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2012-03-16 第180回国会 参議院 東日本大震災復興特別委員会 第2号
公式Web版
会議録情報
0
平成
二十四年三月十六日(金曜日) 午後零時四十分開会 ─────────────
委員
の
異動
一月二十五日
辞任
補欠選任
一川
保夫
君
西村まさみ
君 三月十五日
辞任
補欠選任
大久保潔重
君
大野
元裕
君
金子
恵美
君 はた
ともこ
君
藤原
正司
君
大島九州男
君 ─────────────
出席者
は左のとおり。
委員長
池口
修次
君 理 事
岡崎トミ子
君 小西 洋之君
藤原
良信君 米長 晴信君 愛知 治郎君
佐藤
信秋君 森 まさこ君 谷合 正明君 委 員
大島九州男
君
大野
元裕
君 行田 邦子君 斎藤 嘉隆君
田城
郁君 谷岡 郁子君 轟木 利治君
西村まさみ
君 はた
ともこ
君 白
眞勲
君 平山 幸司君 広田 一君 増子 輝彦君 赤石 清美君 上野 通子君 岡田 広君 熊谷 大君
佐藤
正久君
高階恵美子
君 藤井
孝男
君
牧野たか
お君 石川
博崇
君 渡辺
孝男
君 小熊
慎司
君 山下 芳生君
吉田
忠智
君
亀井亜紀子
君 荒井 広幸君
国務大臣
国務大臣
(
復興大臣
)
平野
達男
君 副
大臣
復興
副
大臣
末松
義規
君
復興
副
大臣
松下
忠洋
君
復興
副
大臣
中塚
一宏
君
大臣政務官
復興大臣政務官
大串
博志
君
復興大臣政務官
郡
和子
君
復興大臣政務官
吉田
泉君
事務局側
常任委員会専門
員
五十嵐吉郎
君
常任委員会専門
員 櫟原 利明君 ───────────── 本日の会議に付した案件 ○
東日本大震災復興
の
総合的対策
に関する
調査
(
東日本大震災復興
の
基本施策
に関する件) (
平成
二十四年度
復興庁関係予算
に関する件) ─────────────
池口修次
1
○
委員長
(
池口修次
君) ただいまから
東日本大震災復興特別委員会
を開会いたします。
委員
の
異動
について御報告いたします。 昨日までに、
一川保夫
君、
大久保潔重
君、
藤原正司
君及び
金子恵美
さんが
委員
を
辞任
され、その
補欠
として
西村まさみ
さん、大
野元裕
君、
大島九州男
君及びはた
ともこ
さんが選任されました。 ─────────────
池口修次
2
○
委員長
(
池口修次
君)
東日本大震災復興
の
総合的対策
に関する
調査
を議題といたします。 まず、
東日本大震災復興
の
基本施策
について、
復興大臣
から
所信
を聴取いたします。
平野復興大臣
。
平野達男
3
○
国務大臣
(
平野達男
君)
復興大臣
の
平野達男
でございます。
東日本大震災復興特別委員会
の開催に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
東日本大震災
から一年がたちました。一万五千名を超える尊い命が失われ、いまだに三千百名以上の方が行方不明となっております。 今月十一日には、
政府主催
により、
天皇皇后
両陛下の御臨席の下、
東日本大震災
一周年
追悼式
を
実施
するとともに、
地方公共団体
においても
追悼式
が行われました。 改めて、亡くなられた
方々
に心から哀悼の意を表するとともに、全ての
被災者
の
方々
に心からお見舞いを申し上げます。 二月十日には
復興庁
が発足いたしました。私は、
震災発生
直後から
被災者
の
生活
の
支援
や
被災地
の
復旧復興対策
に当たってまいりましたが、今後は、引き続き
復興大臣
として
大震災
からの
復興
に専心し、
被災地
の
皆様方
の声に耳を傾け、
被災地
の本格的な
復興
に向けて、大きな
使命感
と
責任感
を持って
全身全霊
を傾けて取り組んでまいります。 国難ともいうべき
大震災
からの
復旧復興
のために、
発災
以来、
政府
を挙げて全力で取り組んでまいりました。これまでのところ、
