○小松
委員 どうもありがとうございました。
ぜひ、その点に関しても積極的に取り組んでいただきたいというか、これも我々が取り組んでいかなければいけないんだろうと思います。
先日も、長野県の須坂市役所を訪問してまいりました。そこで、健康づくり課、ここでさまざまな取り組みの話を伺ってまいりました。
地域のつながりを大切にし、そして健康づくりの大切さを学び、実践し合う保健補導員
制度、これは第二次大戦末期の混乱期に産声を上げた
制度でありますが、住民の命を守る
制度であります。きょう持ってきました「須坂の母ちゃん頑張る」、こういう本があるんですが、終戦末期にみんなで支え合って健康づくりをやった、この原点を書いた本であります。もしお時間があったら、お読みいただきたいと思います。
これらの地域の健康づくりのための取り組みを、
医療費削減という
観点から、ぜひとも国として
支援する仕組みを継続していただきたい、そのように思っております。
また、同日訪問した県立須坂病院、ここでは、大学の先輩でもあります消化器内視鏡医の
先生から、こんな話もお聞きしました。
御存じかと思いますけれ
ども、ピロリ菌というのがあります、胃の中に。胃の中にピロリ菌がいると将来がんになるリスクが高くなる、こういったことがわかっているわけでありますが、そのピロリ菌をやっつける除菌治療ということによって、将来のがんのリスクを低くすることができます。
この
先生は、長野県の中のある高校の二年生を対象に、ピロリ菌の感染率を調査しました。その結果、高校生の五%がピロリ菌に感染しているということが明らかになったわけですね。
つまり、これも
医療費削減の
観点とも言えると思うんですが、そういった若い段階でそういうものを絶つ、そういったことが、将来、胃がんの予防につながって、
医療費も削減できるはずであります。
つまり、これは学校健診ということになるわけでありますが、これは文部科学省所管であると思いますが、現在は、就学に支障があるかどうか疾病をスクリーニングする、そして健康課題を明らかにすることによって健康教育に役立てる、こういった目的で行われておるわけでありますが、この学校健診に関しても、将来の病気を予防するといった
観点で行うことができるようになれば、これもまた、将来の病気の予防、そして
医療費の削減につながっていくものだろうというふうに考えます。ですから、そういった
観点も今後は取り入れるべきなのかもしれません。
予定より早く終わってしまいました。済みません、
議員としての修行がまだ足りません。
いずれにしろ、先ほど
大臣も御答弁されましたけれ
ども、待ったなしの
状況もあると思うんですね。しかし、やはり
医療費の削減に関しては、根本的な、そして長期の目で見た、そういった施策、先ほど学校健診の話もしましたけれ
ども、省庁の壁を越えた、そういった施策がやはり重要であるというふうに考えております。
自分としても、それらに真剣に取り組む、そういうことをお約束して、そして、
質問時間ぴったりに終わることができるようにこれから修行を積むことをお約束して、私の初
質問を終わりにさせていただきます。ありがとうございました。