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伊東(信)
委員 皆様、改めて、おはようございます。日本維新の会、大阪第十一区、枚方、交野市で御支持を得て国会に送っていただきました
伊東信久です。
本日は、このような質疑の機会を与えていただきまして、ありがとうございます。
私は、経産
委員会、科学
技術・イノベーションの特別
委員会の方に属しておりまして、さきの通常国会におきましては厚生労働
委員会に所属しておりました。
実は、私は医師免許を持っておりまして、医療従事者として患者様と日々向き合っておりますけれども、今回の質疑にちょっと
関係しますので、私の
専門ということを簡単に御説明させていただきますと、椎間板ヘルニアのレーザー治療というのをやっております。簡単に申しますと、これぐらいの長さの一ミリぐらいの針を、皮膚と筋肉と貫いて椎間板の中に差し入れて、光ファイバーを通してレーザー光線で椎間板の内部を焼いて空洞をつくるということなんですけれども、その際に、レントゲンのモニターをずっと見ながらやります。
つまりは、私も、今回資料の方をちょっと用意させていただいたんですけれども、外部被曝というのを受けております。経産
委員会の、
汚染水の問題でもこの資料は提示させていただいたんですけれども、この外部被曝線量測定個人報告書、これは私の毎月の報告書です。
クイクセルバッジというのを使いまして、エックス線とガンマ線とベータ線を毎月はかっております。一と三という、二つあるのは、鉛の一キロのエプロンを私はつけまして、エプロンの外と中ではかっております。
簡単に申しますと、この実効・等価線量の方で、単位はミリシーベルトなんですけれども、五年の累積で三・一ミリシーベルトでして、トータルの累積が二十一・六。これをはかり出して七年になるんですけれども、余りに数字のギャップがあると思うんですけれども、実は、それプラス鉛のガラスをコーティングしたシールド、壁を用いるようになってこれだけ少なくなったわけなんです。
ICRP勧告によると、五年間で百ミリシーベルト以下でなかったら体に害を及ぼすということで、私
自身も、気をつけてというか、医療従事者であるので被曝することを余儀なくされているわけなんですけれども、医師といえども、やはり
気持ちいいものではないんですね。
先般、十月一日、
福島の原発の視察を日本維新の会の方で行かせていただいて、
現場で働いている方の御苦労というのは非常によくわかりました。そのような状況下でいろいろ質疑したいことがございます。
まず、
石原環境大臣にお伺いしたいのは、我が国は世界第三位の原子力の発電国でありまして、エネルギー安全保障の確立や地球
環境の問題の観点から安全だと推進されてきた原子力政策は、残念ながら、今回の東京電力
福島第一原発の発電所
事故によって、国際原子力事象評価でレベル7という暫定の評価をされる
事故となりました。
もちろん、日本の国力、日本の経済力その他の観点から、原子力、原発というのが寄与していた
部分はやはり否定はできません。しかし、今回の
事故を契機に、残念ながら、正の遺産、ポジティブな遺産であるところから、負の遺産となってしまうことを残してしまったのですけれども、
環境大臣としての
石原大臣の
認識の方をまずお伺いしたいと思います。