○近藤(洋)
委員 おはようございます。
民主党の近藤洋介であります。
質問の機会をいただき、
委員長初め皆様に感謝を申し上げます。
早速、
質問に入りたいと思います。
まず最初に、
茂木大臣にお伺いしたいと思います。
委員長のお許しを得て資料を配付しておりますが、一枚目をごらんいただければと思います。
まず最初に、
大臣が五月十七日金曜日、先週の金曜日の朝にされた閣議後の記者会見の内容についてお伺いをしたいと思います。
この一枚目のペーパーは、経産省が出された閣議後記者会見の議事録でございますが、
大臣は、記者から
政府が提出しているいわゆる電力システム改革法案の見通しについて
質問され、このようにお答えをされています。全文ではなく下線の部分だけをお読みしたいと思います。
「
政府・与党として、
経済産業省として、是非この国会での成立をお願いしたいと考えておりますが、野党の一部のグループ、改革への抵抗ということもありまして、なかなか進みにくい
状況にある。これは大変残念だと思っております。」こう発言をされました。
この発言を受けた形で、複数の新聞社が、電気
事業法案、今国会で成立困難にといった趣旨の記事を掲載いたしました。
大臣、私は、この発言は大変問題があったのではないか、こう思います。
大臣は、もちろん
政策については随一
政策通の先生であられますが、当然、議会人でもあられますから、議院、国会運営、
委員会運営の
仕組みについては十二分に御存じかと思います。法案をどのように審議するかというのは、議会そして
委員会の専権事項であります。
また、システム改革法案については、まさに
理事会、
理事懇談会で協議をしており、その審議入りについても、私も野党の筆頭
理事として、与党筆頭の塩谷自民党筆頭
理事と真剣に、まさに真摯に協議を現在している最中でございます。
限られた日程の中でどのように審議するかというのは、
国民の代表たる国会としてこの責任を果たすべく、その扱いについてまさに真剣に議論しているわけでありますけれども、この扱いについて、法案提出者の責任ある立場で、一体どのような情報をもとに、野党の一部のグループ、改革への抵抗が理由でおくれていると発言されたのか、全く理解に苦しみます。
この発言については、国会対策
委員会委員長から与党
委員長に対しても、非常に問題であるという抗議をさせていただいているところであります。
もとより、この法案は、我々民主党
政権下で議論を始め、骨格を固め、きょうも御
出席されています枝野当時経産
大臣、私は当時副
大臣でございまして、
政府の中におりましたが、議論を進めてきた内容でもございます。それぞれ各党の立場が野党はあろうかと思いますけれども、我々も真剣に受けとめ、改革を進めなきゃいかぬ、こういう立場にあります。
野党各党、この
委員会に
理事を配置されている
日本維新の会さんも、この改革には前向きというか真剣に取り組まなきゃいかぬ、みんなの党さんも同様の考え、共産党さんは、それぞれ立場はあろうかと思いますが、重要法案であり、審議を受けとめなきゃいかぬという立場。私は、野党筆頭として、各党との協議の中でそれぞれ話を進めてまいりました。
こうした中で、
大臣が記者会見で、
政府の立場として、議会がまさに真剣に話を進めているさなかに、このような発言をなぜされたのか。
まずお伺いしたいのは、一部の野党とはどの政党、どのグループを指しているのか、お答えください。