○山之内
委員 日本維新の会の山之内毅です。
本日は、こちらの
法案、この
内閣委員会におかれましても、連合審査会におかれましても、そして
参考人の方々におかれましても
質疑をされてこられました。各
委員の
先生からの御
指摘もあり、大方、どういったところが論点であり、どうしていかなきゃいけないか、この形をつくっていくことが極めて大事だと
思います。
前の
国会でもありました、今回でもありますが、
内閣人事局のときもあるんですけれ
ども、やはりこういった各省を横断するときは、その中身、もちろん組織論と、そして、その中で働く方々がどのような形にすれば一番能力を発揮できて、より効果が生まれて、結果、国益になるか、こういった視点が極めて重要だと思っております。
私も、今回の
法案は、成長
戦略ともかかわる、当然
日本の国益を
考える点があると。
そもそも成長
戦略とは何かと私は
考えたときに、やはり今後伸び得る方々、要は、国、もしくは
民間もそうですけれ
ども、投資をすると伸び代がある方々、特に若い方々が特に伸び代があると
思いますが、これから次世代を担う方々、この
研究者は投資すればすばらしいパフォーマンスを上げて、結果、
皆さん、
国民にもそうですけれ
ども、国に対しても国益に資する、そんな方々を選んでいく、そういったところが極めて重要な点だと
思います。ある
意味、その伸び代こそが、あらゆる
分野でも共通すると
思いますが、それが
経済成長であり、成長
戦略の
一つだと思っております。
その中で、さきの
参考人の
質疑の中でもありました。私が一番印象に残ったのは、やはり山中
参考人の
言葉でした。
私が奈良先端で独立した後、数年間、私はいわゆる一千万円プレーヤーだった。それが、
民間の
研究費が合計一千万円程度であると十分な
思い切った
研究ができなかったんですけれ
ども、二〇〇三年に一気に一億円プレーヤーになりました。年間予算が合計一億円に近い、十分な
研究ができて、しかも、一年、二年ではなく五年間という期間。そのときに、山中教授を選んでいただいた方が、プログラムディレクターといいますか、そういった方々で、岸本
先生という方だったみたいですね。その方は、専門とは違うから細かいことはわからないけれ
ども、
戦略も理詰めである、うまくいくかどうかは別にして理詰めであるから採択していただいたということなんですね。
各
委員の方々の
質疑でもありますが、この目ききということは私もやはり極めて重要だと思っております。
私は、例えば、野球のスカウトマンの方々もすごいなと思うんです。私の同級生で、今プロに行って、メジャーに行った方もいますが、その方は、私、地元は鹿児島県ですが、鹿児島県の予選のときはベスト十六ぐらいの、いわゆるそんなに強くない、甲子園にも行っていないですから、弱小校なんですね。でも、そのスカウトマンの方は、あいつは肩がいいし、足が速いから、きっと伸びると。今までの例があるんでしょうね。要は、今までいろいろな選手の方を見てきて、それと比較してあいつは伸びるだとか、そのノウハウが蓄積されていると思うんですね。結果、メジャーまで行っている、やはりすごいなと。何かそういったスカウトマンの目きき、その方々も今までの経験とプログラムの
資質があると思うんですね。
こういった方々がどれだけいるかということが、ある
意味、今回の、PD、POという方々にもそれが必要だと思うんですけれ
ども、こういった点から、やはり目ききをする方が極めて重要だと思うんですが、この点に関して、
菅官房長官、どのような御見解がありますでしょうか。どのような方が適任か。
参考人の方でも結構でございます。