○猪口邦子君
委員長、ありがとうございます。自民党の猪口邦子でございます。
二十四年度の
沖縄関連
予算に関しまして、本日は、私はさきに趣旨
説明を
伺いました
沖縄関連二法との
関係において、本日、
大臣に主として質問申し上げたいと
思います。
言うまでもなく二十四年度の
予算、この二法と不可分であり、非常に密接に
関係しているところでございます。まず、この二法案につきまして
大臣に、どのような形でこの二法案が整ったのか、その経緯について、
政府側も努力し、そして議会側も必死の努力をいたしました。その経緯について聞いていただきたく
思います。
沖縄二法案につきましては、まず自民党において二〇一〇年から
特別委員会を立ち上げ、川口順子元
外務大臣が
委員長、そして
島尻安伊子先生、本
委員会の
委員でいらっしゃいます、が事務
局長を務める体制の下で、
沖縄のためにというこの一心の気持ちで
方向性をまとめ、また礒崎陽輔先生なども精力的に貢献し、野党広く参加を得て、議員立法で参法として
提出されたものでございます。その後、与野党超党派PTに
議論を付し、
協議の結果、閣法の大幅
修正を経て
衆議院で可決され、本院に付託されたものでございます。
この新沖振法、また改正駐留軍用地返還特別措置法でございますけれども、この
沖縄関連二法案は、まず与野党の
修正委員協議が開かれておりまして、そして野党案を大幅反映させたそのような
政府修正案に大筋合意するという流れ、これを自公で
中心になって積極的につくりまして、そして三月二十一日には与野党六党による
修正協議プロジェクトチーム全体会合が開かれまして、交渉
委員を決めまして、その交渉
委員会議というものが開かれまして、そして与野党最終合意の原型がつくられてきたわけでございます。
軍転法につきましては、自民党など野党が参院に
提出した議員立法を参考に、まず基本理念の追加、特定・大規模跡地面積の区分、これの廃止、それから返還前の立入り申請の国のあっせん義務など、多くの条項で野党
意見、これを
政府は反映可能と
考え、そしてまた
政府側はその対応策を示しました。
また、新沖振法につきましては
修正項目は非常に多く、例えば
一括交付金のソフト
事業分の積立てによる基金の創設や、今御
議論ありました
鉄軌道を含む新たな
交通体系の
調査検討の明記、また重要な数々の配慮規定の
導入など、大方野党案に沿って
修正することで合意し、いずれの法案も残る
部分については附帯決議での対応を
検討するかなというところでございます。
このように、私、今るる
説明申し上げましたが、国会、ねじれの
状況下でも自民党ほか野党各党の良心に基づく積極的な議員立法活動、また
地元の
意見を熱心に聞き取り、専門性を生かして
考えをまとめ、そして与党、
政府もその成果を認め、取り入れ、そして閣法の不足
部分を補うという見識も発揮してくださいまして、こうして本
委員会でその審議と、また関連の
予算について
協議ができるというところでございます。
今、この間の経緯について
説明申し上げましたけれども、
大臣のこの経緯についてのお
考えをまずお
伺いいたします。