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舛添要一君 まさに今、
一つ危機管理監の問題だけとらえたんですよ。だけど、
先ほど川口
委員がおっしゃったように、
検証チームは
危機管理監のやったことも
検証しないといけないので、そのチームに
危機管理監がいてできますかということです。
それから、私もずっと
情報畑でいろいろな仕事をしてきましたのですが、過去十四年間、
危機管理監どういう方がなられたか。最初の方は元警視総監。次、元警察庁警備局長。次、元警視総監。次、元警視総監。
先ほどの米村さん、元警視総監。立派な方もおられます。警察でも非常に能力のある方おられます。しかし、
北朝鮮の
事案でしょう。国際的な
情報、必要ですね。原子力、警察は原子力の専門家じゃありませんね。
私のときは、これは私が経験したことから言うから重みがあると思うんです。厚生労働
大臣です。新型インフルエンザです。警察はビールスの専門家ではありません、その分野をやっている人もいますけれども。どこに
情報が一番集まるか。全ての病院の、どういう患者がいて、新型インフルエンザがどうだと出たのは、全部保健所を通じて厚生労働
大臣のところに集まります。私のところにあの当時、一番最先端の病気の
情報が集まった。
もちろん、警察も立派なネットワークを持っていますよ。警察のネットワークにはかかりません。そのときに、
危機管理監というのは
官房長官、副
官房長官が直接の上司ですけれども、
官房長官は
総理に対して、
情報を
収集してこうです、分析してこうです、したがってどうしますかと指示を仰いで動くというのが、そういうように法的になっているんです。
さあ、厚労
大臣の方がはるかに新型インフルエンザの
情報持っていますよ。そのときに、
大臣の言うことを、
総理、聞くんですか、
危機管理監が集めた警察の
情報を聞くんですか、どっちですかということになる。原子力が全く同じですよ。
ですから、ケース・バイ・ケースなんです。私は、警察は非常に優秀だと
思います。それから
内閣情報調査室、ここでいろいろ私は一緒に仕事をしてきましたから、これも歴代警察です。要するに、
日本というのは戦後になっても一九四〇年体制が変わっていないんです。内務官僚、大蔵官僚。内務官僚のずっとこれが、
先ほどの礒崎さん、どこか行ったかな、礒崎さんも内務官僚の末裔、末裔と言ったら悪いですけれども、です。
ですから、やはり
総理、これは政治家が与野党を超えて少し
危機管理体制とかインテリジェンスの体制をやり直しませんか。それから、公安
調査庁は全部検事です、法務省です。だから、こういうことをやらないと、私は非常にこの
日本にとっての将来が危ういなというふうに思っておりますので、是非、これは今回の
事案はそうですけれども、
先ほど総理が全体を見直そうとおっしゃって、やっぱり十四年もたてば
危機管理監というのだってどうなのか、今、原子力と新型インフル、違うんですよ、警察のカバーする範囲じゃないだろうと思うんです。
だから、私は先般、新型インフルエンザ
対策特措法について問題があると申し上げました。衆議院、たった五時間ですよ、議論したの。参議院はしっかり
内閣委員会でまだやっていますよ。私も
委員会外の議員として行きました。何が問題かといったら、お医者さん中心にビールスから
国民の命を守るという体制から来ないといけないのに、警察官僚的発想で、いや、
国民の集会をやめる、移動を禁止するって、これをやるからそごを来すということを申し上げているんで、是非一九四〇年体制を一緒に脱しませんか。いかがですか。