○上西
委員 わかりました。
私が今申し上げましたように、いろいろ機械のイノベーションも進み、そういった形で本当に妨害とかそういったトラブル
自体が減っているか、そのように思っていたんですが、ふえたり減ったりということですと、そういったわけではないのかなとも思ったりしておるところでございます。
次は、
電波が与える影響、そういったものについてお伺いをしたいと思います。
電波は目には見えないものでございますが、
電波が我々の日々の生活の中で我々に与える影響、これは果てしなく大きなものがあると思っております。特に
携帯電話は、一九八〇年代半ばに移動電話という名称で登場したころはほとんど所持する人がいませんでしたが、今や、
日本人口以上の
契約数となり、発展途上国でも普及をし、通話だけでなくメールや、一昔前のスーパーコンピューター以上の性能があり、極めて身近な、
電波を発する日用品となっていると思います。そして、これはあってはならないことでございますが、国会答弁でまで
携帯を見ながらされるほど普及しているわけなんです。
そこで、
電波に関してごくごく単純な
質問、しかし、多くの皆さんが疑問を抱いているエレメンタリーな
質問をさせていただきたいと思います。
電車などへ乗ると、優先席付近では
携帯電話の電源をお切りくださいというおなじみの放送が入るのは皆様も御存じのとおりだと思います。以前は、
携帯電話使用のマナーの向上の意味もあったのか、車内全体で
携帯電話の電源を切る、こういったことが求められていましたが、最近では、優先座席そしてシルバーシートなど限られたエリア周辺で電源を切るようにとアナウンスされるように変わったと思います。
俗説では、以前は、心臓のペースメーカーの電気信号が弱まるとか、一定レートで心臓を刺激してしまう、あるいは、ペースメーカーの電気信号が狂い、異常な心臓収縮を繰り返すというふうに信じられ、皆さんが心配そして警戒されていたというわけなんですが、
総務省で昨年の十二月二十五日、
LTE式
携帯電話の端末の植え込み型心臓ペースメーカーと植え込み型除細動器での影響を測定した結果、影響は確認されなかった、このように報道されました。
携帯電話からは、通話中だけでなく、スイッチが入っている限り基地局に
電波を送ることがあり、今までの認識としては、電車などで近くに心臓ペースメーカーの使用者がいた場合、とんでもない誤作動を引き起こしてしまう、こういった可能性があるわけですから、多くの
国民の皆さんが乗車時には細心の注意を払っていたと思いますが、発表されましたように、本当にペースメーカーなどに悪影響はないのでしょうか。
また、実際に植え込み型の心臓ペースメーカーを使用されている知人が平然と
携帯電話を使用されているのに出くわすこともあり、年末の
総務省の発表を今さらながら当然だと理解した
国民は多いと思う反面、その発表を認知、認識している
国民は極めて少ないのではないか、このように思っておりますので、この
状況への御見解もあわせて、御答弁をよろしくお願いします。