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義家弘介君 つまり、そのために教職調整額で上乗せ分があるわけですよね。つまり、
教育活動をしてもらうために一般の公務員より上乗せた給料をもらっている。
ちなみに、今年二月、これ実は沖縄の
高校の事案であります。二月二十九日に
内閣府から発表された二〇〇九年度の一人当たりの県民
所得、沖縄県、四十七都道府県中、下から二位の二百四万五千円。一九八八年以来二十一年間は最下位でありましたが、今度は下から二番目になった。一方、沖縄県の人事課のホームページで見ると、沖縄の
高校教員の平均給与ですね、四十一歳九か月で、給料三十五万四千二百円、プラス
手当五万一千百十二円、トータル四十万五千三百十二円、ボーナスは給与の四・五か月分、百五十九万一千九百四円、トータルで六百四十五万六千円。これに扶養
手当と住宅
手当と通勤
手当が出る。ちなみに、一般の公務員、教員よりも平均年齢が高くて算出されていますが、一般の公務員の場合は三十六万七千六十六円。
教員の方が一か月当たり三万円ぐらい、平均の年齢が低くても高くなっている。これは、教師の勤務の特殊性を鑑みて上乗せの給与、つまり残業代、時間外に充てるものが上乗せされているということの証明であろうと思いますが。
これ、ただでさえ、県民の平均
所得の三倍以上の給料をもらっている
教育公務員が、私に寄せられた今回の事例というのは、何と
保護者から集めた金でこれを裏
手当として、講座をやったら幾ら、この早朝講座に対しては何千円という形で
保護者から徴収したPTA会費から何と教員それぞれに充てられていたという信じられない実態であります。まさに収賄に該当する、そんな実態であろうと思います。
まず、ちょっと御
説明しますが、沖縄県では、一九八六年のA
高校、これ創立を皮切りに、現在多くの学校で
生徒の学力向上を目的としたゼロ校時が導入されています。
生徒の学力、学力テスト、いつも一番低い。その中で、学力向上をしていこうという必死の努力も一方である。しかし、このゼロ校時は教員が通常の勤務時間より早く出勤するため、何とこの導入から二十三年間、その
高校ではこの
手当を
保護者からの拠出金で賄ってきたという歴史があります。
教員への現金支給基準については、全て教員側に委ねられ、実態がどうなっているのかPTAに学校が開示したこ
ともこれまで二十三年間一度もなく、幾ら、どのような基準でそのPTA会費からお金が払われているのかという基準も全く明文化されていなかったということです。支給は現金を預かっているPTAの会計責任者が学校からの申請に一〇〇%応じる形で先生方に現物支給、そしてお金が出されて判こが押されると。
このA校においてこの問題が問題視されまして、
保護者の求めに応じて先日三月一日に初めて進路
手当一覧表なるものが出されました。前日まではそれは存在していないと学校側は
説明していたんですが、急遽その進路
手当一覧表なるものが学校から提示されました。
その内訳いわく、早朝講座一回やると三千円、それから早朝テスト監督千五百円、補充という教科千円、遅刻指導千円、放課後の授業六十分三千円、九十分四千五百円、夏季講座九十分三千円、小論文個別指導三千円、模試監督千円という形で、PTAの納めた会費から何とそのまま教員に言い値でお金が裏
手当として出ているという事実が
保護者の告発によって私に寄せられたわけです。
今回、その証拠となる学校提出資料や、そしてようやく学校側が公開した収支報告書もこの
決算委員会に出して
国民の
皆さんにこれはおかしいんじゃないですかと示そうとしましたところ、
民主党の理事は、まず、どこの学校なんだ、誰が持ち込んだ、誰が持ち込んだ資料なんだと。この
保護者は自分の
子供を人質に取られているようなものなんですよ。しかし、こういう不正が行われていたら、これは看過できることではない、その思いで、勇気で今具体的な資料を私のところに届けたわけです。それに対して、日教組、まあ日教組王国ですよ、沖縄は。まさに日教組問題でもあるんですよ、この
手当の問題、裏
手当の問題というのはね。主任
手当拠出金事業とほとんど変わらないんですよ、構造が。それにもかかわらず、その資料をこの
決算委員会に証拠資料として出すことは拒むと。誰が出したのか教えろ、どの学校なのか教えろと、そういう形の因縁を付けて組織ぐるみで隠蔽しようとしていると。
具体的にちょっと
お話ししましょう。この学校はどのような形になっているのかというと、教員に支給されているお金ですね、これ、沖縄県の
教育庁の県立学校
教育課に
保護者が問い合わせたら、何とこう言ったらしいですよ。ちゃんと税務署に確定申告していれば問題ない。
平野文部科学大臣、問題ないんですか、これ。PTA会費から教師に、本来、教師の職務である授業を行っただけで一人一回何千円、遅刻指導何千円というふうに出ていることは、ちゃんと税務署に確定申告していれば問題ないんですか。
平野大臣、お答えください。