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国務大臣(稲田朋美君)
行政改革、公務員
制度改革、クールジャパン
戦略、再チャレンジ
担当大臣、
規制改革を担当する
内閣府
特命担当大臣として、
一言御
挨拶を申し上げます。
規制改革は、安倍政権の第三の矢である
成長戦略実現の一丁目一番地であり、着実に結果を出していくことが重要です。
本年六月に閣議決定した
規制改革実施計画に掲げられた計百四十二の
規制改革項目を着実に
実施するとともに、
規制改革会議における医療や農業を始めとする各分野についての精力的な御
審議を踏まえ、ひるまず、大胆に、迅速に
改革に取り組んでまいります。
行政改革は、
行政機能や
政策効果を最大限
向上させ、
政府に対する
国民の信頼を得る上で極めて重要な
取組です。
まず、無駄の撲滅については、消費税率引上げに係る閣議決定においても
政府全体として取り組むこととされております。外部の視点も踏まえ、PDCAサイクルの
徹底という
観点から、
行政事業レビューの
取組等を積極的に進めてまいります。
独立
行政法人
改革については、本年六月の
行政改革推進会議における中間的整理を踏まえ、年末に向けて個別法人の組織見直しなど更に
検討を進め、
平成二十七年四月からの
改革実施を目指して、所要の
法案を来年の
通常国会に提出できるようしっかりと進めてまいります。
また、特別会計
改革については、本年六月に
行政改革推進会議で取りまとめた
改革の方針に沿って
検討を進め、財務
大臣より特別会計法改正
法案を今
国会に提出いたしました。
現在
我が国に求められているのは、直面する様々な
課題をスピーディーに解決し、強い
日本を取り戻すことです。このため、縦割り
行政の弊害を排し、政官一体かつ霞が関が一枚岩となって諸
課題に取り組めるよう公務員
制度改革を
推進します。
具体的には、
政府としての一貫性ある人材
戦略を強力かつ機動的に
推進するため、来春、
内閣官房に幹部職員人事の一元
管理等の必要な
機能を有する
内閣人事局を設置するとともに、
内閣総理
大臣や各
大臣を直接支え、その
指導性を
強化する
体制の
整備のため、今
国会に所要の
法案を提出します。
二〇二〇年の
東京オリンピック開催が決定し、
世界の
日本に対する関心がこれまで以上に高まっています。この機を逃すことなく、初代のクールジャパン
戦略担当大臣として、クールジャパンをみんなで
日本の良さを
世界に発信していくムーブメントとして、私自身の発信も含めて盛り上げていくとともに、
経済成長の原動力としていくため、本年五月に策定したアクションプランに沿って、各
府省及び官民一体となって取り組んでまいります。
再チャレンジについて、若者・
女性活躍推進フォーラムの
成果である就職・採用
活動開始時期変更の円滑な
実施や
社会人の学び直し
支援の
推進等に取り組むとともに、再チャレンジ懇談会等の場を通じて再チャレンジ意欲のある方々やその
支援者の方々等の声に耳を傾け、仮に失敗しても、何度でもチャレンジできる
社会の構築に向け、必要な
取組を進めてまいります。
公文書の
管理については、公文書が民主主義の根幹を支える
基本的インフラであることを踏まえ、
平成二十三年四月に
施行された公文書
管理法の適正かつ円滑な運用と、国立公文書館における歴史公文書の保存、
利用等の着実な
推進に努めてまいります。
なお、閣議議事録を作成し一定期間後に公開するための公文書
管理法の改正については、閣議の
在り方ともかかわる問題であるため、
法案提出に向けて
政府部内で必要な調整、
検討を行ってまいります。
官民競争入札等・公共サービス
改革については、より良質かつ低廉な公共サービスを提供する
観点から、公共サービス
改革法に基づき、官民競争入札等を着実に
推進してまいります。
新公益法人
制度については、本年十一月末の移行期間の期限内に、移行を希望する法人が申請できるよう引き続き
支援するとともに、公益認定等
委員会と
協力して、新公益法人が民による公益の増進の担い手として自己規律を確立し、適正な法人運営を
確保できるよう努めてまいります。
私が担当する
政策は様々な
改革が求められるものばかりであります。良きものを守り、伸ばし、改めるべきは果敢に見直し、前進させる伝統と創造の精神を持って、組織一丸となって取り組んでまいります。
水岡委員長を始め、
理事、
委員各位の御
理解と御
協力をよろしく
お願いいたします。
ありがとうございます。