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亀井亜紀子君 みどりの風の
亀井亜紀子でございます。
早速質問に入らせていただきます。
まず初めに、
地方の活性化という観点から質問をいたします。
アベノミクスが成功するかどうかというのは、第三の矢、成長戦略がうまくいくかということが一番大事だと思うのですが、今報道で聞こえてくるものというのは、大都市を中心にした発想、例えば三大都市圏で戦略特区をつくって法人税を下げてというような構想が聞こえてくるわけですけれ
ども、一向に、
地方にそれがどのように
影響するか、
地方交付税が減るのではないかと私は心配をしてしまうのですけれ
ども、
地方を活性化する計画が見えてまいりません。私はそういう視点で今回この
予算の項目を見させていただきました。
注目をしたのが、一の「元気をつくる」の「活力ある地域づくりを通じた新しい成長の実現」のところの(2)ですね、「地域の経済循環の創造と自立的な地域経営の推進」、ここの
予算が倍近くに増えております。この中の「
地方公共団体を核とした地域経済循環の創造と先行モデルの事業化支援」というものに興味を持ちまして、
一つ宮古市の事例を挙げながら質問させていただきます。
先日、報道で知りましたが、宮古市で木質バイオマスを使った復興事業がスタートいたしました。これは、宮古市と大手企業が合同でブルーチャレンジプロジェクト協議会というのをつくり、間伐材を利用した木質バイオマスの発電を行います。
この技術なんですけれ
ども、木質バイオマスの、間伐材のチップを燃料として、これからガスが発生します。このガスの使い道ですが、二通りあります。
一つは、ガスを精製して水素ガスにして、それを燃料電池自動車などに使っていくという方法、もう
一つは、タービンを回して発電をして売電をしたり、あるいはその発生した熱でハウス、温室栽培の暖房に使うと、そのような計画であると聞いています。
私は、これを私の地元でもできるのではないかと思っておりまして、たまたまこの技術を持っている会社の実証機が地元にあるので見に行きました。
それで、お伺いしたいのですが、例えば私の地元、
総務省から総合特区にしていただいた地域があります。森里海連環高津川流域ふるさと構想という特区があるんですけれ
ども、ここで新しい
地方のあるべき姿、持続可能な地域社会をつくるということを考えているんですが、間伐材を利用して同じような計画を作りましょうと考えた場合に、この支援というのは今の対象となるのかどうか、どのようなイメージでこの項目を立てられたのか、お伺いしたいと思います。