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谷垣国務大臣 きょうの
黄川田さんの御
質問は、
社会内処遇というのは極めて大事じゃないか、それは相当民間の方に頼っていかなきゃできない。中心になるのは
保護司さんということでしょうけれども、
保護観察官ももっと充実をする必要がある。それから、本当に頑張っていただいている
保護司さんの
活動をしっかり支えていくためには、
地域との
連携なんかをもっとしっかりとれと。まことにポイントをついた御
質問だと思います。
サポートセンターのことについてもいろいろ御議論いただきましたが、私のところにも、幾つか
現場から、こういう問題点があるぞとか、こういうところはもう少しできないかとか、いろいろ
お話を承っておりますので、そういったことをできるだけ生かしながら頑張らなきゃいけないと思っているところでございます。
それで、今、もっと
広報活動にも取り組めということですが、私どもの今の基本的な考え方は、昨年七月の
犯罪対策閣僚
会議、これは民主党政権時代でございますが、
再犯防止に向けた総合対策、これは、基本的に政権交代がありましても、私どもこれを踏襲してやっております。それで、その中でも、
保護司活動に伴う
負担の軽減、それから
地方公共団体との
連携の充実、
保護司制度の基盤
整備と
充実強化、こういったことが強くうたわれているわけですね。
それから、ついこの間、五月、もう一回、この
犯罪対策閣僚
会議で、
犯罪に強い
社会の実現のための新たな行動計画の策定の基本方針というものが決められまして、その中で、
保護司など民間
関係者に対する
支援の充実による
活動の活性化、これを重点
取り組み分野にしているわけでございます。こういったことをやはりきちっとアピールしていくということが、
保護司さんたちに本当に頑張っていただく上で必要だと思います。
いろいろなことをしておりますが、林田
委員おられますが、今度、私、熊本へ参りまして、熊本で、やはり協力企業、
社会に
更生させるために雇ってくださっているところとか、あるいは
保護司さんとか、いろいろな方と
お話をしてこようと思っております。これは、閣僚が行って、大勢の方を集めて演説だけすればいいというものではないと思います。車座トークといいますか、要するに、向こうの御
意見も私に伝わるように、私たちが考えていることも向こうに伝わるようにという、膝を交えてというと変ですが、そういうことも少し工夫させていただくことが
広報活動には役立つのではないか。いろいろなことを考えなければなりませんが、そんなこともやっていきたいと思っております。