避難所
の
解消
と
仮設住宅
の建設、主なライフラインの
復旧
などについては、相当程度進展しております。一方で、迅速さに欠け、必要な
方々
に
支援
の手が行き届いていないとの御指摘をいただいていることも事実であります。このようなことからも一日も早い
復旧復興
に努めてまいります。
被災地
の
復旧復興
に向けての具体的な
取組
について申し上げます。 第一に、
地震
及び
津波
の
被害
からの
復旧復興
のための
取組
についてであります。
復旧復興
は、
地域
が
主体
となって取り組むことが
基本
でありますが、国は、多様な
施策
を講じ、その
取組
を最大限
支援
してまいります。 これまでに成立した
復旧復興
に係る
補正予算
については、
政府
としては速やかな執行に鋭意取り組み、
大震災
からの本格的な
復興
を加速してまいります。また、現在御審議いただいている
平成
二十四年度
予算案
においても、所要の
経費
を盛り込んだところであり、
予算案
が成立した暁には、これも活用してまいります。
さき
の
臨時国会
においては、
復興特別区域法
が成立し、
復興特区制度
と
復興交付金
などの新しい枠組みが創設されました。これに基づき、既に
復興特区
の
計画認定
を行ったところであります。また、
復興交付金
につきましては、今月二日に第一回目の
交付可能額
の通知を行ったところであります。今後とも、
復興特区
の
認定
や
交付金
の
交付
を速やかに行うなどして、
予算
や
制度
をフルに活用し、
復興
の
取組
をスピードアップしてまいります。
公共インフラ等
の
復旧
につきましては、
事業計画
や
業務
の
工程表
を策定したところでありまして、これらに基づき、
関係
府省の力を結集して進めてまいります。 また、
復興計画
を踏まえた
個別事業
の
実施
に際しましては、
市町村
の
マンパワー支援
が
課題
となりますが、国としても、
復興局
及び
支所
、
事務所
の
職員
が日常的に
現地
に赴くほか、
全国
の地方自治体の
協力
を得ながら、
被災市町村
への
職員派遣
の
支援
を行うなどにより、
事業
の迅速な
実施
を
支援
してまいります。 このような
取組
を着実に進めてまいりますが、
被災地
の
復興
を進めるに当たっては、特に、
住宅再建
及び
高台移転
など
市町村
の
まちづくり
、
瓦れき
の
広域処理
、
産業復興
を
中心
とした
雇用
の確保、
被災者
の
孤立防止
と心のケアが大きな
課題
になると認識しております。
被災地
の声に耳を傾け、
関係
府省と連携しながら、しっかりと取り組んでまいります。 第二に、
地震
、
津波
の
被害
に加えて、
原子力災害
により、深刻かつ多大な
被害
を受けている
福島
県の
復興再生
についてであります。
福島
の
再生
なくして
日本
の
再生
なし、このことを胸にしっかりと刻み、取り組んでまいります。 今
国会
では、まず、
避難解除等区域
の
復興再生
のための
措置
、放射線による健康上の不安の
解消等
のための
措置
、
福島
の
産業
の
復興再生
のための
措置
など、様々な
措置
を講ずることを内容とする
福島復興再生特別措置法案
を提出し、今月八日に、衆議院において六派
共同提案
による
修正案
とあわせ可決されました。 また、
避難指示区域
の見直しに従い、
インフラ等
の
復旧
や
雇用対策
など、
原発事故避難者
の
帰還
や
生活再建
を
支援
するための総合的な
対策
を、
関係
する
市町村
や
避難者
の
皆様
の御意向を十分に把握し、国が
責任
を持って講じてまいります。 第三に、
震災
で被災された
事業者
の二重債務問題に関しましては、
さき
の
臨時国会
において成立いたしました
株式会社東日本大震災事業者再生支援機構法
に基づき、同
支援機構
が今月五日より
業務
を開始したところでありまして、
被災事業者
に対して、その
事業
の
再生
を
支援
してまいります。 このような
