○藤末健三君
委員長、ありがとうございます。
民主党・新緑風会の藤末でございます。
今、本当に
藤原委員長の指導の下にこうやって
議論をさせていただきまして、最終局面を迎えていることを非常にうれしく思います。
私自身も、例えば先ほど御
発言のあった尾立
委員とエジプトの
水道局を伺いまして、実際に
日本の
ODAがどう使われているかと見てきましたし、またカンボジア、ベトナムなどにも直接伺いまして、実際に
ODAで掘られた井戸がどうなっているか、実際に汚染された井戸を見てまいりました。そういう中で、いろんな
議論する中で、今回、皆様の
委員の仲間と
一緒に
議論ができ、我々
日本が持っているいろんな
技術力であり
ビジネスを構築する力がまだまだ
世界に役立つということが明確になったんではないかと思っております。
先ほど、
加藤委員、
舟山委員、そして尾立
委員からもお話がありましたように、私もこの国会で
議論した成果を次につなげるために、やはり
立法府である我々が法律を作るなりのことを、次のアクションまでつなげられたらいいんではないかということを
一つ思います。
また同時に、二つのことを考えておりまして、今までのこの
議論は、今の
日本の
技術力が
世界のこの水問題にどう対応するかということを
一つまとめたと思いますが、恐らくこれから先のことを考えますと、二つあると思います。
一つは、やはり我々の
日本のこの
技術力をもっと高めていくこと、それが必要ではないかと。例えば、私この
委員会で御
提言申し上げましたのは、今までは
水道の蛇口までの
議論だったんですけれど、
我が国が独占している
技術の
一つに蛇口の先にある整水器、水をもっときれいにして逆に健康に役に立つようにする水の
技術は
日本しか今持っていません。そういうものをどうやってこれから
開発していくかということも必要ですし、同時に、このイノベーションではなくこの
技術をまた
世界にどうやって
展開していくか。そのときもやはり
途上国だけということではなく、やっぱり先進国も含めて
世界全体に対して我々の
技術をどう役立てるかということが必要になってくるんではないかと思っております。
そういう
意味でも、今回の、
松田議員からも
指摘がございましたけれど、各省庁やはりばらばらに活動しているという
状況は否めないと思いますので、そのような
政府の体制を統合していくこと、そしてまた我々がトータルのパッケージとしてこの法律などを作り、力強く推進していくことを
提言できればと思います。
以上でございます。