○舛添要一君 まず、今日の同僚の皆さん方の御質問をお伺いしていて、これは是非
政府に申し上げたいことは、やっぱり危機管理の
失敗であるということは明白だと思います、今回について言うと。そうすると、危機管理の要の役人というのは危機管理監。我々は国権の最高機関です。この場に出てこないという理由はありませんよ。私は予算
委員会でも、あした、この同じことを総理に直接申し上げたいと思いますけれ
ども。じゃ、
田中防衛大臣、何か今、攻めてきたら
防衛出動を下令する、
日本の
自衛隊を動かす最高責任者、あなただってここにいれない、二十四時間
中央指揮所にいないといけないことになりますよ。
ですから、私は、
国民の代表がここに集って、いろんな問題点を
国民の生命と財産を守るために議論しているんですから、これは今日、
外務大臣に申し上げておきますけれ
ども、是非
政府として、そういうことで出てこないということは理由にならないと思います。ですから、私は新型インフルエンザのときに危機管理担当しましたけれ
ども、いろんな問題点がある。だから、是非今回、
失敗したらそれ反省して正していかないと、今後のことがありますから、是非そこはまず、同僚の皆さん方の御質問をお伺いしながら思いましたので、申し上げたいと思います。
それから、まず
外務大臣にお伺いしたいんですけれ
ども、私、今回一番注目していたのは中国の
情報なんです。もちろん、
イージス艦の
レーダー含めて、そういう
情報を取る方法は最新鋭の機器を使ってやるのはありますけれ
ども、このインテリジェンスが非常に弱い。そのために、ヒューマンインテリジェンスというのも一つの大きな柱なんですけれ
ども、中国はやっぱり
北朝鮮の兄貴分というか、相当
情報が入っていると思います。私は、ですからそういう全体的な、総合的な判断をする。
ちょっと具体的に言うと、いつ撃つか、それは気象条件にもよりけりだけれ
ども、金曜日の朝撃ったというのはほぼ中国が見ていたとおりですね。ですから、こういうことの
情報を、中国大使館から
外務大臣あてに毎日公電が山ほど来ているでしょうから、少しちょっと、今、税と社会保障の一体改革や何かで忙しいかもしれないけれ
ども、
外交能力が非常に今、
日本政府は落ちているような気がしてならないんです。是非、先般、予算
委員会で申し上げましたけれ
ども、戦略的互恵
関係って言葉言うのは簡単なんだけれ
ども、まさにこういうところで中国との間の
情報分析、こういう連携を取っていただきたいと思います。
たまたま今度、
安保理について言うと、
議長声明、これは中国側も
日本と足並みをそろえてくれましたけれ
ども、そうじゃない場合もあると思いますので、是非、対中
外交について
玄葉外務大臣の御所見をお伺いしたいと思います。