○中島
委員 先ほど言ったように、
途上国支援は非常に重要だということは私どもも認識しております。ただ、来年、消費税も増税される。こういう多額な
資金がしっかりと
実効性あるものに使えるようにやっていただきたいと
思います。
温暖化ということでございます。何度も言っておりますが、私、地元は山梨県で、ふるさとは北杜市、南アルプスと八ケ岳に挟まれた場所にございます。
先日、十一月の三日に、ライチョウ
会議山梨が行われまして、私も
出席をさせていただいて、いろいろな方の御
意見を聴取というかお聞きさせていただきました。
日本の南アルプス山系にありますライチョウの生息地というのは、
世界の中でも一番最南端なんですね。そういう中で、絶滅危惧種。これは前国会でも、法案の中でもございました。今、南アルプスのライチョウは三百羽まで減ってしまった。
温暖化によって、主食になっていた草が減ってしまったり、ヤマネコみたいなものがふえてしまったり、そんなようなことが
議論をされておりまして、その対策、ライチョウを守ることは、そのままこの
日本の
温暖化対策、そういったことにもつながるのかなというふうなことは思っております。
実は、これを
質問にして、やろうと思ったんですけれども、ちょっと時間の都合もありますので、ぜひ地元と一緒に、ライチョウの問題も含めて、
世界各国で一番南ということで、このライチョウを守る対策そのものが
温暖化対策ということになるということを御認識していただきたいなというふうにも思っております。
温暖化の話に続いて、今地元の話になったので、前回も富士山、
世界文化登録のことで、四登山口に赤外線の探知機があった、そのことを御
質問させていただきまして、九月に至っては三万五千人ぐらいの方が閉山後にもかかわらず登山をしているということも
環境省さんからの答弁の中で
理解できました。
このことが地元の方でも非常に大きく報道されまして、今後、
環境保全や冬山の安全対策、そういったものに生かしていかなければいけない、そのようなことも明らかにされまして、大変ありがたかったかなと
思います。
富士山が
世界文化登録されましたが、その際、ユネスコからは、三年後までに保存管理計画を提出するように求められています。宿題を課された
状態ということになりますが、富士山やその周辺は自然公園法の特別地域や普通地域などに指定され、開発が制限されています。今後、地元と相談しながら、今の規制を精査する必要があると同時に、自然公園法で特別地域に指定されているエリアに比べて普通地域は規制が緩やか、現在の規制基準がユネスコの考えに合うのか
議論していかなければならない問題だと思うんですが、
環境省としてどのようにお考えになっているかをお尋ねします。