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稲津委員 おはようございます。公明党の
稲津久でございます。
通告に従いまして、以下、順次質問をさせていただきます。
きょうは、
豪雪特措法に関してさまざま、確認の意味も含めて、
政府参考人の
方々にも多数お越しをいただきまして、それぞれ順次質問をさせていただきたいと思っています。
まず、先ほど
大臣からも、ことしの冬の
豪雪の
被害状況についての御
報告がありました。昨年の冬の期間も含めて、二年連続して大変な
豪雪に見舞われたという
状況でございます。特に、予算措置をしっかり各
自治体でしていたんですけれ
ども、
新潟県や青森県初め
全国の各
自治体で、もう一月の末の時点で除
排雪等の予算が底をついてしまって補正の予算を組まなければならない、こういう
状況になりました。
私の住んでおります北海道もことしの冬は大変な
豪雪に見舞われまして、とりわけ、岩見沢市、三笠市というところにおきましては、観測史上最高の積雪を記録しました。交通網はほとんどストップしてしまうような
状況でございまして、加えて、除
排雪がほとんど追いつかないということで、自衛隊の出動、
支援をいただいたところでございます。家屋の倒壊、それから、農業用のビニールハウスも数多く倒壊しまして、今後、これらの
被害にどう対処していくのかということが非常に懸念されております。
こうした中で、私
ども公明党におきましても、
現地の視察ですとか、それから、二月に関係
団体からの
要望をいただいて、去る二月八日の日には、
政府に対して
豪雪被害に関する緊急提言をさせていただきました。その後、プロジェクトチームもつくりまして、さまざま
対応してきたところでございます。
それから、この緊急提言を、結果として受ける形というのはちょっと言い方はあれかもしれませんけれ
ども、先ほどの質疑の中にもありましたけれ
ども、
政府としては、
特別交付税の繰り上げということで早速措置をしていただきまして、これは
関係者の
方々も大変ほっと安堵しているという
状況でございまして、ありがたく思っております。
もう一方で、きょうはこれが
一つのテーマになりますけれ
ども、
自治体によっては、
豪雪対策としての
自治体独自のさまざまな
取り組みをしているところが数多くあります。例えば、仙台市などは町内会などが除
排雪の
機械を購入する経費を
補助している、あるいは、北海道の深川市では、町内会が民間業者に除
排雪を委託する場合に、ではここにも一部
補助をつけましょうとか、そういう
取り組みを各地でしております。
私は、こういう背景には何があるかというと、やはり、除
排雪の
対策には、かゆいところに手が届くような、そういった迅速でかつきめ細やかな
対応がなければいけない、また、それぞれの
自治体がその
地域に合った除
排雪対策の事業をしっかり丁寧にやっていくということがあるがゆえに、さまざまな独自の
取り組みがあると思うんです。
そこで、まず
大臣にお伺いしますけれ
ども、こうした
自治体等のバックアップの仕組みをつくって、
自治体等に対して国としてしっかり
支援をしていくということが
豪雪対策の一番根本にあることだと私は思うんですね。したがいまして、
大臣にまず、この
豪雪対策において、国の
自治体支援の
考え方についてお伺いしたいと
思います。