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真山勇一君 分かりました。
やはり当然、
裁判官という任務、それに沿った
目的で渡航されているということになると思うんですが、やはり今内向き、今の若い人は内向きというふうに言われていますけれ
ども、やはりできるだけ、裁判の訴訟業務ということに差し支えがなければ、なるべく多くの若い人たちに
海外に出ていただいて、そしていろいろな
経験をしてくる、見聞を広めるというのはいいことだと私は思っています。
特に裁判というのは、先ほ
ども谷垣大臣からもあったように、
法律を適用するだけじゃなくて、やはりいわゆる人間としてのものも大事だということをおっしゃっていましたけれ
ども、やはり、
法律に基づいて判断をする場合にも、何というんですかね、人情とか機微あふれる、やっぱりそういう判決ができるかどうかというのは、多少人生の
経験というものも必要ですし、その
経験を、短い時間にいろいろな、様々な吸収ができるという意味でいえば、
海外へ赴任するということは役に立たないということは私はないというふうに考えております。
そこで、
谷垣大臣にもお
伺いしていきたいんですけれ
ども、当然、
国家公務員ということで
法務省もそういうことがあると思うんですが、例えば、今回の
法案の
趣旨、
育児休業ということが大きく取り上げられ過ぎてしまっているというような感じもするんですね。そうじゃなくて、やはり世の中、男と女が、男性と
女性がいて、そしてそれぞれ助け合って
仕事をしていくという上で、育児もその中の
一つの大事なことですけれ
ども、それ以外にもいろいろあると思います。
やはり、これから
社会を変えていくためにはその働き方というのが大事になってくるのじゃないかなというふうに思っています。例えば、言われているワークシェアリングですとか、それからフレックスタイムとか、それからテレワークとか、自宅で
仕事をやるとか、ある
程度、
法律関係のお
仕事などというのは、もし区切りさえ良ければこういう自宅でやるということだって可能なのかなというふうに思うんですが、
谷垣大臣として、やはり今後の日本の
社会の
在り方、そして、特に
女性の
社会進出というところから見たら、今後どんなふうなこの辺の
在り方を描いていらっしゃるのか、ちょっとお
伺いしたいと思います。