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2013-05-22 第183回国会 参議院 本会議 第21号 公式Web版

  1. 会議録情報

    平成二十五年五月二十二日(水曜日)    午前十時一分開議     ━━━━━━━━━━━━━議事日程 第二十一号   平成二十五年五月二十二日    午前十時開議  第一 平成二十二年度一般会計歳入歳出決算、   平成二十二年度特別会計歳入歳出決算平成   二十二年度国税収納金整理資金受払計算書、   平成二十二年度政府関係機関決算書  第二 平成二十二年度国有財産増減及び現在額   総計算書  第三 平成二十二年度国有財産無償貸付状況総   計算書  第四 国際的な子の奪取民事上の側面に関す   る条約締結について承認を求めるの件(衆   議院送付)  第五 建築物耐震改修促進に関する法律の   一部を改正する法律案内閣提出、衆議院送   付)     ━━━━━━━━━━━━━ ○本日の会議に付した案件  一、議員辞職の件  以下 議事日程のとおり      ─────・─────
  2. 平田健二

    議長平田健二君) これより会議を開きます。  この際、議員辞職についてお諮りいたします。  去る二十日、大江康弘君から議員辞職願が提出されました。  辞表を参事に朗読させます。    〔参事朗読〕    辞 職 願   このたび一身上の都合により参議院議員を辞  職いたしたくお願い申し上げます    平成二十五年五月二十日                 大江 康弘    参議院議長 平田 健二殿
  3. 平田健二

    議長平田健二君) 大江康弘君の議員辞職を許可することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  4. 平田健二

    議長平田健二君) 御異議ないと認めます。  よって、許可することに決しました。      ─────・─────
  5. 平田健二

    議長平田健二君) 日程第一 平成二十二年度一般会計歳入歳出決算平成二十二年度特別会計歳入歳出決算平成二十二年度国税収納金整理資金受払計算書平成二十二年度政府関係機関決算書  日程第二 平成二十二年度国有財産増減及び現在額総計算書  日程第三 平成二十二年度国有財産無償貸付状況総計算書  以上三件を一括して議題といたします。  まず、委員長報告を求めます。決算委員長金子原二郎君。     ─────────────    〔審査報告書本号末尾掲載〕     ─────────────    〔金子原二郎登壇拍手
  6. 金子原二郎