大震災
からの
復旧復興
の
取組
に当たっては、
復興庁
が
中心
となりまして、全体の司令塔となって、
被災地
のニーズに
現地
で
ワンストップ
で対応し、各種の
事業
を進めてまいります。その際、
被災地
に設置された
復興局
及び
支所
、
事務所
を窓口として、
被災者
に寄り添い、
被災地
の要望を丁寧に酌み取って、迅速に対応してまいります。 最後に、これらの
取組
に当たりましては、
復興基本法
、
復興特別区域法
、
復興庁設置法
が
与野党
の合意に基づき成立したことを踏まえ、党派を超えて広く
与野党
の御
協力
をいただきながら進めてまいります。
被災地
の
復興
なくして
日本
の
再生
はありません。
被災地
から一日でも早く
復興
のつち音が響き、被災された多くの
方々
が
復興
に
希望
を持てるよう、また、将来をしっかり見据え、活力ある
日本
の
再生
に向けて、国の総力を挙げて取り組んでまいります。
池口委員長
を始め、
理事
、
委員各位
の御
理解
と御
協力
をお願いいたします。
池口修次
4
○
委員長
(
池口修次
君) 次に、
平成
二十四年度
復興庁関係予算
について、
復興
副
大臣
から
説明
を聴取いたします。
末松復興
副
大臣
。
末松義規
5
○副
大臣
(
末松義規
君)
復興
副
大臣
の
末松義規
でございます。 主に
福島
県以外の岩手県、
宮城
県等を
中心
とする
被災地
の
復興
に関する
事項
を担当いたします。
平野大臣
を支えて、
被災地
の
復興
そして
再生
に
全身全霊
で取り組んでまいりますので、
池口委員長
を始め、
理事
、
委員各位
の
皆様
の御
理解
と御
協力
を何とぞよろしく申し上げます。 さて、
平成
二十四年度
復興庁関係予算
について御
説明
申し上げます。 まず、
復興庁
におきましては、
東日本大震災
からの
復興
を円滑かつ迅速に推進するための
予算
として、総額二兆四百三十三億円を計上しております。 以下、その
主要施策
について御
説明
申し上げます。 第一に、
東日本大震災復興交付金
については、
被災地
の
復興地域づくり
に必要な
事業
を
地域
が
主体
となって
実施
できるよう、
ハード事業
の幅広い
一括化
、
自由度
の高い
資金
の
交付
、
地方負担
の
軽減等
を図り、
被災地
の
復興
を
支援
するために必要な
経費
として、二千八百六十八億円を計上しております。 第二に、
東日本大震災復興調整費
につきましては、
地域
の柔軟な発想に基づく
復興
を
支援
するため、
県単位
の非
公共事業
であって、
復興基本方針
や県の作成する
復興計画等
に位置付けられた
施策
の
実施
を推進するための必要な
経費
として、五十億円を計上しております。 第三に、
福島避難解除等区域生活環境整備事業
については、
福島
の
避難区域等
の
解除
に伴い、住民の速やかな
帰還
を実現するため、
避難解除等区域
の
生活環境整備
を
実施
するために必要な
経費
として、四十二億円を計上しております。 第四に、
復興特区支援利子補給金
については、
復興
の中核となる
事業
の
実施者
が
金融機関
から必要な
資金
を借り入れる場合に、
利子補給金
を支給することにより、
雇用機会
の
創出等
を通じた
地域主体
の
復興
を
支援
するための必要な
経費
として、十一億円を計上しております。 第五に、
復興庁
が、
復興
に関する
行政各部
の
事業
を統括、監理する一環として、
東日本大震災
からの
復興
に関する
事業
に係る
経費
一兆七千四百二十九億円を一括して計上しており、その内訳としては、
公共事業等関係
については、
三陸沿岸道路
の
整備
、
被災地
の
港湾整備
、
河川津波対策等
、
被災地
の
復興地域づくり
に必要な
経費
及び被災した
公共土木施設等
に係る
災害復旧等
に必要な
経費
として四千八百八十一億円、
原子力災害復興関係
については、国による
除染
