
連携をしていかないと、先ほど話をしましたように、司令塔あるいは
エンジン役ということなんでありますけれども、
周知徹底させていくためには、やはりいろんな
機関の協力を得ながら、あるいは司令塔としての
機能をしっかり果たしながら
対応していく必要があると思います。これからも是非、そういった司令塔としての
役割、また
連携をしっかり取って様々な問題に
対応していっていただきたいと思うわけでございます。
そこで、もう
一つ、
消費者庁の行政に
関係してお
伺いをしたいというふうに思っております。
消費者行政につきましては、今までずっと国内の問題、国内
対応について
質問をしてきましたし、いろんな関心も国内の問題が多いわけですけれども、あわせて、国際的な
対応も今後非常に重要になるのではないかというふうに考えております。
やはり、途上国などで賢い
消費者が増えていくというようなことは、その国の発展にとっても重要でありますし、それがないともちろん発展していかないわけですが、あわせて、我が国にとっても、非常に良質な生産物を輸出するという
意味では、
消費者が、途上国の
消費者がしっかりと選んでいくような、そういった
消費者が育っていくことも我が国の産業にとっても重要であります。また、最近では国境を越えて製品が流通するというようなことが非常にもう当たり前になってまいりましたし、不正な取引ということも国境を越えて起こってくるということでございます。
消費者問題がこうした国際化をしているということに
対応して、
消費者行政も併せてこの国際化に
対応していく必要があると思っております。
私も公務員をしていたときに、国際
機関の代表部で勤務をしておりました。当時、この
消費者庁の前身であります
経済企画庁でありますとかあるいは
内閣府の国際部門での
対応を見ますと、やはり、何というんでしょうか、全体のずうたいが大きいというんですか、
組織が大きかった結果、いろんな国際
機関とかあるいは大使館、代表部にプレゼンスをしっかりして
対応できたと、その一環として国際化する
消費者問題にも
対応してきたというふうに思うんですけれども、今の
消費者庁は、残念ながら、分割されたというわけではないんですが、やはり小ぢんまりとまとまっている中で国際
対応もしていかなくちゃいけないというような
状況になっております。
先ほど言いましたように、
消費者問題の国際的な
重要性、また
消費者行政の国際的な
重要性を考えますと、国際問題あるいは国際的な
消費者問題に十分
対応できるような
体制をこれからしっかり整備をしていく必要があると思います。
消費者庁、先ほど言いましたように、
組織が余り大きくないということで、国際部門に人を張り付けるというのもなかなか難しいかもしれませんが、やはり今後のことを考えると、是非
消費者庁の国際部門についてもしっかりとした
対応ができるように整備をしていっていただきたいと思います。その点について、今後の
取組についてお
伺いしたいと思います。