    金子原二郎君 ただいま議題となりました平成二十二年度決算外二件につきまして、決算委員会における審査経過と結果を御報告申し上げます。  その内容につきましては、昨年二月二十四日の本会議において財務大臣から概要報告を聴取いたしておりますので、これを省略させていただきます。  委員会におきましては、予算及び関係法律が適正かつ効率的に執行されたかどうかを精査するとともに、政府施策全般について国民的視野から実績評価を行い、その結果を将来の予算編成及びその執行に反映させるとの観点に立って審査を行ってまいりました。  委員会におきましては、内閣総理大臣を始め全閣僚出席の下での全般質疑のほか、全六回に及ぶ省庁別審査など、合計九回の審査を行い、東日本大震災復旧復興関係経費の迅速かつ円滑な執行確保特別会計における剰余金の縮減と効率的活用に向けた取組国庫補助金等により都道府県等に造成された基金有効活用独立行政法人日本原子力研究開発機構における「もんじゅ」関連施設の未活用経費支出透明性確保情報システムに係る契約の競争性確保及び情報共有体制構築等について質疑が行われたほか、行財政全般にわたる議論が交わされました。その詳細は会議録によって御承知願います。  なお、本件決算外二件の審査を受けて、昨年八月二十七日には、内閣に対し七項目措置を要求する決議を、また、同日及び九月三日には、国会法第百五条の規定に基づく会計検査院に対する計四件の検査要請を行っております。要請した検査項目は、東日本大震災からの復興等に対する事業実施状況等東京電力株式会社に係る原子力損害の賠償に関する国の支援等実施状況三菱電機株式会社等による過大請求事案及び裁判所における会計経理等状況であります。  なお、第百八十回国会閉会後の昨年十月十八日には、東日本大震災復旧復興経費等に関する件について集中的な調査を行いました。  五月二十日、質疑を終局し、委員長より、本件決算審査を踏まえ、本会議で議決すべき議決案及び二項目から成る内閣に対し措置を要求する決議案を提出いたしました。  以下、議決案内容を申し上げます。     一、本件決算は、これを是認する。     二、内閣に対し、次のとおり警告する。       内閣は、適切な措置を講じ、その結果を本院に報告すべきである。  1 東日本大震災からの復旧復興に向けた迅速かつ効果的な取組が求められている中、復旧復興関係経費の一部が、震災前から一般会計により継続的に実施されていた事務・事業等支出されたり、被災地域における社会経済の再生や生活の再建等に直接結びつくとは考え難い使途に充てられたりなどしていたことは、看過できない。    政府は、同経費の財源が増税による国民負担で賄われていることを強く認識して、その使途被災地域それぞれの需要や期待に応えるものとなるよう的確に予算措置し、これまでの支出の精査による見直し作業を更に進めるとともに、今後とも、住まいとなりわい再建を最優先に、予算の査定、事業実施箇所選定等を厳格に行うべきである。  2 政府の重要な意思決定に係る会議については、決定過程透明化を図るとともに、事後の検証作業に資するため、その議事録等作成保存公開等が不可欠であるにもかかわらず、東日本大震災への対応に当たった緊急災害対策本部原子力災害対策本部等の十五組織中、十組織において議事録作成されなかったこと、このうち三組織では議事概要等作成されず議事内容記録が残されなかったこと、また、北陸電力株式会社志賀原子力発電所等設置許可に際し、原子力安全委員会が開いた審査会等議事録が現存しておらず、審査過程を検証できない状態となっていることは、看過できない。    政府は、重要な意思決定に係る会議について議事録等作成保存及び公開に係る明確な基準を早期に策定及び公表するとともに、議事録等が未作成会議等については早急に記録を整備すべきである。  3 国等補助金等支出している大学等研究機関公的研究費に関し、虚偽の会計書類作成するなどして、支払金を業者に管理させるなどの不適正な会計経理が行われていた事態について、本院決算委員会平成十七年度決算審査措置要求決議により是正を促し、政府平成二十年一月までに改善措置を講じたと報告していたにもかかわらず、これ以降も同様の事態が見受けられたことは、極めて遺憾である。    政府は、公的研究費に係る不適正な会計経理の全容について早急に調査結果を取りまとめ、これを公表するとともに、補助金等不正使用の根絶に向けて、研究機関及び研究者に対して一層の指導を行い、今後、同種の事業基金を設けるなどして実施する場合においても、不適正な会計経理が発生することのないよう万全な体制を構築すべきである。  4 各府省等が行うシステム開発等において、平成二十三年度までに五十四億五千万円もの予算を投じてきた特許庁の情報システムが当初計画どおりに完成する見込みのないまま開発中断に至ったり、厚生労働省検疫業務等に係るシステムの一部が業務上の使用に耐えないなどのため全く利用されていなかったりしているなど、失敗事例が相次いで明らかとなったことは、遺憾である。    政府は、これらの事例を教訓とし、各府省等において同様の事態が繰り返されることのないよう、システム開発等に関わる職員の資質や意識を向上させるとともに、システム要求性能の検討や開発工程管理等を適切に行うべきである。  5 独立行政法人原子力安全基盤機構実施する原子力施設検査について、検査ミス電力会社指摘されるまで気がつかなかったこと、電力会社の資料の不備を見落とし必要な検査の一部を実施しなかったこと、検査対象である電力会社等事業者作成した検査要領書に従って検査を行っていたことなど、事業者依存体質が明らかとなり、検査に対する信頼を失わせたことは、極めて遺憾である。    政府は、機構における検査業務改善に向けた取組を着実に履行させるにとどまらず、失墜した国民信頼を回復すべく、抜本的な見直しを行い、検査の主体性及び独立性を確立するとともに、中長期的な視点から専門人材確保・養成するなどして、原子力安全確保に関する基盤を整備すべきである。  以上が議決案内容であります。  討論を終わり、採決の結果、本件決算は多数をもって是認すべきものと、内閣に対する警告案全会一致をもって委員長提出案のとおり警告すべきものと議決され、また、措置要求決議案全会一致をもって本委員会決議とすることに決定いたしました。  次に、国有財産関係二件は、いずれも多数をもって是認すべきものと議決されました。  以上、御報告申し上げます。(拍手)     ─────────────
  7. 平田健二

