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菅原委員 いずれにしましても、七月の一日から始まった買い取り制度でありまして、再生可能
エネルギーの拡充には大変重要だと思っております。ただし、菅さんと一部の方々が、スタート時点から論議をしてきた経過があります。そういう
意味では、一部の方々が損して得とれのようなことがないように、
国民全体の普及率が高まるように、さまざまな努力が必要ではないか、こういうふうに思っております。
最後になりますが、実は、去る六月の十五日に、自民党として
議員立法を出しました。梶山筆頭
理事や参議院の片山さんとか、私も含めて、資源の
確保の推進に関する
法律案ということで、この春も、いわゆる貿易赤字が悪化して、経常収支の悪化につながって、それが約三兆円近い赤字になって、これがまたどんどん累積になってしまっている現状があります。これは、三・一一以降の
エネルギー事情が変わったゆえに、こういう
状況になっているわけです。
そこで、海外に頼ってきた資源
確保というものを、これからやはり
日本国内できっちりと
確保すべきである。そしてまた、ややもすれば縦割り行政の中で、本来は横串できちっと法や政策を通して前に進めていかなければいけない、こういう
状況があるにもかかわらず、今日に至っている。
そこで、御案内のとおり、
日本の近海に眠るメタンハイドレート、これは約九十四年分埋蔵している。そしてまた、
日本近海に八十兆円ぐらいあると言われる海底熱水鉱床。あるいは、昨年の七月に発見されました太平洋沖の巨大なレアアース鉱床。今まで資源小国
日本と言われてきた、無資源国
日本と言われてきたものが、これからは自分の国で採掘をして、そして
エネルギー源や産業につないでいける、こうした
可能性がだんだん出てきていると思うんですね。
そこで、メタンハイドレートのことでちょっと
お尋ねをしますが、南海トラフの太平洋側に偏っているというふうなこれまでのエネ庁やあるいはJOGMECの見解があったと思うんですが、実は、
日本海側にも大変有効な資源が眠っている。先般も、独立総合
研究所の青山繁晴さん、千春さん御夫妻で、魚群探知機で
日本海側のメタンハイドレートの大変な、
東京のスカイツリーよりも高いくらいのプルームを発見して、大変話題になったわけなんです。わずか三百万の漁船を借りただけでそういうことに成功しているんですが、なかなかこれを国の方で認めてもらっていない、こういう
状況がある。しかし、その一方で、探査船である「ちきゅう」が来年
日本海側を探査する、こういうニュースも入ってきました。
この点、まとめて、メタンハイドレートを
中心とする我が国の資源
確保に関して、
政府として今どういうようなお考えなのか、お聞かせください。