○稲田
国務大臣 行政改革、公務員
制度改革、クールジャパン戦略、再
チャレンジ担当大臣、
規制改革を担当する
内閣府
特命担当大臣として、
所信の
一端を申し述べます。
真の
改革は伝統を守りながら創造することであり、不断の
改革を行う必要があります。
日本経済の
再生に向け、
規制改革の
推進は極めて重要です。ひるまず、大胆に、迅速に
規制改革を
実現できるよう、取り組んでまいります。
このため、新たな
規制改革会議を
設置し、議論を開始いたしました。当面は、
雇用、エネルギー・
環境、健康・医療といった重点分野を初め、
経済再生に資するものから優先的に
見直しを行ってまいります。
行政改革については、
行政機能や
政策効果を最大限
向上させるとともに、
政府に対する
国民の信頼を得るために、極めて重要な
取り組みであります。
行政が
経済社会の変化や
国民のニーズに的確に
対応したものとなるよう、本当の意味での
行政改革に積極的に取り組んでまいります。
このため、本年一月に、全
閣僚から成る
行政改革推進本部を
設置するとともに、その
もとで
行政改革に関する重要事項を議論するため、
関係閣僚と有識者から成る
行政改革推進会議を立ち上げ、二月に第一回
会議を開催したところであります。
今後、当本部や
会議において、幅広いテーマについて
検討してまいりたいと考えており、当面は、無駄の撲滅、独立
行政法人
改革、特別会計
改革という三つの分野を
中心として、しっかりと
取り組みを進めてまいります。
公務員
制度につきまして、公務員が誇りと希望を持って
国家国民のために職務に邁進し、そして、若い優秀な人材が公務員を目指すことができる
制度とすることが必要です。
公務員
制度改革は大変重要な
課題であることから、これまで
国家公務員
制度改革基本法に基づき提出された
法案に対してさまざまな議論があったことも踏まえ、過去の経緯の総括を行った上で、必要な
改革を進めてまいります。
クールジャパン戦略について、その
推進は、安倍政権が直面する
日本経済再生のための喫緊の
重要政策の一つです。各府省及び官民
連携によるクールジャパン戦略の
推進、発信力の
強化を行ってまいります。
また、何度でもチャレンジできる
社会、一度やめても、もう一度職場に復帰できる
社会の
構築に向けた再チャレンジ
支援に関する
取り組みを進めます。
公文書の
管理については、公文書が民主主義の根幹を支える基本的インフラであることを踏まえ、
制度の適正かつ円滑な
運用に努めてまいります。
官民競争入札等・公共サービス
改革については、より良質かつ低廉な公共サービスを提供する観点から、公共サービス
改革法に基づき、官民競争入札等を着実に
推進してまいります。
新公益法人
制度について、その移行期間が本年十一月末に終了することを踏まえ、移行を希望する法人が期限内に申請できるよう、法人の
支援に取り組むとともに、引き続き、公益認定等
委員会と
協力して、柔軟かつ迅速な審査に努めてまいります。
以上述べてまいりましたように、
改革を進めることにより、
日本の
経済再生とあわせて、
社会正義の
実現に向けて、職責を
全力で果たしてまいります。
平井委員長を初め、
理事、
委員各位の御
理解と御
協力をよろしくお願いいたします。