    議長平田健二君) 日程第一の平成二十二年度決算委員長報告は、本件決算を是認すること及び内閣に対し警告することから成っております。  これより採決をいたします。  まず、本件決算委員長報告のとおり是認することについて採決をいたします。  本件決算委員長報告のとおり是認することの賛否について、投票ボタンをお押し願います。    〔投票開始
  8. 平田健二

    議長平田健二君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。    〔投票終了
  9. 平田健二

    議長平田健二君) 投票の結果を報告いたします。   投票総数          百九十三     賛成            百七十二     反対             二十一    よって、本件決算委員長報告のとおり是認することに決しました。     ─────────────    〔投票者氏名本号末尾掲載〕     ─────────────
  10. 平田健二

    議長平田健二君) 次に、委員長報告のとおり内閣に対し警告することについて採決をいたします。  委員長報告のとおり内閣に対し警告することの賛否について、投票ボタンをお押し願います。    〔投票開始
  11. 平田健二

    議長平田健二君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。    〔投票終了
  12. 平田健二

    議長平田健二君) 投票の結果を報告いたします。   投票総数          百九十二     賛成            百九十二     反対               〇    よって、全会一致をもって委員長報告のとおり内閣に対し警告することに決しました。     ─────────────    〔投票者氏名本号末尾掲載〕     ─────────────
  13. 平田健二

    議長平田健二君) 次に、日程第二の国有財産増減及び現在額総計算書について採決をいたします。  本件委員長報告のとおり是認することの賛否について、投票ボタンをお押し願います。    〔投票開始
  14. 平田健二

    議長平田健二君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。    〔投票終了
  15. 平田健二

    議長平田健二君) 投票の結果を報告いたします。   投票総数          百九十二     賛成            百七十一     反対             二十一    よって、本件委員長報告のとおり是認することに決しました。     ─────────────    〔投票者氏名本号末尾掲載〕     ─────────────
  16. 平田健二

    議長平田健二君) 次に、日程第三の国有財産無償貸付状況総計算書について採決をいたします。  本件委員長報告のとおり是認することの賛否について、投票ボタンをお押し願います。    〔投票開始
  17. 平田健二

    議長平田健二君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。    〔投票終了
  18. 平田健二

    議長平田健二君) 投票の結果を報告いたします。   投票総数          百九十二     賛成            百七十七     反対              十五    よって、本件委員長報告のとおり是認することに決しました。     ─────────────    〔投票者氏名本号末尾掲載〕     ─────────────
  19. 平田健二

    議長平田健二君) 先ほど議決されました内閣に対する警告に関し、内閣総理大臣から発言を求められました。内閣総理大臣安倍晋三君。    〔内閣総理大臣安倍晋三君登壇拍手
  20. 安倍晋三

    内閣総理大臣安倍晋三君) ただいまの御決議に対しまして所信を申し述べます。  政府としては、従来から国の諸施策の推進に当たって、適正かつ効率的に執行するよう最善の努力を行っているところでありますが、今般、五項目にわたる御指摘を受けましたことは誠に遺憾であります。  これらの御決議内容は、いずれも政府として重く受け止めるべきものと考えており、御決議の趣旨を十分に踏まえ、今後このような御指摘を受けることのないよう改善、指導してまいります。(拍手)      ─────・─────
  21. 平田健二