、高
濃度廃棄物
の
現状把握
及び
処理
・
密閉保管
、
中間処理
に係る
調査
に必要な
経費
として四千五百六十九億円、
災害廃棄物処理事業関係
については、
瓦れき処理事業
の
地方支援
を
実施
するために必要な
経費
として三千四百四十二億円、
災害関連融資関係
については、
被災中小企業
に対する
債務保証
及び
低利融資等
並びに
農林水産業金融支援
に必要な
経費
として一千二百十億円を計上しております。 これらの
復興庁所管予算
は、
復興
に係る国の
資金
の流れの
透明化
や、
復興債
の償還を適切に管理するため、
復興事業
に関する経理を明確にすることを目的とする
東日本大震災復興特別会計
において計上しています。 また、
東日本大震災復興特別会計
においては、
復興庁所管予算
に加え、
全国防災対策費
や
震災復興特別交付税交付金
など一兆七千三百二十一億円を計上しており、
東日本大震災復興特別会計予算
全体では三兆七千七百五十四億円を計上しております。 以上、
平成
二十四年度の
復興庁関係予算
の概要について御
説明
申し上げました。
池口修次
6
○
委員長
(
池口修次
君) 以上で
所信
及び
予算
の
説明
の聴取は終わりました。 この際、
復興
副
大臣
及び
復興大臣政務官
から
発言
を求められておりますので、順次これを許します。
松下復興
副
大臣
。
松下忠洋
7
○副
大臣
(
松下忠洋
君)
復興
副
大臣
の
松下忠洋
であります。
福島
を
中心
とした
原子力災害
からの
復興
及び
再生
に関する
事項
を担当いたしてまいります。
平野大臣
を支えて、政治の力が一刻も早く
被災地
の
方々
のところに届くことができるように力を尽くしてまいります。
池口委員長
を始め、
理事
の
皆さん方
、そして
委員
の
皆さん方
の御
指導
と御
協力
をよろしくお願い申し上げます。 ありがとうございました。
池口修次
8
○
委員長
(
池口修次
君)
中塚復興
副
大臣
。
中塚一宏
9
○副
大臣
(
中塚一宏
君)
東日本大震災事業者再生支援機構
を担当いたします
復興
副
大臣
の
中塚一宏
でございます。
平野大臣
を支えて、被災された多くの
方々
が
復興
に
希望
を持てるように、
被災地
と活力ある
日本
の
再生
に向けまして
全身全霊
で取り組んでまいります。
池口委員長
を始め、
理事
、
委員各位
の
皆様
の御
指導
と御
協力
を心よりお願いを申し上げます。
池口修次
10
○
委員長
(
池口修次
君)
郡復興大臣政務官
。
郡和子
11
○
大臣政務官
(
郡和子
君)
宮城復興局等
を担当いたします
復興大臣政務官
の
郡和子
でございます。
関係
副
大臣
とともに
平野大臣
をお支えしてまいりますので、
池口委員長
を始め、
理事
の
皆様方
、
委員
の
皆様方
の御
指導
、御
協力
、何とぞよろしくお願い申し上げます。
池口修次
12
○
委員長
(
池口修次
君)
吉田復興大臣政務官
。
吉田泉
13
○
大臣政務官
(
吉田泉
君)
福島復興局
及び
茨城事務所
を担当いたします
復興大臣政務官吉田泉
でございます。
関係
副
大臣
とともに
平野大臣
を支えてまいります。
池口委員長
、
理事
、
委員
の
各位
の御
指導
をよろしくお願いいたします。
池口修次
14
○
委員長
(
池口修次
君)
大串復興大臣政務官
。
大串博志
15
○
大臣政務官
(
大串博志
君)
東日本大震災事業者再生支援機構
を担当します
復興大臣政務官
の
大串博志
でございます。 副
大臣
とともに
平野大臣
を支えて頑張ってまいりますので、
池口委員長
を始め、
理事
、
委員
の
各位
の
皆様
の御
協力
をよろしくお願い申し上げます。
池口修次
16
○
委員長
(
池口修次
君) 以上で
発言
は終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。 午後零時五十四分散会