○三宅
委員 また同じような答弁をされますね、
放送の質の維持とか。その
放送の質が今問題になっているんですよ、余りにもその質が悪いと。うちの中田
委員も言ったでしょう。にもかかわらず、優秀な人材を確保するためにとか、特殊な事情とか、いろいろと抗弁なさるけれども、私が今言った数字に誤りはないでしょう。だから、これを言っているんです。
余りにも、他の公務員の方と比較して高額過ぎる。
公共放送と言うのであれば、みなし公務員みたいな感じで計算すればいいんですよ。してみると、余りにも高額な人件費をとり過ぎだ。これは、言ってみれば、私の個人的な
考えからすると、犯罪行為に等しいんじゃないかなというふうな思いまで本当にしますよ。つかみ銭で、天から降ってくる金やから、これはみんなで山分けしていいんじゃないかなというふうな思いで、このような高額の人件費を計上していらっしゃるのじゃないかなというふうに思えてしようがないんですね。
次に、それでは、優秀な人材がつくった
番組内容の方にちょっと入っていきますけれども、反日偏向
報道の実態について、またこれもお話をさせていただきます。
この本をちょっと紹介したいんですけれども、「これでも
公共放送か
NHK!」といって、神奈川大学の小山和伸さんという教授が先日上梓された本なんですけれども、この中に、
NHKのとんでもない反日偏向
報道あるいは捏造
報道、こういったものがずっと羅列されているんですね。
NHK問題に関心がある方は、ぜひともこれを読まれたら、えっと、本当に目からうろこ、あの、いいと思っていた
NHKがこんなことをしていたのかというふうに思われると思いますよ。
その具体的事例につきまして、
一つは、五十一年目の真実という
番組なんですけれども、
平成八年の五月二十日に
放送されました。これは、軍が慰安婦の募集について強制的にやったというふうなことを
放送の中で言ったんですけれども、事実は全く違うんですよ。悪質な女衒といいますか業者が不法な行為をして慰安婦を集めている、これをやめさせなあかんとして指導をした。それをやめさせようとしてそういうふうな文書を出したのに、その中から適当に継ぎはぎして、強制的に慰安婦を募集するのに軍が関与したというふうに、極めて悪質な
番組内容をやってしまったんですね。
次に、女性国際戦犯法廷、これも前にも紹介させていただきましたけれども、これは
平成十三年の一月三十日に
放送された
番組で、この女性国際戦犯法廷、被告は誰かというと、昭和天皇陛下なんですね。昭和天皇陛下を、いろいろありますけれども、強姦による罪で、この法廷は最終的には死刑というような判決を宣告したんですけれども、これはとんでもない反日集団の茶番劇なんですね。これを
NHKは大々的に
報道した。
しかも、
NHKを挙げてこれを宣伝したんですよ。七時のニュースであるとか、あるいは「おはよう
日本」であるとかその他のニュースをもって、一カ月以上も前から、今度こういう
放送があるんですよというふうなことを
放送したんですね。これは本当にとんでもない
番組であります。
次に、今度は「JAPANデビュー」ですね。これは
平成二十一年の四月五日。台湾の方々をロンドンの博覧会に
人間動物園として連れていった、見せ物にしたというんですけれども、そうじゃない、これはあくまでもその
文化を紹介するという意味でやったんですね。
それから、申し忘れましたけれども、さっきの女性国際戦犯法廷、これは、単に
NHKはこれを紹介したのみならず、本当にそういうふうな反日集団と連携してこの
番組をつくったんですね。その証拠に、この法廷集会の運営
委員に名を連ねていた池田恵理子なる人物は、何と
NHKエンタープライズ21のプロデューサーである。
NHKのプロデューサーが反日集団と一緒になってこんな
番組をつくったんですよ。
どう思うんですか、これ。事実でしょう。うそと言うのであれば、おっしゃってくださいね。
それから、今お話をしておりました「JAPANデビュー」、こういうふうな台湾の方々に非常に、しかも
報道姿勢そのものに非常に問題があって、後で編集して悪意に満ちた
番組をつくったという許しがたい部分があります。こういうふうな偏向反日
報道、捏造
報道をずっとし続けている。
また、反対に、保守系の方のいろいろな動きについては全く
報道しないんですね。
平成七年の四千人デモ、これは戦後五十年の謝罪決議に抗議する四千人デモを
報道しなかった。あるいは、五年ほど前なんですけれども、中国大使館に対しての抗議デモ、これは警察発表で五千八百人、これも全く
報道しなかった。余りにも偏った
報道をずっとし続けてきているんですね。
ここで、
総務大臣にちょっとお
伺いしたいんですけれども、
総務大臣、きょうの
NHK予算の
提案理由につきましても、
協会の
経営が
国民・
視聴者の負担する
受信料によって支えられているとの認識のもと、
業務の
効率化、
合理化をするとともに、
説明責任を果たすというふうにきょうの
提案理由の中でおっしゃっているんですけれども、先日いただいた
総務大臣の
意見の中で、「国内
放送番組の充実」として、「
我が国の
公共放送としての社会的使命を認識し、
国民の生命と財産を守る正確で迅速な
報道の確保や
国民・
視聴者の
信頼と多様な要望に応える
番組の提供等を行うとともに、
我が国の
文化の向上に寄与する」、あるいは、「
国民各層の中で
意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにするなど、」できるだけ多くの角度からですよ、「
放送法の
趣旨を十分に踏まえ、正確かつ公平な
報道に対する
国民・
視聴者の負託に的確に応えること。」というふうな
意見を付されているんですね。
これは、今までのこの
委員会でのやりとりを
大臣そのものもかなり深刻に受けとめて、今までになかった踏み込んだ
大臣意見をこういうふうに記されたと思うんですけれども、ここについて、
大臣の所感といいますか、これをお聞きしたいと思います。