○丸山
委員 維新の会の丸山穂高でございます。
先ほど、
中根先生から役所の
労働条件の話が出まして、私も、
経済産業省に、一番最初の一年生のときから、
労働環境としては一番大変な時期に勤めさせていただいて、いろいろ修行もさせていただいたので、そのときのことをすごく思い出しながら今の御
議論を聞いておりました。
本当に、役所の、特に若手は
労働環境がすごく大変でございまして、私も、当時、
残業時間だけで二百五十から三百ぐらい、土日も、来るときは来ますし、そして、何より夜が遅くて、
先ほど国会対応の話もありましたけれども、
国会対応だけではなくて、八時や九時から
会議というのが当たり前にあったり、そして、帰る時間がないので、最初は椅子で寝ていたんですけれども、腰と首が痛くなってしまうので、寝袋を用意しまして
自分の席で寝たんですけれども、今は省エネの
時代なので、夜は一斉に冷房がきかない状態になるようなときでして、そうすると、どこが涼しいかと寝る場所をどんどん探していくと、近くの審議官室のところは鍵が閉まっているんですけれども、ちょうど、出ていかれる前までつけられていた冷たい風がその閉められた部屋の下から流れていたりするんですけれども、そこのところの近くで寝袋で寝たとか、そういった思い出を思い出してまいりました。
役所の環境が非常に厳しいのは理解しております。一方で、昨今、質問を出す時間をなるべく早目にしろという
議論ももちろんわかるんですが、例えば二日前、三日前であると、我々も、その前の日に何か新しいことが起きたり、そして、何より新しい情報が入ってきた中で、やはりこれはお聞きしなければいけないというものが出てくることもございます。
例えば、その前日の夜遅くとか、また、その日の朝にも出てこないというのは、それはおかしいと思いますけれども、やはり、適切な時間、何より野党と与党と、
国会での審議の
あり方もございますので、非常に難しい問題だと思いますが、それだけではない役所全体の進め方というのを、一番トップでいらっしゃる
大臣も含めまして、政府の方々にもお願いしていきたいと思います。何より
自分も体験した一人として、強くお願いしていきたいところです。
今ちょうど
中根先生より、
雇用の、
労働の話がありまして、私も、くしくも、一番最初に外国人
労働者の受け入れの話を経産省の
大臣以下皆さんに少しお伺いしたいと思っておりました。
委員の皆さんも御地元を回られていて、特に建築関係の人材の不足の話を陳情でよくお受けになると思います。
一方で、移民に関しては、他国の例を見ていますと、早急にやれば、なかなか根深い問題をはらんでいる国があったり。
私も、移民に関しては、全てが反対だという立場でもございません。
日本はそもそも島国でございますけれども、古来、大陸の方から、北から南から、またミクロネシアの方からたどってこられた先祖がつくったこの国の成り立ちということを
考えれば、一概に全て反対というのも、私は変な話だと思います。
一方で、外国人
労働者の話、
先ほど来
雇用の話がありましたけれども、国内の受け入れ
状況も十分じゃないんじゃないかという
議論を聞いております。
外国人といえば、EPA関係で、
連携協定関係で、インドネシアやフィリピンの方々を特に受け入れるという形でやっておられたり、また、高度人材の関係で受け入れということを進められている、高度人材優遇策みたいな形でおやりになっていらっしゃると思うんですけれども、不正行為がふえているという話だったりとか、また、目標値に関して、ようやく
年収制限を大幅に緩和して、目標に達するかどうかという話が上がっております。
一方で、私は、ちょうど若い世代でございますので、若い世代の
雇用に関しても非常に危惧しております。海外の方々が入ってこられたときに、若い世代の
雇用がどうなっていくのか。そして、もっといけば、
労働力が足らないのは、最終的には、少子化も含めまして、そういった、もっともっと根深い部分に問題があるんじゃないかと思います。
先ほど、
年収の関係で、若い人が、
子供を産みにくい、
結婚ができないというお話がございました。私も独身でございますし、何より若い世代の話を聞いていても、なかなか子育てしにくい
時代になっております。
一方で、政府としては少子化担当
大臣を置かれておりますけれども、若者の価値観や、若者の、
子供を育てようという思いにつながるような、大きな動きが政策としてあるかどうかといえば、私はそこは甚だ疑問に感じざるを得ないところでございまして、これは、ただ単に外国の
労働者を一時的に受け入れたらいいとかそういった問題ではなく、もっと根深い部分があるんじゃないかと私は思うんです。
このあたり、経産省さんとしてどのようにお
考えなのか、お伺いしたいと思います。