○森
まさこ君 自民党の森
まさこです。
総理、福島県民は重い荷物を五つも背負って歩いています。地震、津波、原発事故、風評被害、そして会津地方の豪雨災害です。それなのに、
総理が先日の代表質問に対する
答弁で、福島県民に対する慰謝料は既に紛争審査会で決まったと、それだけ言って終わりにしたときには、さすがに私も憤りを
感じ、
抗議をしました。苦しみも悲しみも、癒えるどころかますます強くなっています。それは、除染も賠償も仕事も学校も病院も、何もかも一向に進まないからなんです。
総理、福島県民を見捨てるのですか。福島県民は、全員慰謝料をいただく権利があると思っています。
本日は、その中でも無用の被曝を受けた子供たちの質問をします。(
資料提示)
この質問、毎回質問して今日で四回目ですけれども、
政府は先月も調査中という隠しているとしか思えない
答弁なので、今日は
参考人を連れてきました。
政府が避難指示を出さなかったことにより屋外で被曝した女の子、ここに人形があります、そのお父さんです。御本人も強い被曝を受けています。でも、残念ながら、
参考人の陳述は、本日認められませんでした。子供が被曝した事実を
政府が八か月たっても調査中、
国会の調査
委員会もまだ始まっていない。それなのに、国民の代表であるこの
国会で、取り残されて被曝した本人も陳述が認められない。信頼性ないって、あの場に取り残された、一回目の被曝六百人、二回目の被曝一万人を全員この場に連れてきたら信頼性があるって言うんですか。
本人があそこに座っています。志賀さん、手を挙げてください。志賀則道さんです。
総理、仕事を失って、子供たちを食べさせるために作業員として毎日働いて休みが取れないのに、今日無理して休んで来ていただけました。あそこに座って
総理を見ています。真摯に
答弁をお願いします。
志賀さんの陳述書をお手元に用意してあります。パネル一を御覧ください。
先ほどのパネルは、
政府が三月十二日に作ったSPEEDIの図面でした。これは今
政府のホームページに出ていますね。そのパネルに現在の汚染状況を合わせたものがこのパネル一。まるきり一致しています。
資料の一を御覧ください。真っ赤に染まった部分に人形があります。ここに志賀さんと子供たちがいました。六百人の人たち、二百五十人の子供たちです。
そのときに、避難指示が十キロ以外は出ていませんでしたから屋外にいて、ベント、そして爆発を受けました。あのSPEEDIの画面は、その八時間前には
政府が自分で指示して作らせていたんです。けれど、何の指示もなかった。自分たちで青いルートで逃げました。見てください、真っ赤に染まった高い
地域を何も知らずに移動しているんです。そして、津島支所というところで泊まって、ガソリンもなく、三月十六日の夜までそこにいました。その間に、最初の地点で三月十二日の爆発、第二の地点で三月十四日の爆発を二回受けました。子供たちには沃素剤も配られていません。御存じのように、二十四時間以内に沃素剤を配らなければなりません。赤いルートで
政府現地対策本部が三月十五日には汚染の少ない
地域を通って移動したことが分かっています。
陳述書に書いてあります。子供たちの健康被害が心配です。私たちは、子供のこの健康被害のために、
政府が責任を取って、そして医療措置を施してほしいという法案を作っています。
総理、そのことについてどう
思いますか。(
発言する者あり)
総理です、
総理です。枝野
大臣には復興特で
答弁していただきましたから。
総理にお願いします。
総理に指名しています。