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金森委員 民主党の
金森正でございます。
きょうは
質問の機会をこのような形でいただきまして、大変光栄に思っております。
委員長を初め
関係者の
皆さんに厚くお礼申し上げたいと存じます。
きょうは、テーマになっております諸点に絞って、私の思いも込めて、少しおとなしく
質問をさせていただきますので、よろしくお願い申し上げたいと思っています。
実は、今回テーマになっております諸点につきましては、私の居住県に四つ実は
処理場がございまして、今話題になっている中での十一の中の四つということでございますから、大変問題意識を持たざるを得ないというふうに思っております。しかも、結構歴史が古くなっておりますし問題構造が複雑になっておりまして、今度のこの
改正を契機に、新たなステップへ着実に入っていきたい、入っていかなければ
地域の
皆さんにも申しわけない、そんな思いで実は過ごしておりまして、そんなところに思いを込めて
皆さん方が、きょうは
質問せいとこういうふうにおっしゃっていただいたんだろうと思って、感謝を申し上げるわけでございます。
今の
状況、四つについて、少しかいつまんで申し上げたいと思うんです。
実は、桑名というところに二つございます。それから、私の四日市に二つございますが、いずれも、歴史的に見ますと、一番古いのが昭和四十八年に端を発しておりますし、次に古いのは昭和五十六年、大変年月がたっております。新しいのでは
平成の三年、七年ということでございます。
いずれも、
不法投棄あるいは予想外の量を捨てたということで、しかも、中にはちょっと不穏当なものもまじっている。結果として、いろいろな調査の結果は、下流の
地域に汚水を発生させる、あるいはその危険性が大である、もっと行けば硫化水素が実は出てくるというようなところも含めて、大変大騒ぎになった経過がございます。私も四日市市会に在籍いたしているときに事の発端が一部ございました。
責任を感じながらきたことがあるんですけれ
ども、今もってこの問題が収束をしておりません。大変複雑でございます。
先ほどの
福井先生の話にもありましたけれ
ども、やはり道
のりが非常に長いですね、この取り組みは。ですから、当時の話というのを知る人は少なくなってきている。極めて複雑怪奇にわたっておりまして、どういう形でこれからやっていったらいいかというのは、やはり、それぞれに思いがございます。
しかし、結論は何かといえば、
生活環境ということをどうやはり守っていくか、同時に、そのことは恒久対策をつくらなきゃならない、こういうところに落ちついてまいります。
現実には、一部代執行をやって少し始めたところもあったわけでございますけれ
ども、やはり次から次へと問題構造が浮き彫りになってくる。そういったところで、やはり本格的に恒久対策をやらなきゃならない、そういうところへ問題が行っているというふうに思います。
ですから、今度の
改正というのは大変大きな
意味を持っておりますし、私は、各
自治体の願いもそこにあろうと思いますし、ぜひこれからの十年にかけたい、こういう思いが相当あるのではないかな、このように思っているところでございます。
大臣ちょっと行かれましたので、きょうは副
大臣とじっくり話もしてみたいんです。
全国的にも、大変多くのところに問題があります。先ほ
ども実は田島さんと話をしておったんですが、滋賀県の栗東にもあります。全部顔が違います。歴史も違います。複雑ですけれ
ども、私は、そこのところをやはり読み取りながら、このこれからの十年というものは、相当やはり
環境省も力を発揮して後押しをしていただく、そういうときに来ているのじゃないかなと。
先ほど、線引きはどこだという話が実はありましたけれ
ども、やはり、国も大事、それから機能していただかなきゃならぬ、
自治体も今まで以上に力を込めてやっていかなきゃならない、そこのところは確実に言えると思うんですね。そういう
状況の中でこの問題は今提起いただいています。
どうぞひとつ副
大臣、この辺、総括的に、どういう方向でどういうふうにこれから持っていくのか、まず最初に総合所見をお聞かせいただくとありがたいな、こんなふうに思うんです。よろしくお願いします。