○長沢広明君 公明党の長沢広明でございます。
田中先生、今日は大変お忙しい中、ありがとうございます。
まず、先ほどの
所信を伺って、それに対する
質疑をさせていただく前に、本
委員会での
所信聴取について、我が公明党の
基本的な
考え方を先に述べさせていただきたいと思います。
今
国会冒頭において、政府から
原子力規制委員会を含む三件の既に任命をされた
人事について
国会に
承認を求められております。それを受けて各会派で今
検討が進められているというふうに伺っております。このうち、
原子力規制委員会の
委員長につきましては、昨年八月一日、当時候補者であられた
田中先生をこの
委員会にお招きをして
所信を
聴取し、各会派代表の
質問にお答えをいただきました。大変にありがとうございました。
現状、今の
国会における同意
人事の取決めについては、この
所信聴取の対象者の中に
原子力規制委員会の
委員長は入っておりませんでしたけれ
ども、新設のポストでもあり、認証官でもあり、大変国家的にも重要な機関であるということに鑑みて、各会派合意の上で
所信聴取を特例的に行ったという経緯がございます。その後、諸般の事情から
国会での
承認は同意を得ることのないまま、当時の政府の
責任において任命が行われ、今日に至っているということでございます。
現在既に任命されて四か月、五か月たたれている
田中先生に本
委員会にお越しいただいて改めて
所信を
聴取するというのは、同意
人事として
国会が政府から
承認を求められ、
国会としてその
承認をするというプロセスの中に二度三度というふうに
所信聴取が重なるというのは、これが常態的になるというのはちょっと余り好ましくないのではないかというふうに思っておりまして、今回のこの
所信聴取を行うということについては、我が会派としては慎重な立場を取ってまいりました。しかし、
田中先生も自ら進んでこうして本
委員会にお越しをいただき、そして各会派も
所信を改めて聞いて、そして
国会での同意、
承認へ向けての
一つの段階とするということで合意をされているように思いますので、我が会派としてもこうして参加をさせていただいたという次第でございます。こういうことを踏まえて少し
質問をさせていただきたいと思います。
田中先生は先ほどの
お話の中で、今年は七月には
発電用軽水炉の新
基準を策定するということも
お話をされました。また、
核セキュリティーに関する様々な
検討ももう既に始めていると、また、文科省から保障機能について
原子力規制委員会に移管されてくると、それについての対応も迫られるというような
お話をされました。
今年ももう二月に入りまして、この七月の例えば
一つのめどとして、
発電用軽水炉の新
基準を策定するまでの例えばこの半年間、当面この半年間、
原子力規制委員会として
一つ一つけりを付けていかなければいけない主要なテーマというものは、今思い付く限りで、今
お話しいただいたことも含めてどういうものがあるのか、ちょっと挙げていただきたいと思います。