○遠山
委員 大臣、わかりました。
次の
質問にも通底することを一点だけ申し上げると、
大臣としては、グアム移転経費の負担の増減、あるいは現行水準を維持するのかということについては最後の方で、いわゆる戦略的な問題等の
議論をして、双方の主張が並んで、そして
合意事項を
形成していって積み上げた後に経費の話が最後の方で来るんだというお話でしたけれ
ども、報道だけ見ている、特に
沖縄の
地元紙を見ている人たちは、どんどん数字がひとり歩きをして、
外務大臣が思っている以上に、いろいろなことについてこう決まっている、ああ決まっているというふうに思って
大臣の
発言をいろいろ聞いてしまうという面がありますから、もし報道の中でこれは完全な間違いであるとか、完全な誤解であるとか、曲解であるというようなものがありましたら、そこは
外務省としてしっかり強目に言っていただかないと。
外交で秘密
交渉しているから、一々コメントすると、逆に本当のことがばれるので言うのはやめておこうという気持ちも、私も
外務省にいましたからわからないでもないですが、ぜひそこは、大事なポイントについては、きちんと
政府の
立場とか
大臣のお
考えを強い形で明示するということをやっていただきたいと思います。
二問目ですけれ
ども、二問目も、私はたまたま東北にいて、岩手にいたので、岩手日報の記事になっていますが、まさにこういう「
普天間を大規模補修」というタイトルで一面に、岩手で、東北でも載っておりました。
私も先日の予算
委員会で
指摘をさせていただきましたけれ
ども、もちろん民間空港でも軍事目的の空港でも、日常的なメンテナンスは必要なわけでございまして、特に飛行機ですから、滑走路に穴があいていたら落ちるわけでして、ヘリコプターもそうですけれ
ども、ですから、日常的なメンテナンスという
意味での補修が必要だというのは当然のことなんです。だから、一切、
普天間の補修をやるなということを言っているのではないんです。
ただ、大規模な補修工事を特に
日本側の財政負担で行ったときに、ああ、いろいろ表では
関係閣僚の
皆さんは言っているけれ
ども、結局、辺野古にも移設できず、県外、国外にもできず、
普天間がずっとこれから何十年もいってしまうということを実は容認する
立場から大規模な補修をするんだなと受け取られてしまうと、その後の
大臣の御
発言もかなり割り引いて聞かれてしまうところがあるんですね。
ですから、「
普天間を大規模補修」の記事の中ではかなり具体的に、二月二十七、二十八日に
東京で行われた
日米の
審議官級協議でそうなった、そう一致したと断言調で書かれているわけですね。ですから、この事実が本当だったのかどうかも含めて、ちょっと
大臣の御見解をいただきたいと思います。