○富田
委員 大臣の方で検討していただいているということで、心強いと思います。
実は、この柏の豊四季台団地は、オリンピックの年、一九六四年に入居が開始されて、総戸数四千六百六十六戸、
建設からもう四十五年たっている。現在、約半数の世帯が六十五歳以上の高齢世帯、三割超が後期高齢者の世帯、高齢化率四一%。高齢化の先進地域だと言われているんですね。そういった意味で、本当に今モデル地域として、
国交省としてもぜひ、UR賃貸住宅、また、まちづくりという意味で、どういう方向性を持っていくべきかということを検討していただきたいというふうに思います。
松村審議官、結構です。どうもありがとうございました。
次に、先ほども出ておりましたが、航空
行政についてお尋ねをします。先ほど
伊東議員の方から地方航空路線についてお尋ねがありましたが、私の方からは、ローコストキャリア、LCCについて何点か質問したいというふうに思います。
国土交通省が、
平成二十二年五月十七日に成長戦略をまとめられました。この中の
最後の方に、戦略の六として、「LCC参入促進による利用者メリット拡大」という大きな項目を立てられていました。
ここで、「
世界の航空輸送市場においては、既にLCCが全体の二〜三割を占める状況となっており、LCCが低価格の選択肢を提供することで、観光や親族訪問等の需要の拡大や利用者メリットの拡充につながっている。」と
指摘されまして、「LCCが低コスト・低運賃を実現できている背景としては、低コストオペレーションが可能な二次空港やLCC専用ターミナルの
使用、空港滞在時間の短縮による高い機材回転率、B737等の小型の単一機材による整備コストの削減、eチケットを中心とする航空券の販売コストの削減、機内サービスの簡素化等、従来型のフル・サービス・エアラインとは全く異なるビジネスモデルによっていることがあげられる。」というふうに
指摘しているんですが、残念ながら、「首都圏空港の容量制約、LCC専用ターミナル等の低コストオペレーションを可能とするインフラの欠如、空港整備に使われる公租公課の存在等から、本格的な参入にはつながっていない。」というふうな
指摘もされています。
先月、ピーチが参入してきて、八三%の搭乗率だったということで、新たなお客さんの層も開拓されたというふうに思うんですが、
国土交通省として、今後、この夏にも成田を基点とするLCCが二つ参入するということも予定されているようです。今どういった支援策を
国交省としては検討されているんでしょうか。