○柏倉
委員 今の御
説明ですと、
学長選がやはりみそぎになるということもあり得るわけですね。学内での評価をまずということですから、学外の評価はしない、当然
文部科学省でするということは想定していないということだと思います。それであれば、この解任
規定は有名無実化するのではないかなという危惧もあります。
と同時に、その監事、これは私は非常に重要だと思っています。
なぜなら、今回、
学長の
権限が再定義された、強くなったということ。やはり
権限が強まれば、必ずその
責任もきっちりと定義をして、これはチェック・アンド・バランス、参考人
質疑でも田中参考人が、チェック・アンド・バランス、これが大事なんだということを言っていました。この監事の
役割も、今後、ぜひぜひこれは考えていただきたいと思います。
九十三条の
議論も非常に深まったと思いますが、この監事の
議論、これが今後肝になってくるのではないかなというふうに私は思います。
それでは、
最後の
質問をやらせていただきます。
グローバルランキングについてこの前も
質問させていただきました。全部の
国立大学に、ランキングすべく、可能性を持たせるのかという
質問をさせていただきましたが、今回、グローバルランキングそのものについての評価、もともと、グローバルランキングというのは、英米圏の
大学、理系に強い
大学のランキングということが主眼とされてつくられたものです。留
学生の比率ですとか、外国人
教員の比率ですとか、そういったものも当然大きな加点要因としてあるわけです。
とすれば、必ずしも、日本の目標を、この
大学ランキング、グローバルランキングに固執する必要もないのではないかという声もあります。実際、独自の
大学ランキングをつくっているところもあるわけでして、中国の上海交通
大学では、自分でつくっているということです。
こういう、ある
一つの基準に向かって努力するというのは大切なことだと思いますが、やはり、独自の基準も国はつくるべきなんじゃないでしょうか。スーパーグローバル
大学創成支援が目標とする世界
大学ランキング、タイムズ・ハイアー・エデュケーション、これのボードに必ずしも固執する必要はない、そのようにも考えますが、独自の基準をつくる今後の
政府の見通しをお聞かせください。