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山田太郎君 ありがとうございました。
もう西村副
大臣、結構ですので御
退席いただければと思います。ありがとうございます。
さて、次は、ちょっとALICについても少しやりたいと思います。
済みません、大変持ち時間が少ないものですから、もうちょっとやりたかったんですけれ
ども、また次に本件譲りたいと思っております。
まず、ALICの中には、
畜産勘定、たくさんの資金、埋蔵金がたまっていると。この辺については今年の一月に本
委員会の閉中審査の方でも私の方から
指摘させていただきました。まさに、牛肉
関税を中心とした国からの交付金、補助金の余剰金を積み上げたということであります。
それで、これも資料を見ていただきたいんですが、過去五
年間の
畜産勘定保有資金の推移についてまとめたものがあります。金額だけ確認いただきたいと思いますが、
平成二十三年で二千六百十七億、それから
平成二十四年で三千三百二十六億ということであります。
平成二十四年度末でこの保有資金は三千三百二十六億という巨額になっているわけですけれ
ども、今年一月に
指摘したよりも更に七百億円増えているんですよね。
もう
一つ、お手元三枚目の表なんですけれ
ども、見ていただくと、前年予算の剰余金を積み立てているということなんですが、是非これを、何とかしてこの積立てを国に返還して国民全体のために使えないのかなと、こんな思いでちょっと
質疑を進めたいと思っています。
そこで、まず赤い字の七百二十一億円、例えば注目していただきたいんですが、これはセシウム関連
対策予備費残額ということで伺っております。この七百二十一億円の内訳が、次の資料の四枚目、ちょっと資料が多くて申し訳ないんですけれ
ども、次の資料の四枚目に挙げておりますが、運用益を除いた七百十九億七千五百万円についてどんな資金なのかということを実はまとめてあります。この中で一番上の
肉用牛肥育
経営緊急
支援事業ですけれ
ども、この
事業というのは国の予備費からALICへ交付されたという予算でありまして、
平成二十三年から二十四年での
事業が行われましたけれ
ども、これは被災
農家に対しての
支援金ということで、本来、東電からの賠償が得られたらそっくり返還すると、こういう性格のものなんですね。言わば立替払で
支援事業をしているということであります。
ということで、後で返さなくてはいけないという制度の仕組みが敬遠されたのか、予備費の予算額が七百六十一億円に対して執行額が約百九十億円。執行された予算のうち、東電の賠償が行われたりして返還されたお金が約七十億円ということであります。
平成二十四年度のこの
支援事業に関する残額はそうすると六百四十二億円という大きな金額になっているわけですね。この六百四十二億円、本来であれば、予備費の交付要綱によりますと、
事業で交付した金額の返還が全て終わったら全部一貫して国へ返すという定めになっておりますが、東電の賠償がなかなか進まないということを受けまして、被災
農家にいわゆるお渡しした金額の全部が返ってくるのはいつになるか分からないと。
そこで、この六百四十二億円に今年の返還金を加えると約七百億円ぐらいになるということだと思います。早く国民のために使えるように速やかにこのお金返還していただけないかなと
大臣にお願いしたいんですけれ
ども、いかがでしょうか。