○
委員以外の
議員(荒井広幸君)
大臣、話が早くていいですよ、短いですからね。
財政法第四条の、私は
特例の
特例というのはこれはもう免れない違憲状態ですよ。
そして、二つ目ですが、総理から自らおっしゃったわけですね。びっくりしますね、これ。
民主党の
皆さん、どうなんでしょうか。
民主党は、ばらまきや無駄を省いて十六兆円を捻出して新規国債を
発行しなくても政策経費が浮いてきます、年金もできます、こういうふうにマニフェストでうたったんですよ。それを今度は総理が、これは赤字国債ですよ。これ
皆さん、
特例公債なんて言ったら
国民分からないんだから。赤字国債を四年間も自動的に、読売新聞、
予算成立で自動的に赤字国債
発行される仕組みになっている。
民主党はこれなし崩しの上になし崩し。総理がこういうことを言ったんだからびっくりしますよ。
自民さん、公明さんにも私言いたい。幾ら
解散の条件を整えるためといっても、そこまで言ったらおかしくなるんじゃないですかと言ってあげたっていいじゃないですか、これ、
特例公債を出すんなら。こういうめちゃくちゃな
運営が
民主党政権なんです。
だから、なぜここに総理いませんか。いませんよ、問責を受けているから我々呼ばないんですよ。しかし、総理はやっと、参議院問責を受けてから支持率が下がり、そして昨日、十六日に
解散するとおっしゃったわけですが、遅過ぎる。問責の重さを考えたら、所信表明をやるとか臨時
国会開くなどということはなかったでしょう。少なくとも前の議長である西岡
先生だったら、二回目ですからね、
国会開くことに同意しませんよ。それぐらい異例の異例の中で
特例の
特例を作っている。しかも、
国会で
衆議院二時間、こっちで二時間、こんなことでできるわけないんじゃないですか。ですから、
皆さん、これは赤字国債の自動的
発行の仕組みだって言わないと分からないですよ、こんな
特例公債、
特例公債と言って。こういう問題点で、これはゆゆしき問題点なんです。
参議院が民選される
国会になったことを
委員の
先生方は
国会議員なら誰でも知っているでしょう。明治憲法下は二十年まで続いた。どんどんどんどん軍備拡張のために
予算を出していって、それに対しての足りないものはどんどんこの
公債で賄っていったわけでしょう。それがあの悲劇を生んだんですよ。それを反省して、行政権にあったこの
財政というものの扱いを議会に取り戻そうというのが昭和二十一年、これがまさに昭和憲法の憲法
国会なんですよ。
財政民主主義、
財政国会主義というふうに言います。そういう教訓を忘れて、目の前の、ねじれだからこういうことをやらなきゃいけないというんだったら、三党で、ねじれても
予算と一体としてルールを作るということを三
党合意すればそれで済むだけじゃないですか。
そして、私は言いたい。民主、自民、公明さんもなぜ全野党にそれを相談しませんか。もし、ねじれてうまくいかないというなら、
予算と一体としてルールを作りましょう、これをなぜ全野党に協議をかけて、そして
合意文書を作りませんか。
特例公債法案改正などというのは必要ないんですよ。
そして、自民、公明の時代も一体ですよ、
予算と
特例公債は。
民主党が分離して政争に使ったんですよ。反省してください、これ。
そして、結局なし崩しで、どんどんどんどんこうやって
国会のルールが無視され、そして最後は全く問題がありませんよみたいな、そういう扱いをしていったら、全く我々はあの戦争の時代に戻るのではないでしょうか。そういう危惧を持って、我が参議院は心から今の
政府に、こうした先人の血と涙のこの
国会をつくっていたその前例を重くこれを踏襲し、我が身を改めて出直して選挙に臨んでいただきたいということを申し上げまして、私の糾弾
質問にさせていただきたいと思います。
なお、
先生方に、
特例公債に関して、これ償還
財源の二・六兆円、例の年金
部分ですね、二分の一の二・六兆円、これは
消費税で返すと言うんですが、これはまさに償還
財源がある新たな国債なんですよ。ということは、償還
財源さえあればいろいろなことができるということを二十二年、そして二十三年に私も具体的な例示で引用させていただいていますので、そういう点においては一部評価できるところは、考え方としてはある。
そして、最後ですけれども、減額補正という形になっていくことだけは、これはなかなかいいことだということを申し上げておきたいと思います。
時間が終わりですかね。