○森本真治君 民主党・新緑風会の森本真治でございます。
まず、この度の
災害によりお亡くなりになられた
方々の御
冥福をお祈り申し上げるとともに、被災された
方々に対して心よりお
見舞いを申し上げます。
大臣におかれましては、早々に
現地に入っていただきました。西村副
大臣におかれましても、連日、今、
現地で御
対応いただいておられますこと、また、今
全国各地から警察、
消防、また自衛隊の
皆様が不明者の捜索に全力で当たられていらっしゃること、そしてボランティアの
皆様も大変多く今
広島に入っていただいております。私も今、安佐北区在住でございまして、私の
立場からも
皆様に厚く御礼を申し上げる次第でございます。
ただ、御案内のように、二十日以降も天候不順が続いておりまして、ボランティアの
皆さんも、本当に多くの
皆様に入っていただいておるんですけれども、ボランティアもなかなか思うように実施できないというような
状況もあったり、捜索についてもかなり困難を極めているという、大変そういう意味では私自身も歯がゆいというか、悔しいというか、そういう思いで今、日々過ごしておるところでございますけれども、今回の
災害で九九年の
災害の
教訓がなかなか生かされていないのではないかというような報道等もございます。
これは、誤解を恐れずに申し上げますけれども、安佐北区というのは、実はこの九九年以降もそれこそ毎年のように、河川の氾濫でありますとか、
犠牲者が出ているような、そういう
災害も続いておりました。私は、昨年までは
広島市議
会議員を務めておりましたので、これまで
広島市でありますとか市議会、そして
住民の
皆様も
災害に対するそういう
意識というものは、私は非常に強いものがあったというふうに思っております。
実際に、可部
地区におきましては、これまでもありましたように
イエローゾーンの
指定もされ、そして毎年というか、
住民による
防災訓練なども
住民主体によって積極的に行われておった。その中においても、今回、安佐北区においては六名の
死者が出てしまったというような、これはまさに、何といいますか、人間の無力さというか、幾ら備えを続けておっても自然にはかなわないのではないかというようなこと、この無力感ということも今同時に思っておるところがございます。国においても、特に河川の氾濫ということはひどいものですから、国交省さんを
中心に河川改修ということもこれまで、予算の制約はあろうかと思いますけれども、地道に取り組んでいらっしゃることも十分に承知をしておるところがございます。
ただ、だからといって、これで今までやってきたんだということにはいきません。多くの
被害者も出ておりますので、また今回の
教訓を生かして今後取り組んでいかなければならないこと、また、是非、
大臣以下
皆様の御所見もお伺いさせていただきたいというふうに思うところでございます。
それで、時間に限りがございます。たくさん申し上げたいことはあるんですけれども、ポイントを絞って今日はお伝えをさせていただいて、是非とも今後ともこの
災害対策委員会も常時というか、
状況ごとに開催をしていただいて、国会としても、この特別
委員会としてもできることをしっかりとやっていくということを
委員長並びに
理事の先生方にもこの場をお借りしてお願いをさせていただきたいと思います。
八月の二十五日、我が党から
大臣の方にこの度の
豪雨災害に関する緊急申入れということもさせていただいております。
災害対応に与野党もないというふうに思っております。民主党としてもできる限りの協力をさせていただきたいと思っております。
これまでの民主党が
現地からの要望なども踏まえて、この度、緊急要望もさせていただいた。また、
広島県や
広島市からも幾つかの要望もさせていただいておりますけれども、その中でも特に私自身が大きな要望というか、強い思いを地元から言われていることについて、まず最初にちょっとこの場を借りてもお伝えをさせていただいて、御回答もいただければと思います。
まず、二点まとめてお伺いをさせていただきたいと思います。
一点が、
土砂の撤去の問題でございますけれども、特に今回というか、今、やはり私有地の
土砂の撤去の問題というのが非常に現場でも苦労をしておりまして、是非この辺りは公的
支援というものをしっかりお願いしたいということでございます。国としてしっかり公的
支援のお願いをしていただきたいということが地元の思いではありますので、そのことが一点。
それと、
被災者の
健康管理でありますとかメンタルヘルス、住宅
対策等ということで、これは我が党としても要望させていただいて、
総理の方でもこれはやっていくんだということでお答えいただいていると思いますけれども、特にその中の居住
環境、住宅ですが、例えば市営、県営住宅など今提供を始めておりますけれども、
広島市も非常に広くございまして、今、この市営、県営住宅の提供先がかなり地元から離れているというようなこともあったりとか、あと、公営住宅はエレベーターがないんですね。ですから、弱者の方、障害者や高齢者の
方々とか、そういう細かなニーズに合わせたきめ細かな居住
環境の体制というのも是非整えてというか、
支援をしていただきたいと思います。民間の今借り上げというようなお話もありますので、その辺りに対しても公的
支援ということもしっかり国の方でもしていただきたいという思いがございます。
まず、この二点について御回答をお願いします。