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小池政就君 結いの党の
小池政就です。
ただいま
議題となりました七
会派の
共同提出案に対し、
賛成の
立場から
討論を行います。(
拍手)
我が党は、既に期限が徒過しているいわゆる三つの
宿題いずれに対しても、明確な回答を持った独自案を示してまいりました。
その後、
憲法審査会や
各党協議の場において
議論を行い、結果、我が党案も組み入れた形で
本案の策定に至りました。
ただし、
共同提出会派で
合意された
確認書にもありますように、十八歳への
選挙権年齢引き下げについては、本
法案成立後速やかに
各党間でプロジェクトチームが設置され、確実なロードマップを策定していく必要があるなど、これで終わったわけではありません。
成立後においても積極的な
取り組みを、
各党各
会派及び
政府にお願いをしたいと思います。
また、我が党が主張しておりました
公務員等及び教育者の
地位利用に対する罰則規定の創設については、今後の
検討課題となりました。
公務員の
政治的行為だけがすぐに緩和されて、
選挙権年齢引き下げは一筋縄ではいかないとなれば、若年層の
権利よりも
公務員の
権利の方が大事なのかと言われかねません。
確認書で示されていることをしっかりと実行していくことで、そういった懸念を払拭していく必要があります。
加えて、
憲法改正以外の
一般的国民投票についても、我が党は具体的な設計図を示しましたので、今後も、この
議論をリードしていきたいと考えております。
ともかく、本
法案成立に伴い、時の内閣ではなく、蚊帳の外に置かれていた
国民がみずから
憲法の形の是非を問う
権利を確立するという、立法府としての最低限の責任が果たされようとしております。今後も、
国民を信じ、困難な
課題でも、正面から向き合い、
国会を通して
憲法論議を広く喚起していこうではありませんか。
結いの党は、
国民に対し、
安全保障分野のみならず、この国をつかさどる
統治機構改革においても、時代の要請に応じて
憲法について不断の見直しを行うという
立場で、今後も積極的に発信していくことを申し上げ、
賛成の
討論といたします。(
拍手)