    議長平田健二君) 日程第四 国際的な子の奪取民事上の側面に関する条約締結について承認を求めるの件(衆議院送付)を議題といたします。  まず、委員長報告を求めます。外交防衛委員長加藤敏幸君。     ─────────────    〔審査報告書及び議案本号末尾掲載〕     ─────────────    〔加藤敏幸登壇拍手
  22. 加藤敏幸

    加藤敏幸君 ただいま議題となりました国際的な子の奪取民事上の側面に関する条約につきまして、外交防衛委員会における審査経過と結果を御報告申し上げます。  この条約は、ハーグ国際私法会議において作成されたものでありまして、監護の権利の侵害を伴う国境を越えた子の連れ去り等が生じた場合に原則として常居所を有していた国に子を迅速に返還するための国際協力の仕組み、国境を越えた親子の接触の実現のための協力等について定めるものであります。  委員会におきましては、ハーグ条約締結の意義と国内実施法案との整合性条約の運用におけるドメスティック・バイオレンス被害者への配慮や支援条約発効前の子の連れ去りや留置事案への対応条約実施に果たす外務省や在外公館役割とその強化、管轄する裁判所を増やす必要性等について質疑が行われましたが、詳細は会議録によって御承知願います。  質疑を終え、採決の結果、本件全会一致をもって承認すべきものと決定いたしました。  以上、御報告申し上げます。(拍手)     ─────────────
  23. 平田健二

    議長平田健二君) これより採決をいたします。  本件賛否について、投票ボタンをお押し願います。    〔投票開始
  24. 平田健二

    議長平田健二君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。    〔投票終了
  25. 平田健二

    議長平田健二君) 投票の結果を報告いたします。   投票総数          百九十一     賛成            百九十一     反対               〇    よって、本件全会一致をもって承認することに決しました。     ─────────────    〔投票者氏名本号末尾掲載〕      ─────・─────
  26. 平田健二

    議長平田健二君) 日程第五 建築物耐震改修促進に関する法律の一部を改正する法律案内閣提出衆議院送付)を議題といたします。  まず、委員長報告を求めます。国土交通委員長石井準一君。     ─────────────    〔審査報告書及び議案本号末尾掲載〕     ─────────────    〔石井準一登壇拍手
  27. 石井準一

    石井準一君 ただいま議題となりました法律案につきまして、国土交通委員会における審査経過と結果を御報告を申し上げます。  本法律案は、大規模地震の発生に備えて、建築物地震に対する安全性の向上を一層促進するため、不特定多数の者が利用する大規模建築物等耐震診断の義務付け及びその結果の公表耐震改修計画認定基準の緩和並びに認定に係る建築物容積率及び建蔽率の特例の創設等措置を講じようとするものであります。  委員会におきましては、災害時に避難所としての役割を果たす旅館、ホテル等耐震診断耐震改修への支援必要性地方公共団体における補助制度導入、拡充の必要性耐震診断の結果の公表の在り方、新たな耐震改修工法活用促進等について質疑が行われましたが、その詳細は会議録によって御承知願います。  質疑を終局し、採決の結果、本法律案全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定をいたしました。  なお、本法律案に対して附帯決議が付されております。  以上、御報告を申し上げます。(拍手)     ─────────────
  28. 平田健二

    議長平田健二君) これより採決をいたします。  本案賛否について、投票ボタンをお押し願います。    〔投票開始
  29. 平田健二

    議長平田健二君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。    〔投票終了
  30. 平田健二

    議長平田健二君) 投票の結果を報告いたします。   投票総数          百九十四     賛成            百九十四     反対               〇    よって、本案全会一致をもって可決されました。(拍手)     ─────────────    〔投票者氏名本号末尾掲載〕     ─────────────
  31. 平田健二

    議長平田健二君) 本日はこれにて散会いたします。    午前十時二十六分散会