○小熊
委員 それが
復興大臣の考えであるのであれば、
地元へ行っても、石原
大臣の発言はひどいですよねと言われても、ひどいけれども発言を撤回するかどうかは
大臣の判断だからと堂々と言ってくださいよ。言えないですよ、そんなこと。やはり
復興大臣として、あと
福島県民として、これはやはり許しがたいから私は石原
大臣には発言の撤回を要求しているんですよと言ったら、さすが根本
大臣となるけれども、今みたいなことを
地元で堂々と言えますか。言うんですか。言うんでしょうね。ということであれば、これは本当に心が離れていきますよ。離れていっていますよ。
そのことの
認識がないことがこれから非常に重要な問題となってきますよ、副
大臣も。しょせんその程度なんですかという言葉になってくるんですよ、県民から。信頼が失われていきます。今壊れた信頼も、これでは回復はできません。
これは、この後、衆議院でも
環境委員会が開かれるそうですから、また石原
大臣の言葉も、答弁も聞いていろいろ
対応していきたいというふうに思いますけれども、そんなに軽い問題ではないですし、そして、このことで失われた信頼を回復していくのには、
大臣のこの陳謝の答弁というのは、行動に何の変更もないようでは、さらにもっといろいろなことをやっていかなきゃいけないのに、今までどおりですという
対応では、これは心に寄り添うということには、実現はほど遠いです。
しっかりとそこを考えて、そして
政府の中でしっかり
意見を言い合ってくださいよ、
指摘し合ってくださいよ。そんな、間違ったことも言及し合わない、干渉し合わない。干渉していいじゃないですか、そんなこと。こんなチームワークのない
状況では、
復興に対する期待も到底できないと言わざるを得ません。
まして、石原
大臣においては、きょうここに来ておられませんけれども、発言も撤回せず、陳謝だけで終わろうとしている。この後陳謝したって遅いですからね。やはり最初に発言を撤回するという心がなかったということは、結局、あの陳謝も、表面を取り繕うだけで、その場しのぎ。そして、その後、何の
対応も出てこない。
これでは、
大臣としてその任に当たるべきではないというふうに私は思いますし、石原
大臣が
環境大臣である以上、今後、
地元の
住民とは信頼は築けないというふうに思いますので、出処進退こそは本人の判断ですけれども、そういう瞬間が必ず近いうちに訪れるのではないかというふうに思いますし、そうでなければ、
福島県の、また
被災地の信頼は回復しないということをあえて述べさせていただきます。
これはしっかり
復興大臣もチームとして考えてください。石原さんが発した言葉ですけれども、
政府、閣僚の一員として、どう対処すべきかということがあってしかるべきですよ。何の問題もないじゃないですか、そこで
大臣が厳しいことを言っても。
甘い。そして、
被災地の人たちには冷たい。
大臣、大変残念です、同じ
地元としても。今後の県民の信頼回復、どうしていったらいいか、本当に真剣に考えてください。今の態度では回復できませんから。
それでは、次に移りたいというふうに思います。
今、赤羽副
大臣のもとで
福島・国際研究産業都市構想というのをやられておるところでありますけれども、非常にいい骨子案が先日発表されたというふうに思っています。
福島県としても、これはいい方向性の
事業だということで、先日知事が上京されたときも、官房長官に会われて、経済財政運営と改革の基本方針、いわゆる骨太方針にこれを盛り込んでくれというふうに言って、根本
大臣もそこにおられてその趣旨に賛意を示されたようでありますけれども、実際、この骨太方針を見ると、どこにそれがどういうふうに入っているのかが具体的にはちょっと読み込めないんですが、どういうふうにこの骨子案は骨太方針に生かされているのか、御
説明を願います。